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AIを使った在宅ワーク術|発達障害児育児中でも仕事が進む理由


〜限られた時間で成果を出す工夫〜

「今日こそ仕事を進めるぞ」と思った朝に限って、子どもが「学校行きたくない」と泣き出す。やっとパソコンを開いたと思ったら、学校から電話。気づけば夕方で、今日も仕事はほとんど進んでいない……。

こんな毎日を送っている方、いらっしゃいませんか?

私は元特別支援学校の教員で、退職後は不登校のASD娘と、ADHD傾向のある小2息子を育てながら在宅で働いています。発達障害児育児と在宅ワークの両立は、正直「無理ゲー」だと思っていました。まとまった作業時間なんて、1日に30分取れたら奇跡。それでも今、私はなんとか在宅ワークで収入を得られています。

その理由はたった一つ。AIを「もう一人の自分」として使い倒しているからです。

この記事では、発達障害児育児中の私が実際にやっているAI活用の在宅ワーク術を、リアルなタイムスケジュールも含めて具体的にご紹介します。「これなら私にもできそう」と、在宅ワークへのハードルが下がったら嬉しいです。



発達障害児育児中の在宅ワークが「進まない」本当の理由

まず、私たちの仕事が進まない理由を整理させてください。これ、意外と「時間がないから」だけじゃないんです。

私が痛感しているのは、次の3つです。

1. 時間が「細切れ」にしかない 不登校の娘は日中ずっと家にいます。「ママ、ちょっと来て」は1日に何十回も。私の作業時間は平均すると「15分×数回」という細切れ状態でした。

2. 中断のたびに集中力がリセットされる 人間の脳は、一度中断された作業に再び集中するまでに20分以上かかると言われています。15分しか作業時間がないのに、再集中に20分かかる。これでは進むはずがありませんよね。

3. 「考える体力」が育児で消耗している 発達障害児育児は、常に子どもの感覚過敏やパニックの予兆にアンテナを張り続ける生活です。夕方には脳がへとへとで、文章を考える力なんて残っていない。私はこれが一番大きかったと感じています。

つまり課題は「時間を増やすこと」ではなく、「細切れ時間でも進む仕事のやり方に変えること」だったんです。
そこで出会ったのがAIでした。

AI活用術①:文章の下書きは「ぜんぶ」AIに任せる

在宅ワークの多くは、何かしらの文章を書く仕事です。ライティング、メール返信、資料作成、SNS投稿……。私はこの「下書き」を全部AIに任せることにしました。

やり方はシンプルです。


  1. スマホの音声入力で、伝えたいことをブツブツと話す(3分)

  2. その文字起こしをAIに渡して「この内容を◯◯向けの文章に整えて」と頼む(1分)

  3. 出てきた下書きを、自分の言葉に直す(10分)

ポイントは、ゼロから書かないこと。白紙に向かって文章を考えるのは、脳の体力をごっそり持っていかれます。でも「直す」作業なら、疲れた夕方の脳でもできるんですよね。

私の場合、3,000文字の記事を書くのに以前は3〜4時間かかっていましたが、この方法で実働60〜90分まで短縮できました。体感では作業時間が3分の1です。

「AIの文章って機械っぽくない?」と思われるかもしれません。たしかにそのまま出すと味気ないです。だからこそ最後の「自分の言葉に直す10分」が大事。ここに自分のエピソードや感情を足すだけで、ちゃんと「自分の文章」になりますよ。

⚠️ ひとつ大切なお断りを この方法は、私が自分のnote記事やSNS投稿など、自分自身のコンテンツ制作に使っているやり方です。クライアントから受注するライティング案件やWeb記事の執筆には、「AIツール使用禁止」を規約で定めているものも多くあります。クライアントワークでAIを使う場合は、必ず事前に契約書やガイドラインを確認してください。ルールを守ったうえで、自分の生産性を上げる工夫をすることが大前提です。

AI活用術②:頭の中の「ごちゃごちゃ」をAIに整理してもらう

発達障害児育児中のママの頭の中って、常にタスクでパンパンじゃないですか?

「学校に提出する書類、今週締切だっけ」「スクールカウンセラーに連絡しなきゃ」「あ、仕事の納期も近い」「夕飯どうしよう」……。

私はADHD傾向もあって、この「頭の中の渋滞」で仕事に取りかかれないことが多々ありました。
そこで始めたのが、朝イチでAIに頭の中を全部吐き出す習慣です。

朝、コーヒーを淹れながらスマホに向かって、気になっていることを思いつくまま音声入力します。順番も整理もしません。そしてAIにこう頼みます。

「この中から、今日やるべきことを3つだけ選んで。残りは『今日はやらないことリスト』にして」

これだけで、頭の中がスーッと軽くなるんです。特に効いているのは「今日はやらないことリスト」のほう。「やらなくていい」と明文化されると、罪悪感なく目の前のことに集中できます。

教員時代、子どもたちに「見通しが立つと安心して動ける」と支援していた私が、自分自身の見通しをAIに立ててもらっているのは、ちょっと面白い巡り合わせだなと感じています。

AI活用術③:リサーチと情報収集は「ながら」でAIに

在宅ワークで意外と時間を食うのが、リサーチや情報収集です。検索して、記事を開いて、読んで、また検索して……これ、まとまった時間と集中力が必要な作業ですよね。

私はこれをAIへの「質問」に置き換えました。

たとえば仕事で必要な調べものがあったら、洗濯物を干しながら音声でAIに質問します。「◯◯について、初心者向けに要点を5つにまとめて」と頼めば、数十秒で概要がつかめます。もちろんAIの回答は間違うこともあるので、大事な数字や事実は後で元の情報源を確認しますが、「全体像をつかむ」段階はAIで十分なんです。

この「ながらリサーチ」のおかげで、貴重な机に向かえる15分を「調べる時間」ではなく「書く時間」「作る時間」に使えるようになりました。

細切れ時間しかない私たちにとって、机に向かう時間は本当に貴重です。だからこそ、机がなくてもできる作業は全部「ながら時間」に追い出す。これが私の在宅ワーク術の核になっています。

15分のスキマ時間で成果を出す3つの工夫

AIを使っても、結局作業するのは細切れの15分。この15分を最大限に活かすために、私がやっている工夫を3つご紹介しますね。

工夫1:中断前に「次の一手」をAIにメモさせる 「ママー!」と呼ばれて中断するとき、AIとのチャットに「ここまでやった。次は◯◯から」と一言残します。再開時にそれを読めば、20分かかっていた再集中が2〜3分で済むようになりました。

工夫2:仕事を「15分サイズ」に刻んでもらう 「この仕事を15分でできる作業に分解して」とAIに頼みます。「記事を書く」だと手が止まりますが、「見出しを3つ決める」なら15分でできる。タスクのサイズを時間に合わせるのがコツです。

工夫3:完璧の基準をAIと共有する 私は、つい100点を目指して時間をかけすぎる癖がありました。今は「70点でいいから一旦最後まで」とAIに宣言してから作業します。不思議なもので、言葉にすると本当に手放せるんです。

この3つを回すようになってから、細切れ時間が「何もできない時間」から「ちゃんと積み上がる時間」に変わりました。

わが家のリアルな1日タイムスケジュール

「実際どんな1日なの?」と気になる方のために、ある平日のリアルをお見せします。


  • 6:00 起床。すでに息子は5時から起きていて、リビングはしっちゃかめっちゃか。でも、片付けに時間を使ったりしない!息子が制作やテレビに夢中になって居るここ「ゴールデンタイム」コーヒーを入れつつ、一番頭を使う作業をここに

  • 7:00 息子の登校準備バトル。ADHD君は朝の切り替えが本当に大変で……忘れ物チェックも大切!

  • 8:30 息子を送り出し、娘とゆっくり朝ごはん(夫は息子と一緒に朝食をとります)

  • 9:30 娘がタブレット学習している横で15分×2セット作業

  • 12:00 娘と夫と昼食。午後は娘の調子次第で予定が総崩れすることも

  • 14:00 調子が良ければ作業、ダメなら娘と過ごす(ここで無理しないのが大事)

  • 15:00 息子帰宅(放デイの日は18:00)。ここから子ども就寝まで仕事は諦めます

  • 21:00 子どもたち就寝後、余力があれば軽い作業だけ。夜の娯楽の時間も大切に、無理はしない

正直に言うと、合計の作業時間は1日2〜3時間程度です。それでもAIを使う前の「5時間かけて成果ゼロ」だった頃より、確実に前に進んでいます。

大事なのは、「できない日があって当たり前」を前提にスケジュールを組むこと。発達障害児育児は予測不能ですから、予定どおりにいかない日を「失敗」とカウントしない設計が必要だと思ってます。

それでも、AIに任せないと決めていること

ここまでAI活用をおすすめしてきましたが、逆に私が「AIに任せない」と決めていることもお伝えしておきます。

それは、自分の気持ちと、子どもに関する最終判断です。

文章の下書きはAIに任せても、記事に込める想いや体験談は私自身のもの。そして娘の不登校についてどう対応するか、息子の支援をどうするかといった判断は、どれだけ便利でもAIに委ねません。AIは情報を整理してくれる優秀な相棒ですが、わが子を一番知っているのは親である私ですから。

この線引きをしてから、AIへの罪悪感のようなものが消えました。
「楽をしている」のではなく、「私にしかできないことに力を残すために、それ以外を任せている」。そう考えられるようになったんです。

在宅ワークも育児も、全部自分で抱える必要はありません。手放せるものは手放していい。これは教員時代には言えなかった、当事者になった今だからこそ言える本音です。

おわりに|AIがくれたのは「時間」より「心の余裕」でした

最後に、この記事の要点をまとめます。

  • 発達障害児育児中の仕事の課題は「時間がない」ではなく「細切れ時間で進む仕組みがない」こと

  • 文章の下書き・頭の整理・リサーチはAIに任せて、机の15分は「自分にしかできない作業」に使う

  • 中断前のメモ、15分サイズへの分解、70点宣言で細切れ時間は積み上がる

  • 「できない日があって当たり前」の設計と、AIに任せない領域の線引きが続けるコツ

AIを使い始めて一番変わったのは、実は仕事の効率より「心の余裕」でした。
仕事が少しでも進むと、子どもに笑顔で向き合える。その余裕が、結果的に娘や息子の安定にもつながっている気がしています。

今日からできる1ステップとして、まずは寝る前の3分、スマホの音声入力で「今頭の中でぐるぐるしていること」をAIに話してみてください。それだけで明日の朝が少し軽くなりますよ。

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