ななつ星に乗らず妄想するだけで涙が出るのは、老人性涙腺崩壊症である
JR九州の会長をされていた唐池恒二さんの「ななつ星への道」(PHP)を読みました。
JR九州の誇る豪華列車「ななつ星」を創設した社長さんです。
私は、まだななつ星に乗ったことはありませんが、延岡駅に停まっている姿を見たことがあります。
なかなか素敵な車両でした。
車両は30億円だそうです。
いつか乗ってみたいですが、なんと料金は3泊4日で一人125万円から。
しかも、春と秋に半年分の予約を申し込む必要があり、申し込み多数の場合は抽選で決定されるシステム。
いっさいのコネは通じないそうです。
こんな高価格に設定されていますが、人気は高く世界にも広がっています。
当初は、こんな豪華列車は売れないと予想されていましたが、全く逆の結果となりました。
世界の王監督からも申し込みがありましたが、抽選で決めますと返事をしたところ、ご納得いただいたそうです。
その訳は、王監督はドラフトの「抽選」になれていたからだそうです。
料理や料理に使う器も超一流とのこと。
しかし、ミシュランの5つ星には、選考委員の趣味に合わなかったようで、星をもらえませんでした。
落ち込んでいたら、「我々はななつ星を目指しているのだから、5つ星はいらない」と盛り上がったようです。

「ななつ星の七ヶ条」があります。
第一条(安全)
私たち”ななつ星”は、お客さまに安全と安心をお届けします。
第二条(時間)
私たち”ななつ星”は、お客さまの心が豊かになる時間を提供します。
第三条(空間)
私たち”ななつ星”は、清潔で美しく、心地よい空間をつくります。
第四条(気づきと気配り)
私たち”ななつ星”は、お客さまへの気づきと気配りを大切にします。
第五条(緊張感とスピード)
私たち”ななつ星”は、緊張感をもって迅速機敏に行動します。
第六条(誠実)
私たち”ななつ星”は、明るく楽しく誠実にお客さまの旅のお手伝いをします。
第七条(地域を元気に)
私たち”ななつ星”は、お客さまと地域と私たち自身を元気にします。
安全ファーストで、「地域」を元気にするところが、素敵だと思います。

ななつ星に乗車した客は、3泊4日の旅で何度か涙ぐむそうです。
最初の涙は、1日目ななつ星が博多駅を出発するとき。
ホームから100人以上の人が手を振って見送るときに、皆涙を流すとのこと。

そういえば、青森県での勤務を終えて、東京に戻るときに青森県庁・むつ保健所のひとたちが送別会をやってくれました。
青森駅から出発する寝台列車を見送りに来た職員の皆さんが手を振るのを見て、涙が止まりませんでした。
八戸駅くらいまで泣いていたような気がします。
JR九州の日豊線だと宮崎駅から延岡駅に相当します。
電車と駅と別れは、なんとなく涙を誘います。
昭和歌謡やフォークソングにはそんな歌がたくさんありました。
もし私がななつ星に乗って、宮崎県入りしたら泣くような気がします。
さらに、宮崎県と別れるときにも涙がでそう。
ううう。
乗ってもおらず、妄想するだけで涙が出るのは、老人性涙腺崩壊症です。
昨日、宮崎市で開催されている「マッカーサーと現代日本の歩み」展に行きました。
マッカーサー元帥は五つ星でした!

