芹洋子さんの「坊がつる賛歌」は、大分県民は皆知っているご当地ソングであり、宮崎県の「フェニックス・ハネムーン」に相当する
MRTラジオで、朝7時25分からやっている「武田鉄矢の朝の三枚おろし」で、春の七草が紹介されていました。
武田鉄矢さんは、
「若い頃は、春の七草は、なんかうさぎの餌のような気がしていたけど、この歳になって食べるといいよねー。春を感じるねー」
としみじみ語っておりました。
春の七草は、1月7日の人日の節句に七草かゆを食べて、邪気を払い、一年の無病息災と五穀豊穣を祈ることにあります。
その春の七草のラインナップは、以下のとおりです。
一番 せり 邪気を払う力がある
二番 なずな 身を守る、健康を保つ
三番 ごぎょう 魔除けや厄払いに役に立つ
四番 はこべら 家族の絆を強める
五番 ほとけのざ 幸運や長寿をもたらす
六番 すずな(かぶ) 根強い生命力を象徴し、健康や成長を願う
七番 すずしろ(大根) 純粋や清らかさを表し、心身の浄化を象徴する
健康、長寿、生命力、心身浄化など、
これはまさに公衆衛生的な食べ物!
うさぎの餌にするとバチが当たります。
いや、うさぎが長生きするかも……。
宮崎日日新聞にも報道されていましたが、椎葉村では、30年前から春の七草を栽培して、県内をはじめ関東や関西などに出荷しています。
椎葉村出身者ながら、3年前に帰ってくるまで知りませんでした。
宮崎市内のアミュプラザ宮崎の山館1階のスーパーに、椎葉産の春の七草パックが売っていてびっくりしました。
裏側に生産者の名前が書いてありました。
私の中学校の同級生もパック詰めをしたと言っておりましたが、違ってました。

一方、秋の七草は、食べるのではなく見るために設けられています。
桔梗やススキもあるので、賢明な皆様はさすがに食べないと思いますが、一応注意しておきます。
さて、春の七草の一番バッターの「せり」といえば、芹(せり)洋子さんという歌手がいます。
芹洋子さんの「四季の唄」は、有名です。
春を愛する人は 心清き人
すみれの花のような
ぼくの友だち
秋を愛する人は 心深き人
愛を語る ハイネのような
ぼくの恋人
母の葬式のときに、式の最後にエレクトーン演奏をするので、曲を選んで欲しいと言われました。
そのときに私が選んだのが、芹洋子さんの歌でした。
「四季の唄」もありましたが、「坊がつる賛歌」という曲にしました。
高校生のときに、宮崎市の西村楽器店で母が買ったレコードにあった曲でした。
生意気だった私は、
ハゲ坊主か、
タンチョウ鶴かなにかの民謡だ
と思っておりました。
大学のときに、ワンゲル部から大分県の久住連山の登山に誘われてはじめて「坊がつる賛歌」を聴きました。
「坊がつる」というのは、
ハゲや鶴やクレーンではなく地名でした。

人みな花に 酔うときも
残雪恋し 山に入り
涙を流す 山男
雪解の水に 春を知る
ミヤマキリシマ 咲き誇り
山くれないに 大船の
峰を仰ぎて 山男
花の情を 知る者ぞ
四面山なる 坊がつる
夏はキャンプの 火を囲み
夜空を仰ぐ 山男
無我を悟るに この時ぞ
出湯の窓に 夜霧来て
せせらぎに寝る 山宿に
一夜を憩う 山男
星を仰ぎて 明日を待つ
ちなみにこの歌は、大分県民は、皆知っているご当地ソングです。
宮崎県の「フェニックス・ハネムーン」に相当します。
宮崎に帰ってきた翌年の1月に、母は亡くなりました。
臨終を告げたのが、椎葉村立国保病院の自治医大出身の医師でした。
母の好きだった歌で見送ることができて、よかったと思っています。
坊がつるはおすすめです。
季節は、歌にあるようにミヤマキリシマが咲き誇る5月が一番いいかも。
