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「感謝されない医師」になってみませんか?宮崎県庁でお待ちしています。

公衆衛生医師とは「感謝されない医師」である

臨床医と公衆衛生医師との違いは、医師の「ホームグランド」の医療機関で働くのか、「完全アウェー」の地域で働くのかというところに根本的な違いがあります。

公衆衛生医師の活動は、健康教育や疫学調査や活動制限などの行政行為です。

大規模災害や感染症のパンデミックが発生したときは、通常の地域の医療提供体制よりも圧倒的に大きい医療ニーズが生じます。

こうした状況に対応するためには、医療機関の外の地域で働く公衆衛生医が必須です。

AIに聞いた、"公衆衛生医師"とは?

「公衆衛生医師とは?」と今はやりのAIに聞いてみました。その答えが以下の文章です。

公衆衛生医師とは、病院で病気の患者さんを診るのではなく、地域住民全体の健康を衛るための行政的な仕事に携わる医師のことです。

「行政医師」や「保健所等医師」とも呼ばれます。

主な働く場所が、臨床医は病院、診療所(クリニック)であるのに対し、公衆衛生医師は、保健所、都道府県庁、市役所、地方衛生研究所などです。

対象は、臨床医は個々の患者を対象としていますが、公衆衛生医師は地域全体の住民、特定の集団、システムを対象としています。

主な役割は、臨床医が病気の診断と治療であるのに対して、公衆衛生医師は、疾病の予防、健康維持、システム・制度の構築、健康危機管理を担当しています。

雇用形態は、臨床医が医療機関の職員、開業医が雇用主であるのに対して、公衆衛生医師は地方公務員(専門職)であることが多いとされています。
公衆衛生医師の具体的な仕事内容としては、次の三つを挙げています

1.健康危機管理・感染症対策

地域住民の生命と安全を衛るため、医学的知識と行政的な視点を組み合わせて対応します。

感染症対策においては、新型コロナウイルスのような感染症が発生した際の疫学調査(どこで、どう広まったか)、感染症拡大防止策の立案と実行、予防接種の指導などを行います。

健康危機管理対応では、食中毒、自然災害、大規模事故などが発生した際の医療支援体制の構築や、公衆衛生上の被害拡大を防ぐための指示などを行います。

2.健康づくり・疾病予防

地域全体の健康レベルを向上させるための政策や施策を企画・実行します。

生活習慣病対策では、がん検診や特定健診の推進、食育や運動習慣に関する啓発活動などを行います。

難病・精神保健福祉対策では、難病患者への支援策の企画、心の健康づくりや自殺対策、精神障害を持つ方々への支援などを行い、母子保健対策では、妊産婦や乳幼児の健康診査、子育て支援策への医学的助言などを実施します。

3.政策立案とシステムの整備

地域医療の質を維持・向上させるための行政的な業務を担います。

地域医療提供体制の整備では、地域医療計画の策定、救急医療体制の構築、医師・看護師など医療人材の確保などを実施します。

医事・薬事では、病院や診療所、薬局などへの立入検査、指導、許認可に関する医学的判断を行います。

公衆衛生医師は、臨床医のように直接患者を治療する代わりに、「地域」という大きなフィールド全体を対象として、仕組みやルール、システムを作ることで、多くの人々の健康と安全を衛るという、非常にやりがいのある役割を担っています。

実際の公衆衛生医師としての意見

ご理解いただけたでしょうか?

AIの「公衆衛生医師とは?」の答えは、ほぼパーフェクトであると感じていますが、実際に働いている公衆衛生医師としては、「よそゆき顔」の説明のような気がしています。

臨床医と公衆衛生医師との違いは、医師の「ホームグランド」の医療機関で働くのか、「完全アウェー」の地域で働くのかというところに根本的な違いがあります。

医療機関の中では、患者さんは臨床医のいうことを聞きますが、地域で生活している住民は、基本的に健康で、多忙なので医師のいうことになかなか耳を傾けてくれません。

医療機関の中での臨床医の活動は、病気の診断や治療という医療行為ですが、地域での公衆衛生医師の活動は、健康教育や疫学調査や活動制限などの行政行為です。

医療行為は臨床医の判断でできますが、行政行為を行うためには法律や条例による根拠が必要であり、予算執行には議会の承認が必要となります。

また、複数の自治体や医師会などの専門団体の協力を得て進めることが多くあります。

そのため県会議員や市町村の職員、医師会員などに説明して理解を得るプロセスが重要になります。

医療行為は明白な効果があり、治療を受ける本人にとってメリットが感じられますが、行政行為の効果は不明瞭で、物議をかもすことがよくあります。

こうした結果、臨床医はヒーローとなり、役人の公衆衛生医師はヒール(悪役)になることがあります。

公衆衛生医師を目指す人へ

大規模災害や感染症のパンデミックが発生したときは、通常の地域の医療提供体制よりも圧倒的に大きい医療ニーズが生じます。

こうした状況に対応するためには、医療機関の外の地域で働く公衆衛生医が必須です。

危機をのりきるためにもあえてヒール役として働くことも多く、危機が収束した後も感謝されることはほぼありません。

大型クルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号の船内で起こった新型コロナウイルス感染症の集団発生に対処するためのDMATが行った実際の活動をモデルにした映画『フロントライン』では、厚労省医系技官の役を松阪桃李さんが演じていました。

霞ヶ関から来たヒール役の官僚として描かれていましたが、後に現場が動きやすいレジリエンスな法令解釈をしてDMATの活動を支援します。

事態が収束して厚労省に復帰するときに主人公の小栗旬さんから、「偉くなれよ」と言われるシーンがあります。

松阪さんは、このシーンが好きだと語っています。

実際に現場で活動した医系技官たちにインタビューして役柄を造った松坂さんは、心は公衆衛生医師になっていたのだと思います。

皆さんも「感謝されない医師」になってみませんか?
宮崎県庁でお待ちしています。

宮崎県の公衆衛生医師募集のホームページが完成しました。
興味のある方は、ぜひ覗いてみてください。


https://www.pref.miyazaki.lg.jp/documents/100708/100708_20250714172954-1.pdf

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