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【#創作大賞感想】隠れた頑張りに元気をもらえ!

本日は亜麻布みゆさんの「人事部付 真田雪乃の議事録」の感想を書かせていただきます。

以前勤めていた会社に人事部付となった同期がいました。「俺、できるんだぜ?」タイプで、同期の飲み会でも強気発言が多かったです。亜麻布みゆさんが描かれている主人公、真田雪乃さんとは全く逆のタイプですね。

彼と真田雪乃さんとの違いはまだ他にもあります。彼は最初、開発部門に配属されていました。最初から「人事部付」ではなく周囲から浮き、気持ちが不安定になり、会社の配慮から「人事部付」になったのです。

同期以外にも、「人事部付」はいました。理由は同期の彼とほぼ同じです。私にとっての「人事部付」はそういうイメージだったので、タイトルに少々ドキリとさせられました。

しかし、真田雪乃さんはプラスの意味での「人事部付」です。自身の印象と異なる、いや真逆の設定に触れ、私は今作にハマりました。

毎朝、同じ時刻に更新されるたびに、小躍りしつつ読む私。創作大賞応募作はハイレベルなものが多く、読むのが楽しみで仕方ないのですが、応募期間が決まっており、全てを追うことが不可能です。今年はnoteとTALESの両方を追わなくてはいけないため、昨年以上にまとめ読みが増えています。

毎朝、1人になると必ずnoteを開ける習慣が出来ているため、亜麻布みゆさんの決まった時間での更新は助かりました。朝のストレッチと共にリアルタイムで各話を追った日々、楽しかったです。

「人事部付 真田雪乃の議事録」は1人の女性の視点で不動産業の内部を描くお仕事小説です。ほとんどの方がお世話になる不動産屋さんの内部がわかるため興味も募ります。

進学や就職、結婚、別れ、あらゆる人生の転機で転居をする際、不動産屋さんにはお世話になります。店舗での相談、ネットでの検索、なんらかの形で関わるはずです。

素人が突然「ここにするわ」「ここに建てるっす」と住居を決めることは不可能じゃないですか。不動産業界の方が仲介や業者を手配し、初めて住む場所、建てる方法は決まるのです。

なのに、文句を言われることが多いですよね?

理想と違う
住んでみたら違った
言いくるめられ高い契約を

とマイナス要素を客にまくしたてられる危険性を常に抱える業種、というのが私のイメージでした。住居という「お値段の張るもの」を扱っているため、文句も発生しやすいのでしょう。世の中が休みの時は繁忙期、全く理不尽な環境です。

そんなマイナスなイメージ強めの不動産業界で頑張る人達を、亜麻布みゆさんは丁寧にすくい取ります。

用語解説の的確さ
登場人物の成長
読者への配慮

計算されつくした文章は、不動産業界のホワイトな部分をくっきりと描いてくれました。人事部付から不動産のことまで、私は正しい道へと導かれたのです。

この作品を読むと、モレスキンのノートが欲しくなりますよ。ぜひご一読を。