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服を全部出した日

こんにちは、harapecoです。

私は、ミニマリストではありませんが、あまりものを増やしすぎないように心がけています。

今日は、そのきっかけとなった日について。


ある日、「365日のシンプルライフ」という映画を観ました。

失恋した青年が持ち物をすべて倉庫に預け、一日ひとつずつ取り出して暮らす実験を始める物語です。

「私にとって必要なものって何だろう。」

その問いだけが、不思議と心に残りました。


クローゼットの余白

ちょうどその年は感染症が流行っていて、せっかくの長期休暇を持て余していました。

「これは、やるしかない。」

ある日、本当に全部出してみました。

床いっぱいに広がり、山のように積み上がった服。
狭いクローゼットにこんなにも入っていたのか、と衝撃でした。見覚えのないタグのついたままの服までありました。


好きな服しか買っていないし、無駄なものなんてないと思って過ごしていました。でも、着ていないものや、覚えていないものまである。

持っていること」と「把握していること」の間にはこんなにも距離があった。


残すもの、保留するもの、捨てたり売ったりするもの。収納スペースの一割を空けることを目標に選別します。

一枚ずつ手に取って残していくうちに、不思議と頭の中まで整理されていきました。


選び終えたクローゼットには少し余白ができていました。

服が見渡せるだけで、不思議と心にも風が通ったよう。


どこに、どんなものが仕舞われているか分かる。
それだけのことで心に余裕が生まれました。


遠くのフィンランドの青年の問いかけ。
「私にとって必要なものは何だろう。」

あの日の私は、その答えを探して服を整理していたのかもしれません。

物を減らしたかったわけじゃない。
見通しのいい暮らしが欲しかったんだ。





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