鹿児島弁は県外の人には分からない特殊言語であり「運命をひらく生き方ノート 約三十年、稲森和夫氏のもとで学んだこと」にしか書かれていないことがある
京セラの創始者の稲森和夫さんは、「美しい心」が一番好きだと言っております。
美しい心とは、常に善きことを思い、善きことをなそうとする心です。
美しい心には国境はなく、年齢・性別・人種などにかかわらず、万人に共通のものだと教えておりました。
時代が変わろうとも美しい心は、世界共通であり、誰もが目指すべき姿だと言っております。
美しい心を持つためには、心に栄養を与えることが必要だとしております。
心の栄養というのは読書だから、いい本を読まなければならない。人間性を高めるためには毎日読書を続けることも必要だといっております。
一流の芸術は、人を目覚めさせ、人の精神力を高め、心を浄化させる力を持っている。
心が病気にならないように、策略や嫉妬が渦巻くような世界からは、身を遠ざけなければならないと、忠告もしています。

稲森さんの理想の姿の一つに、「和顔愛語」を挙げています。
どんなにつらいときでも美しい心があれば、穏やかに相手を慈しむような笑顔で話しを危機、語り掛けることもできます。
稲森さん自身、「和顔愛語」の人でした。
和顔愛語の姿にあこがれ、稲森さんの周りにはいつも多くの人が集まっていました。
稲森さんは、「美しい心と思いやりに満ち、謙虚で感謝を忘れず、素直な心を持って努力を重ねる、そんな善きことを思い、善きことに努める人の運命が開けていくというのは、私の信念です」というメッセージを残しています。
心を磨いて美しくするために必要な6つの精進です。
1 誰にも負けない努力をする
2 謙虚にして驕らず
3 反省のある毎日を送る
4 生きていることに感謝する
5 善行、利他行を積む
6 感情的な悩みをしない
読書をしたり、芸術を見たり聴いたりすることは大事ですね。

今年大ヒットした映画「国宝」は、本当に自分に「美しい心」を与えてくれた映画だと思いました。
今年宮崎県立博物館で見た「ダリ展」では、ハベレオ(蛾・蝶)がたくさん描かれており、引き込まれました。
そして、今年一番の本は、「運命をひらく生き方ノート 約三十年、稲森和夫氏のもとで学んだこと」だと感じました。
筆者の太田嘉仁さんは、京セラで稲森和夫さんの特任秘書をつとめ、稲森さんの発した言葉を60冊のノートに記しました。
その話を聞いた致知出版社の社長さんから、「貴重な記録なので、そこから印象に残る稲森さんの言葉を抜き出して、書籍としてまとめてみたらどうか?」と勧められたことがきっかけとなってできた本です。
稲森和夫さんの本は、日本国内だけでなく、世界中で読み継がれています。
全世界累計発行部数は、2500万部を超えているそうです。
累計500万部超の世界的ベストセラーの「生き方 人間として一番大切なこと」をはじめ、「心。人生を意のままにする力」、「京セラフィロソフィ」、「働き方 なぜ働くのか、いかに働くのか」などがあります。
そんな中で、「お前はメモ帳のようなものだ。便利だから同席させているんだ」と言われた筆者が書いた本です。
しかも鹿児島市薬師町出身で、稲森さんと同じ町内です。
筆者は書いていませんが、お二人は鹿児島弁で話したと思います。
鹿児島弁は、県外の人には分からない特殊言語です。ですから、この本にしか書かれていないことがあると思います。
ということでお勧めします。
稲森和夫さんは、経営者というよりは、宗教家、思想家、哲学者という感じです。
哲学は大事ですね。
