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役員会で5分もらえたら ― AI投資を「経営の言葉」で話す構成

稟議は通ったのに、5分で沈む

書類の稟議は通った。ところが役員会で5分の説明時間をもらった途端、質問に詰まって空気が重くなる。よくある光景です。

原因は内容ではなく、話す順番と言葉にあります。

経営の言葉は3つしかない

役員会で通じる言葉は、時間・お金・リスクの3つです。逆に、モデル名、ツール名、機能の説明は、5分の中で1秒も使わないでください。技術の言葉は「詳しい人の趣味の話」に聞こえた瞬間、負けです。

5分の構成(1分刻み)

1分目: 結論
「◯◯業務の生産性改善に、◯◯円を投資し、◯ヶ月で回収する計画です」。何に・いくら・いつ回収。最初の30秒でこれを言い切ります。

2分目: 現状の数字
棚卸しとBefore計測の結果。「この業務に、月◯時間×◯人=◯円分の時間が使われています」。課題を感情ではなく数字で置く。

3分目: 打ち手と範囲
「まず◯部の1業務、◯名で90日。測る指標は所要時間と件数」。スモールスタートの範囲を明確に。全社一斉ではないことが、むしろ安心材料になります。

4分目: リスクと備え
情報管理(ルール3点セット)、止まる瞬間への備え(推進2人体制・月次報告)。リスクを先に自分から言う人は、信頼されます。

5分目: 判断してほしいこと、1つだけ
「この範囲での実施可否について、ご判断をお願いします」。判断事項を1つに絞る。複数あると、いちばん軽い議題に流れます。

想定問答、最低この3つ

「効果が出なかったら?」
→「検証計画として設計しています。90日で測定し、基準未達なら◯◯の範囲で撤退します」。撤退基準がある提案は、承認しやすい提案です。

「他社はどうしてる?」
→ 一般的な動向は簡潔に触れつつ、「ただ、判断材料は他社ではなく、いま申し上げた自社の数字です」と戻す。

「なぜ今なのか?」
→ 先送りのコストで答える。「この業務に毎月◯円分の時間が使われ続けます。加えて採用難の中、時間の創出は増員の代替になります」。

資料は1枚

最後にひとつ。5分の説明に、10枚の資料を持ち込まないこと。1枚(結論・現状数字・範囲・リスク・判断事項)に収める。話せない量の資料は、不安の表れとして伝わります。

5分は短いようで、構成があれば十分な時間です。


筆者について
ハートアンドブレイン株式会社。27年間、企業の売上を上げるための営業支援・人材育成を行ってきました。AIも「使い方研修」ではなく、売上と生産性を上げる業務プログラムとして設計・伴走しています。

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役員会・経営会議前の「話す内容の整理」にもお使いください。貴社の数字に沿って、30分で構成を組み立てます。
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