見出し画像

二人展 『間(あわい)』 を終えて

2025年5月30日(金)〜6月1日(日)の3日間、写真家・村田雄平さんとの二人展『間(あわい)』が無事に閉幕いたしました。

仕事仲間や同僚、写真仲間、友人、ご近所の方々、学生さん、SNSを見て訪れてくださった方 ── 日々顔を合わせる方から、20年ぶりに再会した方まで、本当にたくさんの方にご来場いただきました。お忙しいなか、展示のために足を運んでくださった皆さまに、心より御礼申し上げます。

会場のtokioriさんでは、スイカズラの花がギャラリーの入口をやさしく包み込むように咲き、通りすがりの方が思わず足を止めて「この花はなんですか?」と尋ねる様子も何度か。そんな素敵な空間が、写真展に彩りを添えてくれました。

オープン直後から続々とご来場いただき、3日間ほとんど途切れることなく、たくさんの方に写真を見ていただくことができました。結果的に、100名を超える来場がありました。東京・愛知・大阪・静岡・神奈川など遠方からも、飛行機や車で、あるいは泊まりがけで訪れてくださった方がいて、本当に驚きました。


間(あわい)と向き合って

街や風景の中にふと立ち上がる気配や余韻、誰かがいた痕跡 ── そういったものにそっと目を向けながら、今回の展示に向けて作品を選びました。光と影のうつろい、動きと静けさ、人と風景、昔といま。

写真を撮ることは、感情のかけらを拾い集めるような行為だと思います。ふと立ち止まった場所、なぜか忘れられなかった光景。その理由は、あとからそっと見えてくる気がします。見てくださった方の中に、なにか静かに残るものがあれば嬉しいです。

「間(あわい)」というテーマを通して、自分の写真が日常の奥にある静かな感情と向き合っていたことを、あらためて感じる展示となりました。


作品について

今回はA2を2枚、A4を15枚、各17点ずつ出展(パネル貼り)しました。僕は今回「長野県で撮ったもの」に絞りました。その一部をご紹介します。
※善光寺敷地内の写真については、善光寺事務局の許可を得ています。

展示のいちばんの魅力は、やはり生のプリントを見ていただけること、そしてその写真をきっかけに対話が生まれることだと思います。みなさん一枚一枚をじっくりと見つめ、たくさんの感想を寄せてくださいました。そのひとつひとつが、僕にとって大切な財産です。これこそが展示の醍醐味だと実感しています。こうして言葉にしている今も、体の奥がブルブルと震えるような感覚があります。

地元の方が多く見にこられると思ったので長野の写真だけにしたのですが、「あの場所だよね」「ここ、どこですか?」「知っている場所だけどモノクロだと印象ちがいますね」といった会話がたくさん生まれました。鑑賞してくださる方との「間」づくりができたのもうれしかったです。

Xでいただいた感想紹介させていただきます。Instagramの投稿やストーリーズでもたくさんの方が投稿してくださいました。ありがとうございます!


DM、ポスター、図録について

今回、DM、ポスター、図録を制作しました。会場が中央の扉開いて対面で飾るということを活かし、そんな空”間”をグラフィックで表現してみました。

DM
ポスター(Photo : シオカワコウタロウさん

図録は前回と同じく「両A面」仕様です。それぞれ9枚ずつ収めた20ページ構成です。購入いただいた皆さま、ありがとうございました。


善光寺門前フォトウォーク

土曜日の朝8時から、12名で善光寺周辺をフォトウォークしました。前日まで雨予報だったのが、まさかの快晴!「寒くなりそうなので防寒対策を〜」と事前にアナウンスしていたのですが、それがまるっきり裏目に出るというオチ(笑)。

澄んだ空気と光の中で、みなさんと一緒に撮り歩けたことがとても楽しく、嬉しい時間でした。

Photo : yuriさん

さいごに

(前回と)今回の二人展『間(あわい)』が実現したのは、村田さんが声をかけてくださったおかげです。昨年に続き、またご一緒できたこと、本当に嬉しく思っています。村田さんの写真にはいつも刺激を受け、そして深い共感を覚えます。街を歩き、見えないものに目を凝らすその姿勢に、ずっと励まされてきました。共に空間をつくれたこと、そのひとときを共有できたことに、心から感謝しています。ありがとうございました。

それから、長野の人たちとたくさんつながりができたのもめちゃくちゃ嬉しいです。

村田さんさっそくnote書いてくださいました。ぜひご覧ください。

3日間の展示はあっという間に過ぎてしまい、名残惜しさを感じながら搬出作業を終えました。芳名帳をめくりながら、一人ひとりとの会話や笑顔がよみがえってきます。あらためて、ご来場いただいたすべての皆さまに、心より感謝申し上げます。

そして今回、特別に会場をご提供くださったtokioriの本藤さん。細やかな設営のご配慮と、来場者の方々とともにつくってくださった温かな空間があってこそ、今回の素敵な展示が実現しました。本当にありがとうございました。

Photo : 本藤さん
名残惜しいと思えるのが、いいんですよね…。

cover photo : ruricoさん


いいなと思ったら応援しよう!