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地域医療を担うメディカル・バトル・ファイターを養成しなければならない

富山市で開催された
日本地域医療学会学術集会に出席しました。

宮崎県立延岡病院地域医療科の
松田俊太郎先生、
宮崎大学医学部地域医療・総合診療医学講座
の伊東芳郎教授、
宮崎県庁福祉保健部医療政策課の
井上涼二主幹が作成した

「将来推計人口・患者調査・病床機能報告から検討した医師少数区域の地域医療について」

がポスターセッションで発表されておりました。

結論は二つ。

①一般に公開されているデータを使って、
将来の人口動態と医療需要を
大まかに推測することで、
将来必要な医療体制を予測
することができる。

②限られた医療資源を有効に利用するためには、具体的かつわかりやすい検討結果に基づいて、
行政も巻き込んだ調整が必要である。

これからの医療体制を考えるには、
まず人口と医療ニーズを把握することが大事です。

そして行政を巻き込んだ
プロレスの技のような太鼓の乱れ打ちも必要。

日本の中でも医師が極めて多い地域である
宮崎東諸県医療圏に、
医師をこれまで以上に
配置することは合理的ではありません。

こうした理由から、宮崎大学医学部地域枠は、
医師少数地域における医療をになってもらう医師を養成
するために、設けられました。

しかし、6年間の学生時代に
大学のある宮崎市から離れた医師少数地域で
頑張っている魅力的な医師に
触れる機会があまりない

ということに気がつきました。

初めて出席した日本地域医療学会は、
医学部の学生が出席して
自由に発言をしておりました。

基調講演をされた病院長に、
医学生が普通に手を上げて質問をしていることに衝撃を受けました。

「こらーっ学生! このお方を誰だと心得る?
先の天下の……」という前に、

宮崎県の医学生も出席するべきではないか!

そういう気がしました。

壇上に出てきて講演する先生方は、
例外なく魅力的でパワフルでした。

いわば歴戦の勇士たち。
声も大きく、堂々としておりました。

ケツの尻の青い医学生ごときの質問は、
「元気ですかーっ?」
の張り手ひとつで終了しました。

すいません。全て昭和の表現です。

プロレスに例えると、
「プロレス・スーパー列伝」でした。

ジャイアント馬場、
アントニオ猪木、
天龍源一郎、
長州力、
キラーカーン
ラッシャー木村、
タイガーマスク、
ザ・グレート・カブキ……。


かなり偏りがありますが……。

ちなみに、ザ・グレート・カブキは、
宮崎県出身の高千穂明久さんです。

高千穂出身ではなく、延岡市の出身。

歌舞伎風のメイクで、
礼儀正しい足袋を履き、
ヌンチャクを振り回して、
相手に、エクソシストのような毒霧を
噴きかけたりしました。

地域医療という戦いの大海原で、
病(やまい)という敵と戦うファイター。


準備不足を病は待ちません。
プライマリケアはいつも初舞台。

四角いリングで
プロレスアナーキー(無政府主義者)たちが、
おりなす力と技の風車が回る……。

梅沢富美男さんの夢芝居や
古舘伊知郎さんのリング中継や
仮面ライターV3の主題歌もまじって、
もはやなんだか分からなくなりました。

結論としては、
地域医療を担うメディカル・バトル・ファイター(MBF)
を養成しないといけません。


初代文部省局長の相良治安は、
医師の名称を「護健師」に変えようとして
失脚
しました。

お上に頼ってはダメです。

医師は自らの意志で虎の穴のドアを叩き、
地域医療に覚醒して、
メディカル・バトル・ファイターとなるのです。

地域医療は
医療の一部ではなく地域の一部である。


これは、地域医療のメッカの
佐久総合病院の清水茂文先生の言葉です。

三重県立一志病院長の四方哲先生は、
地域医療をこのように定義しました。

地域医療とは、
単に地域で医療サービスを
提供することではなく、
保健・医療・福祉の連携の中で
医療を行うことである。


むむむむ。いずれも深い! 
沼にはまって抜け出せない。

こうした「地域医療」は、
大学の中では決して教えることができません。

「人新生」の時代となった現代では、
災害は毎年のように起こっているので、

「保健・医療・福祉・防災の中で医療を行うことである」

と言い換えてもいいでしょう。

プロレスはキャラが全てです。

昔は、
火を噴く怪人ザ・シーク
吸血鬼ブラッシー
など、ものすごいレスラーがゴロゴロいました。

地域医療は、
保健・医療・福祉・防災の
四角いジャングルの中で織りなす医療。

そのような地域で
メディカル・バトルをするためには、
4つの分野で、
キャラ立ちするドクターが求められます。

4つの分野とは、予防、治療、介護、災害医療

アントニオ猪木の必殺技に例えると、
延髄斬り
卍固め
コブラツイスト
ジャーマン・スープレックス・ホールド


うーん。ちょっと違う気もする。

「虎の穴」とは、日本地域医療学会です。

学会には、そうした4つの分野でキャラ立ちしたドクターが勢揃いしており、
プロレスを見ているような錯覚がしました。学会の関係者の方々、恐縮です。褒めています。

ぜひ、医学生時代に
そうしたプロレス観戦、
いや学会参加を経験してもらうと、
地域医療のメディカル・バトル・ファイター
として、魂に火が付くような気がします。

かくなる上は、私も入会して
賢者のように教えを説くキャラになりたいです。
すいません。無理を承知で言っております。入れてください。

さて、久しぶりの富山では、
桜木町のバー「仏蘭西屋」に行きました。

麗しいママさんから、
漫画家の藤子不二雄Aさんの貴重なサイン
を見せていただき、感動しました!

地域医療については、プロレスよりも、
四方先生の本が大変参考になります。

赤ひげ大賞を受賞された福井県の中村伸一先生の本からは、プロレス好きなことと地域医療は関係があるのではないかと、考えさせられました!

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