大学2年生。「あと3年で社会人になる」と長女が言った
大学2年生になった長女が、ふと言った。
「あと3年で社会人になるんだよね」
えっ、もう社会人の話?
大学生活に慣れたと思ったら、次は就職。
先輩たちの就活や、塾でのバイトを通して、長女も少しずつ「どう働きたいのか」を考え始めたようです。
この記事は、母が知る「今どき大学生の世界」 シリーズ第7話です。
▼前回は、こちら
「あと3年で社会人になる」
「あと3年で社会人になるんだよね」
長女が、ふとそんなことを言った。
えっ、もう社会人の話?
私は、普通に驚いた。
だって、ついこの間、大学に入学したばかりだと思っていたから。
大学1年生の去年は、履修登録をして、授業を受けて、サークルに入って、バイトを始めて。
新しい大学生活に慣れるだけで、いっぱいいっぱいに見えた。
でも、大学2年生になった長女は、その先のことを考え始めたらしい。
「どんな会社がいいのか、全然わからないんだよね」
長女は、少し困ったように続けた。
「コンサルとかは人気だけど。
でも、AIがあるから、なくなってしまうかもしれないって聞くし。
いったい、どんな仕事を選んだらいいんだろう……」
私は、その話を聞きながら思った。
大学2年生になると、もう社会人になる自分が、少しずつ見え始めるんだ。
まだ就職活動が始まったわけではない。
でも。
大学生活のその先にある「働く」ということが、急に現実味を帯びてきたらしい。
大学1年生は、大学に慣れるので精いっぱいだった
長女が大学に入学した、1年目。
履修登録をして。
授業を受けて。
サークルに入って。
塾のバイトを始めて。
高校までとは、まったく違う生活が始まった。
時間割も、自分で決める。
授業ごとに、教室も一緒に受ける人も違う。
レポートや課題の提出方法も、それぞれ違う。
そのうえ、サークルやバイトもある。
長女にとって大学1年生は、新しい大学生活に慣れるだけで、いっぱいいっぱいの1年だったのだろう。
でも、大学2年生になって。
履修登録にも慣れた。
大学の授業の進み方もわかってきた。
サークルやバイトのある生活も、少しずつ日常になった。
目の前のことだけで精いっぱいだった1年目が終わり、少しだけ、その先を見る余裕ができたらしい。
そこで、長女の視界に入ってきたのが、
「大学を卒業したあと、私は何をするんだろう?」
ということだった。
大学2年生は、大学生活に慣れたからこそ、その先の未来が見え始める時期なのだろう。
来年には、就職活動が始まるらしい
長女は、今、大学2年生。
社会人になるまで、あと3年ある。
そう聞くと、まだ時間があるように感じる。
でも。
来年、大学3年生になれば、就職活動が本格的に始まるらしい。
そう考えると。
どんな仕事がしたいのか?
どんな会社で働きたいのか?
ゆっくり考えられる時間は、思っているほど長くない。
早い子だと、大学2年生のうちからインターンを経験し始めるという。
企業で実際に働いてみたり。
仕事内容を知ったり。
自分に向いている仕事を探したり。
そんなふうに、少しずつ就職活動の準備を始めているらしい。
長女も、インターンの話は聞いているけど、インターンをする余裕はないらしい。
なぜなら、塾でのバイトが忙しいから。
長女自身も、こう言っている。
「塾でのバイトが、インターンみたいな感じだね」
私は、その話を聞きながら思った。
今どきの大学生って、大学に入ったと思ったら、もう次の進路を考え始めるんだな。
大学生活を楽しみながら、その先の社会人になる準備も始めていく。
大学4年間は、思っていた以上に短い。
長女を見て、私はそう感じた。
でも、塾のバイトも将来を考える材料になる
長女は、インターンをしていないけど、塾ではバイトをしている。
塾で生徒のサポートをしたり、社員の方と関わったり。
時々、スライドを作って、大勢の生徒の前でプレゼンすることもある。
会議に出ることもある。
ちょっと、社会人のような経験をしている。
そして、それだけではなく。
塾には、自分より少し年上の大学生の先輩たちがいる。
その先輩たちが就職活動を始めて、内定をもらい、やがてバイトを卒業していく。
そんな姿を、長女はすぐそばで見ている。
「この先輩は、こんな会社に決まったらしい」
「就活中は、こんな感じだった」
「卒業したら、もう社会人なんだ」
先輩たちの姿を見ながら、長女も少しずつ、
自分は、どんな仕事をするんだろう?
どんな会社に入るんだろう?
と考えるようになったらしい。
自分より少し先を歩く人の姿を、日常の中で見られること。
それも、長女にとっては、将来を考えるためのいい経験になっているのだと思う。
今は、わからなくてもいい
長女は、
「いったい、どんな仕事を選んだらいいんだろう……」
と言う。
でも。
大学2年生の今、どんな仕事が自分に合うのか、わからなくてもいいと思う。
だって、まだ社会人として働いたことがないから。
経験していないことを、今すぐ決めるのは難しい。
しかも。
今は人気の仕事でも、数年後には状況が変わっているかもしれない。
AIによって、仕事の内容そのものが変わっていく可能性もある。
だったら、今から「なくならない仕事」を探すより。
大学生活やバイトを通して、
私は、何をしていると楽しいのか?
どんなことが得意なのか?
どんな働き方が、ちょっと苦手なのか?
そんなことを、少しずつ知っていけばいいと思う。
あと3年で社会人になる。
長女は今、
「自分は、どう働きたいのか?」
それを、少しずつ考え始めたところなのだろう。
この記事は、母が知る「今どき大学生の世界」 シリーズ第7話でした。
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