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『美山考』第13章 峠と街道【260503】

南丹市美山町の地域史についての考察
改訂履歴



「美山町誌」で、同町域を取り囲むようにして連なる尾根を越える峠(坂)として、表13-1 に示すものが紹介されている。図13-1 の地理院地図にはそれら峠(坂)と、隣接する地域とつながる主な道路を表記した。

図13-1 美山町域の峠(坂)と主な道

権蔵坂、熊坂峠、棚野坂、横尾峠については、「峠越え 西の鯖街道」やインターネットを参照し、推測されるおおよその位置を示した。各峠には登山道が整備されているようだが、それが古道と同じルートかどうかは確認できていない。

横尾峠については、「京都府北桑田郡誌」では、知坂連嶺から頭巾山に至る嶺筋(頭巾山と堀越峠の間)で、中野峠とされているようである。

表13-1 の大正期の府道・郡道には、古道区間から推測して、「京都府北桑田郡誌」で紹介されている大正11年府道と大正8年郡道の該当すると思われるものを示し、現在の国道・府道については、「ツーリングマップル 2021 関西」を参考にした。

現在の美山町は、南北に縦貫する国道162号と深見トンネル・堀越トンネル、南は府道19号と神楽坂トンネル、西は府道12号、東は府道38号を利用し、比較的容易にアクセスできるが、大正当時は、人が歩き牛馬車が通る狭く急峻な峠越えの道や谷筋の道がほとんどで、東西南北どの方向とも通行に苦労のあった様子がうかがえる。

また、洞峠や鏡坂、海老坂など、現在では廃道になったり、生活道として殆ど利用されなくなった道が、大正当時には人の往来は少ないもののまだ利用されていたことも「京都府北桑田郡誌」から読み取ることができる。

本表を作成する過程で、各トンネルの開通が年代をそう遡ることなく比較的近年だったことに気付くことにもなった。

表13-1 峠と道


今後の考察課題 【260503】

  • 各峠を通る街道ルートとその社会的役割


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