ぺこぱさんの漫才「優しいツッコミ」は社会を変える
否定は、簡単にできる。
難しいのは、肯定すること。
これはビジネス書をたくさん出している中谷彰宏さんの本に書いてありました。
例えば、安い商品のだめなところを見つけるのは、誰でもできます。
安い商品のいいところを見つけることができるのは、観察力のある人です。
本質にたどりつかないと、肯定することはできません。
この文章を読んで、なるほどと思いました。
マスコミの論調は、「日本はダメだ」「失われた三十年だ」「厚労省はだめだ」とかとにかく否定しかしません。
調べなくても書くことができるのは否定論です。
よくよく調べて見ると、日本の中の全てがダメなわけではなく、例えばサッカーは世界と戦えるほど成長しています。
大谷選手の二刀流は、最初は全否定でしたが、今は、野球の本場のアメリカ大リーグで二刀流を貫いています。

漫才では、これまでボケとツッコミがいて、ボケにダメだしするのが主流でした。
これに真っ向から対抗したのが、ぺコパさんです。
ぺこぱさんの漫才は、「優しいツッコミ」と言われています。
2019年のM-1グランプリでファイナリストになったときに、私は初めて見ました。
タクシーに衝突されて「どこ見て運転してんだよ! って言えてる時点で無事で良かった」とツッコミ、
もう一度衝突されると「いや二回も! ぶつかるってことは、俺が車道側に立っていたのかもしれない」とツッコミを入れます。
タクシー運転手が急に眠り出したときでも「いや休息は! 取ろう、働き方を変えていこう」とツッコンだ後に、
また居眠りされたことに対して「さっき取った! 休憩は短かった。そうだろう? 日本人は真面目で勤勉だけど、休憩を取らなさすぎた。だから他の先進国に比べて労働生産性が低いんじゃないのか」
とツッコんでいます。
誰もがイラッとしてしまいそうなシチュエーションに対して、見方を変えることでポジティブな一面を引き出しています。
こういった物の見方ができるようになれば、それはオリジナリティです。
この文章は、国分峰樹先生の「替えがきかない人材になるための専門性の身につけ方」にありました。

私がM-1を見て、感動したのは、サンドイッチマンさんとぺこぱさんです。
今も色あせずに、生き残って活躍しているのは、「本質」にたどりついているからでしょう。
サンドイッチマンさんは、東日本大震災の被害地に今も寄付を続けています。
さらに、病院をめぐって入院患者を励ます番組を続けています。
みんなが否定をせずに、優しくツッコミをいれるような世界になれば、もっと良くなる気がします。
テレビのコメンテーターや新聞の論調が、行政を全否定するのは、観察力がないからだと思えてしまいます。

否定は簡単にできます。
難しいのは肯定することです。
肯定するためには観察力が必要です。
否定するばかりの人は、観察力がない人だと思って、対処するのがいいでしょう。
ということで、ハベレオ通信を否定するのではなく、いいところを探していただければ幸いです。
観察力を磨くための練習にもなりますよ。
なんてね。
