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アメリカのホテルでモーニング・サービスを頼んだときに、One Circle の謎が解けた

11月は、乳幼児突然死症候群(SIDS)対策強化月間です。

SIDSは、何の予兆や既往歴もないまま乳幼児に突然の死をもたらす疾患です。

乳児の死亡原因の上位を占めていることから、その発症の低減を図るための対策が強く求められています。

私が厚生省児童家庭局母子保健課にいたときに一緒に仕事をしていた医系技官がいました。

新潟大学の小児科医で、人事交流で厚生省に来ていました。

アメリカ留学中には、ロッキー山紅斑熱という有名なリケッチア症に罹ったエピソードを持っていました。

このドクターが乳幼児突然死症候群で亡くなった赤ちゃんの家庭のデータを解析して、突然死と関連が深いものが3つあることをつきとめました。

うつぶせ寝、人工乳、保護者のたばこ喫煙です。

平成11年度から、11月を乳幼児突然死症候群対策強化月間と定めて、キャンペーンを行うことになりました。

乳幼児突然死症候群は、12月以降の冬期に発症する傾向があることから、冬が来る前の11月に設定したのです。

キャンペーンの中身は次の3つです。

① 1歳になるまでは、寝かせるときはあおむけに寝かせる
② できるだけ母乳で育てる
③ 保護者のたばこをやめる

特に大事なのは、うつぶせ寝ではなくあおむけに寝かせることです。

ある寝具会社が、うつぶせ寝キャンペーンを展開していました。

会社の役員が育児雑誌に登場して
「日本人の頭の形が欧米人と違って悪いのは、赤ちゃんをあおむけに寝かせるからだ。欧米人はうつぶせに寝せるから頭の形がいい。私は世界に通用する日本人の頭をつくりたい」
ということを語っていたのです。

英国の公衆衛生のテキストを調べたところ、乳幼児の突然死を防ぐために、英国政府は、Back to Sleep campaign (あおむけ寝キャンペーン)をやっているとあったので、この話は怪しいと思いました。

SIDS対策強化月間のキャンペーンは今も続いていますが、寝具会社の頭の形を良くするためのうつぶせ寝キャンペーンは、今は無くなっているようで、安心しました。

日本人の頭の形が悪いという話は消え去った模様です。

恥ずかしながら、背中のことを英語ではbackと言うことを学習しました。

Back to Sleep という文字を見て、「後ろで寝る」キャンペーンとはなんじゃらほい?

最初理解できなかったことを覚えています。

同じようなエピソードを紹介します。

初めてアメリカに行ったときに、ホテルのモーニング・サービスとやらを頼んでみることにしました。

オーダーの紙にあった、卵、ベーコン、パン、サラダ、ミルク、コーヒーとかの英語はわかるのですが、One Circle の意味がわかりませんでした。

one は辞書を引いても「1」の意味ですし、
circleは「円」です。

モーニング・サービスの料金は1円という意味じゃろうか?

そもそも動詞がないちゃけど、どげんすればいいっちゃろうか?


宮崎弁でしばらく考えていたら、突然に頭に降りてきました!

「選んで○で囲め」と言っちょるっちゃが!

私は、ボールペンでパンとコーヒーのところを○で囲み、ドアノブにつるしました。

翌朝、黒人のドアボーイがやってきて、パンとコーヒーを持ってきました。

正解でした!

このとき、スーパートランプというグループの Breakfast in America と言う曲が頭の中をこだましました。

高校時代に流行った曲です。

名曲なので、おすすめです。

ただ、コーヒーはドブ水のようにまずかったです(涙)。

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