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米国のテスラ車の空調システムには対化学兵器モードがあり、テロリストを仮想敵に設定している

「稼ぐ言葉の法則」は、面白いです。著者の神田昌典さんと衣田順一さんは、なかなか深いです。

ビジネスにおいては仮想敵を想定することで、会社が際立ってくると指摘しています。

しかし、ライバル社を敵視することは時代遅れだとしています。

商品とは全く関係のない商品を”仮想敵”に設置する方法を紹介しています。

その例として、韓国のコスメブランドが、「専門家に任せていた毛穴ケアを自宅でも」と打ち出したことを紹介しています。

これは、決して同業他社の商品とは比較していない。

ライバルを高級エステに設定することでお値打ち感も出るとしています。

その他の例として、糖度の高い甘酒を売るときに、完熟マンゴーや高級スイーツをライバルに見立てたケースもあります。

このように比較対象をライバル商品から想定外のものに変えるだけで、価格競争からも逃れることができます。

米国のテスラ車の空調システムには、対化学兵器モードがあるそうです。

その説明として、創業者のイーロン・マスク氏は、「化学兵器で攻撃された際にも、大丈夫」と、テロリストを仮想敵に設定しているのです。

貧す人は、同業他社を仮想敵とみなします。

稼ぐ人は、自社商品とまったく異なる商品と面白く比較しながら、環境破壊、人種差別、貧困問題、エネルギー問題といった社会問題を仮想敵とします。

そしてライバル社すらも、共同戦線に巻き込んでいくのです。

誰もが味方ににならざるをえない「共通の敵」を探す。

これを見出すことができれば、事業に使命感が生じ、より広い市場に飛躍することができます。

イーロン・マスクもそうですが、「稼ぐ言葉」の著者の神田昌典さんと衣田順一さんは、なかなか深いです。

実は、昭和16年12月16日に完成した戦艦大和には、対毒ガス戦用にも対応しています。

戦艦大和の艦内の区画には、その広狭、構造、使用上の重要度に応じて、気密、濾過通風、炭酸ガス吸収、酸素放出等の施設を置いて外気と遮断し、毒ガスの重要区画への侵入を防ぐようになっていました。

また、毒ガスが艦内に侵入した場合、すみやかに艦外に排除するために、艦内の要所に大型の排気通風機が備えてありました。

艦内通信装置のひとつである伝声管は、中に雲母板の仕切りがあり、毒ガスの侵入に備えてありました。

戦艦大和の副長をされていた野村次郎さんの「慟哭の海 戦艦大和死闘の記録」(中公文庫)にあります。

テスラ車と戦艦大和は、同じ発想だったと思うとなんかほっこりしますねー。しないか。

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