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日本人は個性がないと言われるが、トルネード投法、振り子打法、二刀流と個性あふれる輸出品を提供する日本に大リーグファンは感心を抱いている

今年は桜がきれいでした。

高千穂も椎葉も桜が満開で、久々に故郷で満開の桜を見ることができました。

高千穂で、スポーツライターの二宮清純さんの講演を聴きました。

主催者は、高千穂のアマテラス鉄道の社長で、作家の高山文彦先生です。

高千穂で、宮崎県の食品衛生協会の大会があり、基調講演をされました。

高山先生は、高千穂出身で、西臼杵の食品衛生協会の会長の知り合いということで、講演をすることになりました。

講演される高山文彦先生

高山先生は、ハンセン病の患者と作家の川端康成との交流を描いた「火花ー北条民雄の生涯」で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞しています。

また、笹川財団の笹川陽平のハンセン病の制圧を記録した「宿命の戦記」も書いており、ハンセン病と関係の深い作家です。

高山先生とは、県の食品衛生協会の大会の打ち上げのときに、一緒に食事をしながら話をしました。

そうしたご縁で、高山先生が編集長をされている雑誌「かなたのひと」(6号と7号)に書かせていただきました。

「かなたのひと」は創刊された2019年以降、毎年1冊出版されており、これまで7号まででています。

かなたのひと

二宮清純さんの話は、目から鱗でした!

米国の大リーグにいった日本人はたくさんいますが、なかでも凄いのは次の三人です。

野茂投手、イチロー選手、大谷選手です。

野茂選手が大リーグに行った時期は、オーナーと選手会が対立して200日以上にわたるストライキがありました。

野球ファンは、金儲けのオーナーと選手に嫌気がさして、大リーグ離れが起きていました。

そんな中、トルネード投法で三振をバッタバッタと取っていく野茂投手を一目見ようと、大リーグの球場にファンが帰ってきたそうです。

あんな変な投げ方をする投手は、世界でただ一人しかいませんでした。

ファンは野球の面白さを、日本からきた東洋人に教えられたそうです。

野茂投手のおかげで、大リーグは復活しました。

イチロー選手が、大リーグに行った時期は、大リーグのバッターは、ホームランを打つことだけしか考えていませんでした。

70本打ったサミーソーサとかいましたが、それはステロイド剤の力を借りてのことでした。

大リーグではステロイドは禁止されていなかったので、皆、ステロイドで筋肉増強させて、ホームランを打って終わり、という大味の野球をしていました。

そんな中にイチロー選手は、振り子打法という変則な打ち方で、打って、走って、投げる、野球の原点のような姿にファンは驚きました。

野球って、ホームラン打つだけじゃないよね、とイチローを見に、野球ファンが球場に訪れました。

大リーグファンは野球の面白さを、またしても日本からきた東洋人に教えられました。

最後に大谷翔平選手です。

大リーグに二刀流で登場しました。

投手でホームランバッターは、ベイブルース以来100年ぶりのことです。

2年連続MVP。
50ホームラン&50盗塁を達成しました。

大リーグファンは、投げて打てる野球の面白さを、また日本人から教えられたのです。

「二刀流は通用しない」と、当初、プロ野球の専門家たちは全否定しました。

野村監督は、「プロを舐めるな!」と最初は言っていましたが、大谷選手の活躍を見て、「ワシがまちがっとった」と謝罪しました。

日本人はよく個性がないと言われることが多いですが、そんなことはありません。

トルネード投法、振り子打法、二刀流、と個性あふれる輸出品を提供する日本を、アメリカの大リーグのファンたちは、どうしたらそのようなユニークな選手が日本から生まれるのか、大いに感心を抱いているとのことでした。

講演される二宮清純さん

ここから先は、講演の内容ではありません。

野茂投手とイチロー選手の変則的なフォームがいじられなかったのは、仰木彬監督がいたからです。

野茂投手が入団したときの近鉄バファローズの監督は仰木さんで、コーチにフォーム修正をするなと命令しています。

また、イチロー選手は、土井監督からバッティングフォームを変えろと言われて、従わなかったので二軍でくすぶっていました。

仰木監督に代わってから、1軍に抜擢され、名前も鈴木からイチローに変えて、大活躍をしました。

仰木監督が西鉄ライオンズの選手だった時代に、椎葉村の私の実家の旅館に1か月ほど宿泊して、訓練をしたことがあります。

昭和37年のシーズンオフで、私はまだ生まれる前のことで母のお腹の中におりました。

仰木監督は運転免許を持っていなかったので、奥さまが運転して福岡から椎葉村までやってきました。

そのときの貴重な写真が椎葉村に残っています。

4月に出版された「かなたのひと」の7号にそのことを書きました。

ジャイアンツの川上監督と藤田監督が奉納した祠

講演の後に、二宮清純さんが懇親会に来られて、話をしました。

明日は、岩戸神社に行くと言っていましたので、ぜひ、近くの八大龍王水神社まで足を伸ばしてみてくださいと言いました。

巨人の川上哲治監督と藤田元司監督が奉納した祠が並んでおり、野球関係者には絶対に受ける神社です。

高千穂で開催された県の食品衛生協会の大会のおかげで、いろんなご縁をいただき、感謝申し上げます。

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