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ふぐを安全に食べられる国となっている日本は、世界の公衆衛生の最高到達点にある

宮崎県で2010年以来15年ぶりにふぐによる食中毒が発生しました。

自宅で家族がさばいたふぐの肝臓を食べて食中毒を起こして入院しました。

ふぐは家族が釣ってきたもので、午後7時半ころに肝臓のみを食べました。

午後8時ころに両手がしびれはじめ、宮崎市内の病院に救急車搬送されました。

資格がない人がふぐを調理することは大変危険です。

宮崎県福祉保健部は、釣ったふぐは持ち帰らず、家庭で調理したり、人にあげたりするのは絶対に止めて、と広報をしています。

ふぐの毒は、塩もみ、水にさらす、加熱などの調理では、無(弱)毒化されることはありません。

食後20分から3時間程度の短時間でしびれや麻痺症状が現れます。

麻痺症状は、口唇から四肢、全身へと広がり、重症の場合には呼吸困難で死亡することがあります。

初めは口唇、舌の先がしびれ、次に四肢の末端がしびれてきます。

続いて、頭痛、嘔吐を催し、歩行や発声が困難になります。最終的に脈拍が乱れてきて、呼吸が麻痺して死に至ります。

ふぐ毒には、血清や抗生物質などの根本的な治療薬は存在しません。

また、同じ種類のふぐでも、とれた海域、獲れた季節、雌雄によって毒量に差が出ると言われています。

宮崎県では、ふぐの処理のための資格として「宮崎県ふぐ取扱条例」で「ふぐ処理師」を設けています。

この「ふぐ処理師」の資格のない方が、正しい知識と技術を持たないままふぐの調理をすることは大変危険です。

ふぐ毒による食中毒を防ぐためにも、絶対にふぐを家庭で調理しないようにしてください。

また、ふぐによる食中毒のほとんどが釣ったふぐを素人が家庭で調理して起こっています。

釣ったふぐは、持ち帰らない、家庭で調理しない(食べない)、人にあげないようにしましょう。

欧米やオーストラリアなどでは、「ふぐは毒が危険すぎる魚」として法律で食用や販売が禁止されています。

そのため、海外の人から見ると、「命がけでふぐを食べる日本人はクレイジー」「ロシアンルーレットのようだ」と驚かれることが多くあります。

日本はふぐを食べるために、欧米豪のように一律に禁止することなく、ふぐを調理する資格制度を作り、安全にマネジメントしているのです。

つまりふぐの毒のある部分を特定してリスクアセスメントを行い、毒のない筋肉部分を切り分ける技術を持った調理師に資格を与え、その資格者が処理したふぐを食用として流通販売するように国としてリスクマネジメントしているのです。

さらには、資格者が処理していないふぐは食べないようにリスクコミュニケーションをしているといえます。

ざっくりいえば、ふぐを安全に食べられる国となっている日本は、世界の公衆衛生の最高到達点にあるということです。

釣ったふぐを家で調理して食べるという行為は、公衆衛生に反する行為です。

救急車による搬送が必要で、呼吸麻痺に備えて集中治療室での治療が必要になります。

釣ったふぐは食べない

それだけでOK!

宮崎港でさびき釣りをしてみました。

まっさきに釣れたのが、クサフグです。

調べてみたら猛毒のテトラドトキシン満載のふぐです。

さかなくんの帽子のはこふぐも、毒がないように見えますが、猛毒です。

釣ったふぐを食べないことは公衆衛生です。

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