今年下半期の目標は、めいつ美々鰺、みやざき金ふぐ、門川金鱧の三つの宮崎ブランド魚を完食することである
少し前までは、魚は天然が高級で、養殖魚は価値が落ちると考えられてきました。
魚のブランドは、これまでは地名であることが当たり前でした。
有名なところでは、「大間まぐろ」「明石鯛」「関サバ」「城下カレイ」などです。
宮崎の例をGeminiに聞いたところ、日南市の目井津港に水揚げされる「めいつ美々鰺」、都農町や川南町の「みやざき金ふぐ」、門川町の「門川金鱧(はも)」などがあるとのこと。
いずれも、食べたことはありません……。
県庁の近くにあるフランス料理屋のシェフが、門川金鱧を使った料理を考えたいと言っておりました。
恐縮です。
門川町で鱧が獲れるとは知りませんでした。
ちなみに、シェフは、お隣りの延岡市出身です。

最近は、養殖魚がブランド化されるケースが増えているそうです。
そのきっかけになったのが、「近大マグロ」です。
近畿大学水産研究所がおよそ30年の歳月をかけて開発した養殖マグロの名前です。
大学とマグロを組み合わせたネーミングが秀逸で、これにより養殖魚のイメージが変わったとされています。
この他にインパクトがあるのは、「お嬢サバ」だと、川上徹也さんは著書「ストーリーブランディング100の法則」(日本能率協会マネジメントセンター)で述べております。
鳥取県で養殖される真サバのブランド名です。
正式名称は、「鳥取生まれの箱入り娘 お嬢サバ」。
地下水をくみ上げ、すべて陸上で稚魚から完全養殖で育てることでサバの最大の弱点である寄生虫の心配がなく、生で食べられるのが特徴です。
つまり「アニサキス・フリー」を実現した究極のサバで、決してサバを読んでおりません。
ただのダジャレだけではなく、大切に育てられているというストーリーが込められたネーミングであることが重要とのことでした。
これが例えば「鳥取養殖サバ」という名前では、その「価値」は全く伝わりません。
ただし、よくない(おいしくない)商品は論外だと川上さんは、言っております。
いくら名前を変えて売れたとしても、二度とリピートしてもらえません。
でも、せっかくいい商品なのに、名前にインバクトがないために売れないのはもったいない。
そんな場合は、名前を再考してみることで、その価値をわかってもらえる可能性が生まれるとのこと。
商品の名前を変ると、ストーリーが生まれてくるかもしれません。

野球選手の例では、イチローでしょう。
本名の鈴木一朗だと、埋没していたと思います。
オリックスの仰木彬監督は、ファームでくすぶっていた振り子打法の変則バッターを一軍に抜擢して、イチローで売り出しました。
結果は、日本球界で大ヒットして、アメリカ大リーグにまで進出し、ベースボールを変えました。
当時のメジャーリーグではホームラン・バッターしか価値がありませんでしたが、イチローの登場で、アメリカ人のファンは、投げる、打つ、走るという野球の面白さを再確認したのです。

2026年の折り返し地点となりました。
下半期 の目標は、めいつ美々鰺、みやざき金ふぐ、門川金鱧の三つの宮崎ブランド魚を完食し、「三完王」になることにしようかしら。
