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ロマンを求めて一万年前の世界へ。旅する本が紡ぐ物語

人には誰しも、本を買ったけど全く読まないまま本棚にしまってある状態って、あると思うんですよ。

そう、いわゆる積読状態ってやつ。

それは当然僕にもたくさんあるわけで、読まずに売っちゃったものもたくさんあります。


そんな積読状態だったものの中に、ビジネス書に囲まれるのには不釣り合いな、ひときわ異彩を放つ一冊の本が本棚の片隅にひっそりと埋もれていました。

その本の名は、

「一万年の旅路」

もうね、名前がロマン大爆発してますよね。
中二病かってぐらい、インパクトが強い。


そんな、ワクワクに満ちた本を、今になって——いや、今だからこそ、真剣に読もうと思ったんです。


積読本を、なぜ今になって読み始めたのか

読む本をね、探してたんですよ。

ここ最近、ビジネス書ばかりを読んできました。
面白いことは面白いんです、知識が増えるのは楽しいんです。


でも、それをひたすら吸収するのに、物足りない自分もいました。
面白いんだけど、ちょい面白くない。
その微妙な感情が、僕を包んでいたんです。

言ってしまえば、刺激みたいなものですかね。
なんか、足りない気がしたんです。


そんな折、本棚で次何読もうかなぁ。。。と眺めたんですよね。
こう見えて、積読マスターの僕ですから、読んでない本はたくさんあります。

そこで、目に入ったのが分厚い国語辞典みたいな本。

「一万年の旅路」

ってわけです。

サブタイトルには、ネイティヴ・アメリカンの口承史、と書かれています。


僕はこの本を見た瞬間、直観的にこれだ!と思いましたね。

そうか、わかったぞ!
今の僕に足らないのは、ロマンだ!ロマンティックが、足りてないんだっ!

と。

ロジカルな世界にどっぷり頭までつかることは悪い事じゃあない。

でも、物事を全て論理で片付けることに慣れ過ぎてしまうと、頭がカチンコチンに固まっちゃうんです。効率とか、便利とか、そういう恐ろしくドライな世界の住人になってしまうんです。


けどそれって、本当に心の底から楽しいって言えるのかと。

知識を得ることは楽しい。けど、本から得られるモノって、それだけじゃないハズ。

もっと心を楽に、解放したとしたら?
もっと自由に、もっとワクワクする方角に飛び込んでみたら?


そう思うんですよね。


シーソーって、片側に乗り続けたらただの板ですよね?
ぐらぐら揺れるから楽しいわけじゃないですか。上がったり下がったりしてね。

それなのに、僕はその片側、ロジカル側にずーっと座りっぱなしだったと思うんです。微動だにしないシーソーに乗りっぱなしだったんです。

そら、つまんないに決まってます。

シーソーは揺れてなんぼ、動いてなんぼじゃあないですか。


そしてもう片側にあるのは、ロマン。
ロジカルな脳に染まり切った今の僕に足りてない、ロマンティック。


手を伸ばせばすぐに手に入る。
「一万年の旅路」っていう、僕の琴線をくすぐるタイトルの本が、すぐそこにある。


そう。


読むか読まないかじゃあない。
これは、ロマンを追い求めて旅に出るための本なんだ!!

そう確信した僕は、すぐさま本棚からそのロマン溢れる本を手に取ると、即座にページを開いたってわけです。

読み始めて50ページが経過…

この本は、1万年前に大陸を旅した民族の話。
その時に起きたあらゆる出来事を、口承として語り継がれたものを文字に起こしているそうです。

なので、ファンタジー要素も幾分含まれているような気もします。


なにしろ、1万年前に大陸を旅し、自分達の世界を作り上げた人たちの口伝ですから。

想像できますか?1万年前の出来事なんて?
僕だったら1日前のことだってロクに覚えていないのに、そんな遥か太古の昔の人類なんて、想像するのなんて難しすぎる!


だからこそ、そんな彼らが生きた世界をこうして文字にしてるわけです。
こんなの、ワクワクしないわけにはいきませんって話。


その時代、一体何が起きたのか。
どんな苦労をしたのか。
何をして、何を作ったのか。


この本を読みながら、そんな時代背景を想像するのなんて、最高に楽しいじゃあないですか。

ええ、子供のような感覚になってますよ、僕は。
まるで、そう、遊び道具を与えられてワクワクしてる、あの状態ってわけです。

さあ旅に出よう

この本、なんと500ページを超える大作です。
もう本当に辞書ですよね。
それだけ分厚いんです。

そりゃもうそう簡単には読み終われませんよね。

それだけの厚さがあるからこそ、じっくりゆっくり物語を読み進めていくことができそうです。

これだけの厚みがある本はいわば、その時代を一緒に旅することと同じかもしれません。


よく、旅する本、てあると思うんです。
僕はその言葉について、いまいちピンと来てなかったんですよね。

本が旅する?何を言ってんだろう?本が旅するわけないじゃん…とね。


でも、今はちょっとぼんやりとですが、思うこともあります。

旅する本って言うのは、もしかしたら、本を通してその世界にどっぷりつかることで、同じ景色を見ているような感覚になること。

そんな意味があるのかもしれません。


そういう意味で言えば、確かにこの本は旅する本と言えるでしょう。
しかも、旅する世界は今から1万年前の世界です。


想像したくてもできないほど、はるか昔の世界を。


では僕は、これからそんな世界の続きを、楽しんで来ようと思います!
さらばじゃ。




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