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006_【コラム】健康を気にする30/40代へ。なぜあなたの「腸活」は意味がないのか?元研究者が解説 #腸内細菌


正直に言います

私は「腸活」という言葉が嫌いです。



なぜなら、世の中には「これだけでOK!」「一発でスッキリ!」といった、科学的な根拠が乏しく、誇大な表現を使った「腸活」情報が溢れているから、私たちは腸活を軽いもの、お遊びなどと下に見ていたからです。

まるで魔法の食べ物を一つだけ紹介すれば、長年の悩みがすべて解決するかのように語られる。そもそも食生活や生活リズムが乱れている根本原因については触れず、表面的な解決策ばかりが推奨されているように感じます。人は、手間をかけずに手軽に解決できる情報に弱い。その心理を利用した、あまりにも安易な発信が多いことに、私は強い違和感を感じています。


私がこのnoteを続けているのは、そんな安易な情報が溢れているからこそ、本当に意味のある正しい情報を届けたいと願っているからです。


そして、この「根本を無視した表面的な解決策」への違和感は、実は私がnoteで発信している「働く方改革」や「仏教」といった、一見まったく別のテーマとも共通していることに気づきました。

一体どういうことなのか?

このコラムでは、私自身が「腸活」という言葉に抱く違和感の正体と、それを通して本当に伝えたいことについて、じっくりお話ししたいと思います。


「腸活」じゃないとするならなに?

では、私たちはなんと読んでいたのか。腸内細菌、腸内環境、腸内細菌叢(ちょうないさいきんそう)、腸内フローラという名称を、
改善、改良、設計、デザインすると言った言葉を組み合わせて使います。これは人それぞれの好きな言葉で使います。しかし、どれひとつとして腸活を上回る認知度はありません。

私も、呼び方はもう腸活で良いと思います。腸活の中身を改善してやろうと思ってます😊


「目的と手段」が逆転したとき、何が起きるか?

私たちが「腸活」という言葉に違和感を覚えるのは、多くの人が陥りがちな「目的と手段の逆転」がそこにあるからです。たとえば、皆さんがテストでいい点を取ろうとするときを想像してみてください。

本当の目的は、その科目の内容を理解することですよね。そして、その手段として、毎日コツコツ勉強したり、苦手なところを復習したりします。そうすれば、テストで良い点が取れるのはもちろん、その知識が一生ものになります。

でも、「テストでいい点を取ること」だけが目的になってしまうとどうでしょう?

一夜漬けで、先生が「出しそう」と言った問題だけを丸暗記したり、答えをカンニングしたりするかもしれません。その場はしのげても、根本的な理解は深まらないので、応用問題は解けませんし、次のテストでもまた同じように苦労します。

これは、家を建てる時も同じです。

素敵な家に住むという目的のために、まずは土台となる基礎工事をしっかりと行い、柱を建て、頑丈な骨組みを作ります。そうすれば、その上にどんなに素敵なインテリアを並べても、何十年も安心して暮らせます。

でも、「早く素敵な家に住むこと」だけが目的になってしまうと、基礎工事や骨組みをないがしろにして、見た目だけの流行りの家具を並べるかもしれません。一見きれいに見えても、住んでから雨漏りや家の歪みといった問題が起きてしまいます。


腸活も、働く方改革も、仏教も、すべては同じ

私がこれまでnoteで発信してきた「働く方改革」や「仏教」も、この「目的と手段の逆転」という共通の苦しみを抱えていると気づきました。

働く方改革
組織のコミュニケーションの問題も、新しいツールやマニュアルといったいわゆる「流行りの家具」だけで解決しようとすることがよくあります。でも本当に必要なのは、社員一人ひとりの声を聞き、信頼関係を築くという「地道な基礎工事」なんです。

腸活
特定の「魔法の腸活フード」を摂ることが目的になってはいませんか?それは家でいう「流行りの家具」を置くのと同じです。あなたの腸内環境は、あなたがこれまで食べてきたものや、ストレス、睡眠時間など、たくさんの要素が複雑に絡み合ってできています。(今後の記事で説明していきます)だからこそ、その複雑な現場に向き合い、あなた自身の食生活や生活習慣という「基礎工事」を地道に行うことが何よりも大切なのです。

仏教
同じような悩みを抱えていたとしても、お釈迦さんの説法は一人一人カスタムされたものでした。熱が出たAさんには、「身体を温めよ」と言い、同じく熱が出たBさんには「身体を冷やせ」とおっしゃった。それはAさんとBさんの違いにあった。今では風邪はウイルス性なのか細菌性なのかで対処が違います。体の反応が違いますから。
お釈迦さんの人々それぞれに教えを説いたことは「対機説法」と呼ばれています。これは、相手の状況や悩み/苦しみに合わせて、その人に合った答えを説くというものです。つまり、誰にでも当てはまる一律の答えは存在しないということを教えてくれています。


簡単で一律な答えに飛びつきたくなる気持ちは、痛いほど分かります。でも、本当に大切なのは、地道に自分自身と向き合い、根本から解決策を探していくこと。あなたの腸も、あなたの体も、そしてあなたの心も、あなたの働き方も、誰かが与えてくれる魔法ではなく、あなたが向き合うことでしか、本当の解決にはたどり着けないのです。


なぜ、私は「腸活」にこだわるのか?

私があえて「腸活」という言葉を使い、このコラムを書いているのには、強い危機感があるからです。

それは、根拠のない「一発解決」や、小手先の「魔法のフード」といった情報が蔓延することで、本当に正しい情報が埋もれてしまい、「腸活なんて意味がない」「まるで占いのようだ」と見なされてしまうことです。

考えてみてください。食生活や生活習慣が乱れているという根本的な原因を解決せずに、流行りのサプリメントや特定の食品だけを摂ったとしても、体調が改善しないどころか、人によっては悪化してしまうことさえあります。にもかかわらず、その原因を追求せず、結果が出ないのは「やり方が悪いから」と、また別の安易な解決策を探し始める。この負のループこそが、多くの人の健康を遠ざけていると私は感じています。


小手先の解決策では、根本的な苦しみは解決しない!

これは、私のnoteで発信している「働く方改革」にも通じることです。上司との関係がうまくいかないからといって、いきなり「コミュニケーション術」の本を読むだけでは、本当に伝えたいことは伝わりません。まず、自分自身の考えや相手への理解を深めるという、根本的な部分と向き合うことが必要です。

改善するべきは習慣なのです。何かのツールではなく、何かのスーパーフードではなく、そのツールを活用し続けるという習慣が、あなたを蝕む停滞,悪癖から、初めて変化させます。

だからこそ、私は発信者として、安易な解決策に流されず、読者の皆さんが自分自身の体と心に、そして日々の習慣に、真剣に向き合うきっかけを作りたいのです。

そして、これからも科学的根拠に基づいた、本当に意味のある情報だけを、丁寧に届け続けていきたいと考えています。


働く現場との共通項

HASエンジニア@40代後半奮闘中さんのこちらの記事では、
人生の稼働率について触れられております。
品質管理で重要な観点を働く人へ応用する、まさに働く方改革記事だとおもいました!

  • MTBF(故障せずに動く期間)をいかに長くするか

  • MTTR(修理にかかる時間)をいかに短くするか

私の働く方改革noteでは、MTBFを重視し、特に中間管理職の日々の困りごと(苦しみ)の解消を目指して活動しています。

また、腸活はMTTRの身体的メンテナンスを行っているのだと思います。そして、仏教はMTTRの精神的メンテナンスを行っています。


ただ、人は「何に困っているのか?」、「何を解決したらよいのか?」
その問題を可視化できればすでに解決に向かっていると、誰か偉い人が言っていました。

何に困っているのかわからない、でもなんだかモヤモヤする。。。
そんな人は、一度メンバーシップ「龍相寺のんびり堂」でゆっくりしてみませんか?メンバーシップLite版(¥200/月)もあと3名分席があります。個々の有料記事を購入するよりもお得だと思います。


腸活とは、自分自身と向き合う旅

ここまでお読みいただき、本当にありがとうございます。

私が「腸活」という言葉に感じていた違和感から始まったこのコラムですが、その根底には、安易な解決策に頼るのではなく、一人ひとりが自分の体や心に真剣に向き合うことの大切さを伝えたいという想いがあります。

私たちが「腸活」と呼んでいる活動は、特定の食品を食べることや、流行りのサプリを試すことではありません。そうではなく、自分の腸内環境がどうなっているのか、何を食べ、どんな生活をしているのか、という根本に意識を向けることこそが「本当の腸活」です。

あなたの身体も、あなたのも、働き方も、誰かが与えてくれる魔法ではなく、あなたが向き合った分だけ変わっていきます。これまでnoteで発信してきた「プレバイオティクス」や「短鎖脂肪酸」といった知識は、その旅をサポートするための道しるべです。

このコラムが、皆さんが日々の食生活や、自身の健康に対する見方を変える、ささやかなきっかけになれば幸いです。

これからも私は、安易な解決策に頼らず、根本を大切にする情報を発信し続けます。あなたの「思ったようにいかない」という苦しみを、一緒に乗り越える手助けができれば、これほど嬉しいことはありません。



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