世界には教育を受けた落伍者があふれている。信念と継続だけが全能である
マクドナルドハンバーガーの創始者は、マクドナルトさんかと思っていたら違っておりました。
創始者は、レイ・クロックというアメリカ人です。
自伝が出ており、強烈で、是非、ご一読してもらいたい本です。
解説の執筆者は超豪華で、ユニクロの柳井正さんとソフトバンクの孫正義さんが書いております。
本の名前は、「成功はゴミ箱の中に レイ・クロック自伝 世界一、億万長者を生んだ男ーマクドナルド創業者」(プレジデント社)です。
1954年、52歳だったレイ・クロックは、ミルクセーキ用のミキサーを売るために全米を旅していました。
そんな彼が、ロサンゼルス東部のサンバーナーディノで出会ったのが、マクドナルド兄弟のハンバーガー・レストランでした。
清潔な店内、シンプルなメニュー構成、標準化された調理手順、セルフサービスによる効率化などに感心したクロックは、チェーン化したいという望みをいだきます。
それが始まりでした。
クロックは、営業権を購入して、マクドナルドを大きくするために事業に取り組み、現在のような全世界的チェーンを作り上げました。
52歳からの遅いスタートでしたが、大きな成功を収めることができました。
ユニクロの柳さんは、故郷の山口に戻って父親がつくった衣料品店で働いていたときに、レイ・クロックと彼の仕事のやりかたを知ります。
マクドナルドのチェーン化戦略を研究して、現在のユニクロを作り上げています。

私が高校生の頃には、まだ宮崎にはマクドナルドは出店していませんでした。
ロッテリアのハンバーガーを食べながら、いつか本物のマクドナルドを食べてみたいと思っておりました。(失礼ですね。ロッテリアさんすいません)
北九州市で浪人したときに、初めてマクドナルドを買って、感動しました。
上達してハンバーガーではなく、フィレオ・フィッシュをオーダーしたときに、ふふふ、都会の人間になっちゃったぜ、と勘違いしたものでした。

厚生省の母子保健課に勤めたときに、「マクドナルド・ハウス」というものがあると知りました。
フィラデルフィアにあるマクドナルドのフランチャイズパートナーが、地元のフットボールチームとともに、フィラデルフィア小児病院に入院中の子と親のために「第二の家」のような建物を造り、ドナルド・マクドナルド・ハウスと名前を付けました。
小児病院の近くに設けられた、病気と闘う子どもとその家族のための滞在施設です。
利用料は1晩で5ドル(1000円くらい)と低額で、経済的な負担が少ないようになっています。
利用者は、入院している子どもの親です。
自分たちで調理し、洗濯をし、病院の面会時間の許す限り、病気の子どもに付き添えることができるようにしました。
レイ・クロックは、マクドナルドでの収益から、マクドナルド・ハウスを全米の小児病院の近くに整備するなど病気の子どもの治療の支援のための基金をつくって慈善活動で還元していたのです。
当時の病院の小児科に入院している子どもの親は、子どものベッドの脇の床に寝ていて子どもの世話をすることが普通にありました。
アメリカは進んでいると思いました。
しかも民間で、このような施設をつくるのかと感心しました。
厚生労働省医政局にいたときに、国立成育医療センターの近接するマクドナルド・ハウスを見学したことがあります。
日本には12カ所あるとのことでした。
九州では、福岡市立こども病院の近くにあります。

レイ・クロックの言葉には、感動します。
やり遂げろ ー この世界で継続ほど価値のあるものはない。
才能は違う ー 才能があっても失敗している人はたくさんいる。
天才も違う ー 恵まれなかった天才はことわざになるほどこの世にいる。
教育も違う ー 世界には教育を受けた落伍者があふれている。
信念と継続だけが全能である。
正直、ハンバーガーにこれほどすごい歴史があったとは、思いませんでした!
日光猿軍団のように反省しております。
