本日(2023年7月10日)実施された買現先オペについて

本日(2023年7月10日)、日銀が久しぶりに日銀が買い現先オペをうって、盛り上がっているということでした。買い現先オペは下記の通り、以前私が説明しているので、こちらを参考にしてください。

現先オペに関するメモ|服部孝洋(東京大学) (note.com)

基本的に私が前回書いたメモと同じパターンが起きていると理解しています。下記の図表がGCレポレートの推移ですが、6月は-10bpsくらいで推移していた中、上昇傾向にあることがわかります。今回は早めに積み期の対応が終わってしまい、資金の出し手が少なかったなどが考えられます。

前回のnoteでも記載したことですが、日銀は、政策的な観点で、短期金利を-10bpsに誘導するインセンティブを有しており、2021年12月のように積み期間によるテクニカルな要因で短期金融市場が逼迫した場合、日銀は資金を供給することで、GCレポレートを下げるということを行います。今回の買い現先も同じように整理できるとおもいます。

ちなみに、下記がオペの結果ですが、-10bps周辺で決まっていることがわかります(このオペでは下限は-10bpに、オペの参加者は低い金利で調達したいと考えます。もし金利が高ければより落札できる可能性があるので、その点の駆け引きがあるオペだと考えてください)。T+0の人は欲しい分がほぼとれており、効果があった買い現先オペだったと解釈されるとおもいます(T+1については5兆円の応募に対して2兆円しか取れていないのでその点に注意)。

落札結果 (7月10日<月>) (boj.or.jp)

ちなみに、積み期そのものについては、私が下記で説明しているのでこちらを参考にしてください。必要に応じてアップデイトします。
日銀当座預金と積み期間に関するメモ|服部孝洋(東京大学) (note.com)

後日加筆:ちなみに、上述のとおり、T+1については5兆円の応募に対して2兆円しかとれていなかったので、翌日、買い現先オペがうたれるのでは、という予測もありましたが、翌日は買い現先オペは打たれませんでした。

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