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インディーゲームの楽しみ方

はじめに

画面の中には、広い草原でも、きらびやかな城でもなく、夜のバス停が一つだけ置かれている。

ベンチへ座り、通り過ぎる人の短い会話を聞く。しばらくすると、目的地を目指すゲームではなく、そこに居合わせた人たちの時間を見届ける作品なのだと分かってきます。

インディーゲームには、数分で終わる小さな物語もあれば、何十時間も遊べる探索や経営、アクション、パズルもあります。映像を豪華にする代わりに一つの仕組みを深く掘り下げた作品、言葉を使わず風景だけで物語を伝える作品、ほかでは見かけない題材を正面から扱う作品にも出会えます。

「有名な作品でなければ、内容や品質が分かりにくいのではないか」

「パソコンに詳しくないと遊べないのではないか」

「作品が多すぎて、どれを選べばよいか分からない」

そんな戸惑いもあるかもしれません。確かに、インディーゲームは作品数が多く、遊べる機器、完成度、日本語対応、プレイ時間もさまざまです。しかし、最初から詳しく分類する必要はありません。

次の休日に過ごしたい時間を考え、体験版や短い作品を一つ選ぶ。

その小さな入口から、これまで知らなかった表現や遊び方へ出会えることが、インディーゲームの魅力です。


インディーゲームの基本情報

主な楽しみ方 少人数や独立系の制作者が手がけたゲームから、自分の感覚に合う作品を探して遊ぶ

おすすめの頻度 週1回ほどから

1回のプレイ時間 約1〜3時間

短時間で楽しむ場合 約20〜30分から

準備にかかる時間 初回は購入、ダウンロード、設定を含めて30分以上。2回目以降は数分ほど

主な実施場所 自宅の机、リビング、携帯ゲーム機を持てる場所

主な機器 パソコン、家庭用ゲーム機、携帯型ゲーム機

楽しむ人数 一人用が中心。作品によって協力や対戦にも対応する

インディーゲームの「インディー」は、独立を意味するindependentに由来します。一般には、大手ゲーム会社の大規模な開発体制とは異なり、個人や少人数のチームが中心となって制作した作品を指します。

ただし、人数や予算による厳密な境界があるわけではありません。個人が一人で販売する作品もあれば、外部の販売会社から支援を受ける作品、成功後に開発規模が大きくなった作品もあります。

映像が簡素だからインディーゲームというわけでも、価格が安いからインディーゲームというわけでもありません。細かな絵を一枚ずつ描いた作品、立体的な世界を作り込んだ作品、音響や物語へ長い時間をかけた作品もあります。

共通しやすいのは、制作規模の小ささを弱点として隠すのではなく、限られた人数だからこそ選べる題材や仕組みを、作品の中心へ置いていることです。

インディーゲームにかかる費用

横持ちデータでは初期費用が36,000円となっていますが、インディーゲーム専用の機器を新しく買う必要はありません。すでに持っているパソコンやゲーム機で作品が動けば、最初にかかるのはゲームの購入費が中心です。

交通費、材料費、レンタル費、収納棚、換気用品、防じん用品なども、一般的な自宅でのプレイには必要ありません。

手持ちの機器で始める場合

無料作品や体験版 0円から

短編や小規模な作品 数百円〜2,000円前後

一般的な買い切り作品 1,000円〜4,000円前後

内容量の多い作品 3,000円〜6,000円以上

インディーゲームは比較的手頃な作品が多いものの、価格だけで制作規模や内容量を判断することはできません。30分ほどで終わる作品に、長編とは異なる密度が詰め込まれていることもあります。

無料で公開されている作品でも、体験版、制作途中の試作品、制作者が広く遊んでもらうために価格を付けていない作品など、目的はさまざまです。

itch.ioのように、最低価格以上の金額を購入者が決められる販売方法を採用する場所もあります。無料で受け取れる場合でも、作品を気に入ったあとから任意の金額を支払い、制作者を応援できることがあります。

機器を新しく用意する場合

遊びたい作品が現在の機器に対応していない場合は、パソコンや家庭用ゲーム機の購入費がかかります。

ただし、インディーゲームには、比較的低い性能でも動く作品が多くあります。最初から高性能なゲーミングパソコンを選ぶのではなく、遊びたい作品の商品ページで対応機器と動作環境を確認します。

パソコンの場合は、主に次の項目を見ます。

OS。

CPU。

メモリ。

グラフィック機能。

必要な空き容量。

コントローラー対応。

古いパソコンでも動く作品がある一方、立体的な映像や大きな世界を扱う作品では高い性能が必要です。「インディーだから軽い」と決めつけず、作品ごとに確かめます。

周辺機器の費用

マウスとキーボード 手持ち品を使えば0円

ゲームコントローラー 4,000円〜10,000円前後

イヤホンやヘッドホン 手持ち品を使えば0円

追加ストレージ 容量に応じて数千円〜数万円

携帯機用のケース 1,500円〜4,000円前後

これらも、最初からすべて必要ではありません。

キーボードだけで遊べる作品もあれば、マウス操作が中心の作品、コントローラーに適した作品もあります。商品ページの対応表記を確認し、手持ち品で不便を感じてから追加します。

ゲームの音楽や環境音を丁寧に作り込んだ作品では、イヤホンを使うと細かな音へ気づきやすくなります。ただし、高価な音響機器をそろえなくても、普段使っているイヤホンから十分に楽しめます。

年間費用の目安

週1回ほど遊び、年に数本を購入する場合、年間費用は約5,000円〜40,000円ほどが一つの目安です。

短編作品を少しずつ選ぶ人は低く抑えやすく、発売日に多くの作品を買う人、追加コンテンツや音楽集まで購入する人は高くなります。

インディーゲームはセールや作品集が多く、一本あたりの価格を抑えやすい反面、気になる作品をまとめて買いやすい趣味でもあります。購入額だけでなく、これから遊べる時間も確認しておくと、手を付けない作品が増えにくくなります。

費用を抑える方法

体験版があれば、先に操作や雰囲気を確かめる。

欲しい作品はお気に入りやウィッシュリストへ入れる。

今から遊ぶ一本だけ購入する。

販売ページで想定プレイ時間を確認する。

月額サービスに含まれる作品を調べる。

対応機器を確認してから購入する。

追加の音楽集や設定資料は、本編を楽しんでから考える。

販売サービスには返金制度が設けられている場合があります。たとえばSteamでは、原則として購入から14日以内かつプレイ時間が2時間未満のゲームについて返金を申請できます。

ただし、すべての申請が同じ扱いになるとは限らず、販売場所によって条件も異なります。返金を体験版の代わりに繰り返し利用するのではなく、対応環境を確認したうえで、起動しない場合などに規定を利用します。

インディーゲームをおすすめする3つの理由

1.一つの発想を、作品の中心まで押し広げている

大規模な作品では、多くの人が遊びやすい操作、長い物語、幅広い遊び方が求められることがあります。インディーゲームでは、制作者が強く面白いと感じた一つの発想を、作品全体へ広げたものに出会えます。

画面の外から部屋をのぞき、家具の位置だけで人の暮らしを知る。

言葉の意味を推測しながら、知らない文化の人と会話する。

同じ数分間を繰り返し、少しずつ出来事の順番を変える。

歩くたびに音が重なり、景色そのものが音楽になる。

その仕組みは、必ずしも多くの要素を含んでいません。けれど、一つの発想を最後まで使い切ることで、ほかの作品では得にくい感覚が残ります。

いつものジャンルを遊びながら少し変わった仕組みを探すことも、これまで選ばなかった作品へ入ることもできます。

2.絵、音、文章、操作が、同じ意図でつながりやすい

少人数で作られた作品では、色の選び方、音の間、文字の置き方、操作の不便さまで、一つの考えに沿って作られていることがあります。

静かな物語だから、歩く速度もゆっくりしている。

主人公が不安を抱えているため、画面の端が少し揺れる。

過去を思い出せない人物の視点に合わせ、地図にも名前が書かれていない。

遊びやすさだけを考えれば変えられそうな部分が、作品を感じるための仕掛けになっていることもあります。

初めは「なぜこの操作なのだろう」と感じたことが、物語を進めたあとに意味を持つ。ゲームを遊ぶだけでなく、制作者がどのような方法で感覚を伝えようとしたのかを考える楽しさがあります。

3.自分だけの一本を見つける喜びがある

話題の大作は、発売前から多くの情報に触れられます。一方、インディーゲームには、知らない題名や見慣れない絵から、自分で入口を選ぶ面白さがあります。

販売ページの短い映像を見て、色合いが気になる。

説明文の一行に引かれる。

体験版の最初の音が忘れられない。

感想の中に、自分が好きな別の作品と似た言葉を見つける。

そうして選んだ一本が、自分の好みに深く合うことがあります。

有名だから遊ぶのではなく、自分が気になった理由から選ぶ。遊び終えたあと、その作品を知らない人へ伝えたくなるところまで含めて、インディーゲームを探す楽しみです。

最初の一本は、ジャンルより過ごしたい時間で探す

インディーゲームは数が多いため、「おすすめ作品」を上から順に見るだけでは、かえって迷いやすくなります。

最初は、どのような時間を過ごしたいかを決めます。

短い物語を一晩で見届けたい

短編のアドベンチャー、ノベルゲーム、探索ゲームなどが候補になります。

想定プレイ時間が30分〜3時間ほどなら、休日の夜に始め、その日のうちに終えられる作品もあります。長い物語を続けるのが苦手でも、一本の映画を見るような感覚で楽しめます。

少しずつ同じ場所を育てたい

農場、店、町、生き物などを育てる作品があります。

毎回20分ほどで区切れるものもあり、少しずつ変化を重ねたい人に向いています。効率を競うより、好きな配置や暮らし方を作る作品も選べます。

一つの仕組みをじっくり考えたい

パズル、カード、経営、戦略ゲームなどが候補です。

操作の速さより、情報を読み、順番を組み立てることが中心になります。短いルールから予想外の結果が生まれる作品は、何度も試すほど見え方が変わります。

手を動かして越える感覚を味わいたい

アクション、リズム、シューティングなどがあります。

難しい作品も少なくありませんが、難易度変更や補助機能が用意されているものもあります。高難度であることだけを基準にせず、操作の感触や失敗後の再開しやすさを見ます。

不思議な世界を歩いてみたい

探索、雰囲気重視のアドベンチャー、言葉をあまり使わない作品などが向いています。

明確な勝敗や成長がなく、景色を見たり、音を聞いたりすることが中心の作品もあります。目的が少ないことを退屈と感じるか、自由と感じるかは人によって異なるため、紹介映像や体験版が参考になります。

作品を見つけるときに見る場所

販売サービスのタグから探す

ゲーム販売サービスでは、ジャンルだけでなく、雰囲気、視点、人数、物語性などのタグが付けられています。

パズル。

リラックス。

短編。

一人用。

協力。

ドット絵。

手描き。

物語重視。

選択肢。

日本語対応。

一つのタグだけでなく、二つか三つを組み合わせると、自分の探したい作品へ近づきます。

「アクション」では広すぎても、「短編」「探索」「手描き」というように絞ると、速い操作より世界を歩くことが中心の作品を見つけやすくなります。

体験版を遊ぶ

体験版は、作品の良し悪しを判定するためだけのものではありません。

文字の大きさ。

移動の速さ。

音の雰囲気。

画面の揺れ。

保存方法。

自分の機器で安定して動くか。

このような、映像だけでは分かりにくい相性を確認できます。

体験版の内容が製品版へそのまま引き継がれるとは限りません。続きから遊びたい場合は、セーブデータの引き継ぎに対応しているか確認します。

紹介番組や特集を見る

NintendoのIndie Worldのように、特定の機器で遊べるインディーゲームをまとめて紹介する公式企画があります。販売サービスの特集、体験版イベント、ゲーム展示会の出展一覧も、新しい作品を知る入口になります。

すべてを追う必要はありません。気になった作品をその場で買わず、名前だけお気に入りへ残しておくと、発売後の感想や日本語対応を確認してから選べます。

好きな制作者や販売元をたどる

一つの作品を気に入ったら、同じ制作者の過去作品を見ます。

作品ごとにジャンルが違っても、文章の温度、音の使い方、人物の描き方に共通点が見つかることがあります。複数の小規模作品を丁寧に紹介している販売会社をたどる方法もあります。

ジャンルではなく、作る人や届ける人を基準に探せるようになると、作品との出会い方が広がります。

購入前に確認したい7つのこと

1.対応する機器とOS

パソコン版、家庭用ゲーム機版、携帯機版が、すべて同時に発売されるとは限りません。

同じ題名でも、機種によって発売日、価格、操作方法、更新状況が異なることがあります。購入画面で、いま使っている機器に対応しているかを確認します。

2.日本語への対応

インディーゲームには、海外で制作された作品も多くあります。

販売ページの言語欄で、画面表示、字幕、音声のどこまで日本語へ対応しているかを確認します。「日本語対応」と書かれていても、更新直後の追加部分だけ翻訳が遅れる場合があります。

物語や謎解きが中心の作品では、翻訳の読みやすさも遊び心地に影響します。体験版や公式画面写真があれば、文字の雰囲気を見ておきます。

3.想定プレイ時間

短い作品だから内容が少ない、長い作品だから得だとは限りません。

今日は一晩で終えたいのか。

数週間かけて続けたいのか。

繰り返し遊びたいのか。

自分の時間に合う長さを選びます。想定時間は人によって変わるため、公式説明と複数の感想を目安として見ます。

4.保存と中断の方法

好きなときに保存できる作品もあれば、場面の区切りで自動保存される作品もあります。

一回に遊べる時間が限られている場合は、途中中断やスリープとの相性を確認します。オンラインの協力・対戦作品では、途中で抜けにくい場合もあります。

5.操作方法

キーボードとマウス。

ゲームコントローラー。

タッチ操作。

一つの作品がすべてに対応しているとは限りません。

パソコンで遊ぶ場合も、コントローラーの使用を前提に作られた作品があります。商品ページの対応表示を見て、持っている道具で操作できるかを確認します。

6.画面表現と補助機能

画面の激しい点滅、揺れ、急な音、大きな高低差のある視点移動などが含まれる作品があります。

字幕、色の調整、ボタンの変更、画面揺れの軽減、難易度変更など、必要な設定があるかを確認します。体調に影響しやすい表現がある場合は、作品側の注意表示も見ます。

7.完成版か、早期アクセスか

早期アクセスは、開発途中の作品を遊べる販売方法です。

購入時点で遊べる内容はありますが、機能、物語、価格、保存データの扱いが更新によって変わることがあります。予定されていた内容がすべて実装されるとは限らず、完成時期も変更される可能性があります。

完成した作品を落ち着いて遊びたい人は、正式版を待つ方法があります。変化の途中を見たり、不具合を報告したりすることに関心がある人は、現在入っている内容だけでも納得できるかを確認して参加します。

将来追加される予定だけを購入理由にせず、いま遊べる状態を見て判断することが大切です。

初めての一日は、短い体験版から始める

1.作品を一つに絞る

最初から複数の作品をダウンロードせず、今日遊ぶ一本を決めます。

「短編」「日本語対応」「一人用」など、自分に必要な条件を二つか三つ選びます。評価の点数より、画面写真や説明文のどこに興味を持ったかを大切にします。

2.公式の商品ページを確認する

対応する機器、必要容量、言語、入力方法、年齢区分を見ます。

パソコンでは最低動作環境と推奨動作環境も確認します。必要容量ぎりぎりではなく、更新分を含めて余裕を持たせます。

3.体験版または短い作品を入れる

初めてインディーゲームを探す日は、30分〜1時間ほど試せる作品が向いています。

ダウンロードに時間がかかることもあるため、遊ぶ直前ではなく、少し早めに準備します。不明な配布ファイルを直接開かず、公式サイトや信頼できる販売サービスから入手します。

4.表示と操作を整える

作品が始まったら、明るさ、字幕、音量、画面の揺れ、操作方法を確認します。

小さな制作チームの作品でも、細かな設定が用意されている場合があります。初期状態へ自分を無理に合わせず、読みやすく操作しやすい形へ変えます。

5.最初の区切りまで遊ぶ

すべての仕組みを理解しようとせず、最初の場面が終わるところまで進みます。

何をすればよいか分かりにくい作品では、すぐ攻略を探す前に、画面の色、音、動くものを少し観察します。説明を減らすこと自体が、作品の表現になっている場合があります。

それでも進めないときは、設定や公式の案内を確認します。

6.気になったことを一つ残す

遊び終えたら、細かな感想を書かなくても構いません。

音が好きだった。

移動が少し重く感じた。

台詞が印象に残った。

同じ制作者の作品を見てみたい。

その一言が、次の作品を選ぶ基準になります。

小さな作品だからこそ、違いを受け止めて選ぶ

インディーゲームには、大規模な作品とは異なる事情があります。

すべてを欠点として避ける必要はありませんが、購入前に知っておくと、自分に合う距離を取りやすくなります。

更新の回数や期間が作品ごとに違う

不具合が早く直る作品もあれば、制作者の人数や事情によって更新に時間がかかる作品もあります。

販売ページの更新履歴を見ると、どのような改善が行われているか分かります。ただし、更新が多いことだけが品質の高さを示すわけではありません。完成後に大きな変更をせず、静かに販売を続ける作品もあります。

日本語訳の質に差がある

翻訳を専門家へ依頼した作品もあれば、少人数で対応した作品、自動翻訳を含む作品もあります。

文章が中心の作品では、画面写真や体験版を確認します。多少不自然でも仕組みを楽しめるのか、物語を正確に読みたいのかによって、受け止め方は変わります。

情報が少ない作品もある

発売直後や短編作品では、日本語の攻略情報や感想が少ないことがあります。

先の展開を知らず、自分で発見できることは魅力です。一方、操作方法や画面表現に不安がある場合は、公式の説明、体験版、海外を含む利用者の報告を確認します。

開発が止まる可能性もある

早期アクセス作品や継続更新型の作品では、開発が予定どおり進まないことがあります。

制作者からの発信が長く止まっている場合は、将来の計画ではなく、現在遊べる内容だけで購入する価値があるかを考えます。応援したい気持ちと、未完成の作品を購入する判断は分けて構いません。

年齢区分と内容表示を確認する

インディーゲームだから、内容が穏やかとは限りません。

かわいらしい絵の中に、強い恐怖、暴力、喪失、差別、精神的に重い題材が含まれることもあります。反対に、暗い画面でも穏やかな探索が中心の作品もあります。

家庭用ゲーム機向けの作品では、CEROなどの年齢区分を確認します。デジタル配信作品では、IARCによる区分や、販売サービス独自の内容表示が使われる場合があります。

年齢の数字だけでなく、次のような表示も見ます。

暴力や出血。

恐怖表現。

性的な表現。

強い言葉。

ゲーム内購入。

ほかの利用者との交流。

位置情報やインターネット接続。

子どもが遊ぶ場合だけでなく、大人が自分の苦手な表現を避けるためにも役立ちます。

制作者を応援する方法は、購入だけではない

インディーゲームを気に入ると、「この制作者に次の作品も作ってほしい」と感じることがあります。

応援の方法は、高額な商品を買うことだけではありません。

お気に入りへ登録する

発売前の作品なら、ウィッシュリストやお気に入りへ登録します。

自分が発売を見逃しにくくなるだけでなく、販売サービス上で作品への関心を示す方法にもなります。

感想を書く

短い感想でも、どこが印象に残ったかを具体的に書くと、次に選ぶ人の参考になります。

「面白かった」だけでなく、

音を聞きながら歩く時間がよかった。

一周が短く、休日の夜に終えられた。

文字が小さいため、大きな画面の方が読みやすかった。

コントローラーで遊ぶと操作しやすかった。

といった内容が役立ちます。

物語の重要な部分は、読もうとしなくても見える場所へ書かないようにします。

不具合は落ち着いて報告する

不具合を見つけたら、作品を責める言葉ではなく、再現に必要な情報をまとめます。

使用した機器。

OS。

起きた場所。

直前に行った操作。

表示されたエラー。

何度試しても起きるか。

画面写真や保存データを送る場合は、公式が指定する窓口と方法を使います。

音楽や設定資料を楽しむ

作品によっては、サウンドトラック、画集、設定資料、追加物語などが販売されています。

本編を遊び終え、もっと世界へ触れたいと感じたときに選びます。最初からすべてを買うのではなく、自分に残った部分を確かめてから広げます。

人へ伝える

作品名と、自分が好きだった理由を一つ伝えるだけでも応援になります。

ただし、制作者へ過度な更新や続編を求めたり、気に入らない意見を持つ人へ攻撃的になったりすることは応援ではありません。作品と制作者の生活には、自分からは見えない部分があることを忘れずに楽しみます。

長時間遊ぶ日は、画面から離れる時間を作る

インディーゲームには、終わりまで一気に見届けたくなる短編や、区切りを見失いやすい経営・育成作品があります。

一連続のプレイは1時間以内を一つの目安にし、10〜15分ほど画面から離れます。途中にも短く手を止め、遠くを見る、立ち上がる、肩を動かすなど、同じ姿勢が続かないようにします。

画面は目から40cm以上を目安に離し、上端が目の高さか少し下になる位置へ調整します。文字が小さいときは顔を近づけるのではなく、解像度、字幕、拡大機能を確認します。

暗い作品を遊ぶからといって、部屋を真っ暗にする必要はありません。画面との明るさの差が大きくなりすぎないよう、手元や周囲へ弱い照明を残します。

難しい場面では、マウスやコントローラーを強く握りやすくなります。手首、親指、肩に違和感があるときは、次の保存場所まで我慢せず、一度中断します。

ゲームを閉じたあとに感想や作品情報を調べ続けると、画面を見る時間はさらに延びます。遊ぶ時間と探す時間を分けることも、無理なく続ける工夫になります。

続けるほど変わる五つの楽しみ方

第1段階 短い作品を一つ遊び終える

最初は、体験版や数時間で終わる作品を選びます。

操作を覚え、作品が用意した最初の仕掛けへ触れ、最後まで見届ける。大規模な作品とは異なる速さや表現を知る段階です。

合わないと感じた作品を無理に終える必要はありません。どこが合わなかったかも、次の一本を探す手掛かりになります。

第2段階 自分が引かれる要素を見つける

複数の作品へ触れると、ジャンル名だけでは説明しにくい好みが見えてきます。

台詞の少ない物語。

手描きの背景。

一つの場所だけで進む作品。

選択に正解がない物語。

短い操作を繰り返す仕組み。

好きな要素を二つか三つ言葉にできると、作品を探す時間そのものが楽しくなります。

第3段階 制作者の考えや制作過程へ目を向ける

気に入った作品の紹介文、更新記録、制作時の話を読むと、なぜその形になったのかが見えてきます。

限られた人数で何を優先したのか。

途中でどの仕組みを削ったのか。

音や色をどのように決めたのか。

遊び終えた作品を、作る側の選択から見直す段階です。同じ作品へ戻ったとき、以前は気づかなかった工夫が見えることがあります。

第4段階 体験版や展示から、まだ知られていない作品を探す

慣れてくると、発売後の評価だけでなく、体験版イベント、ゲームジャム、展示会などから作品を探せるようになります。

ゲームジャムは、決められた期間やテーマの中でゲームを制作する催しです。短期間で作られた作品には、荒削りでも新しい発想がそのまま残っていることがあります。

完成度を比べるのではなく、「この仕組みをもっと遊んでみたい」と感じる種を探す段階です。

第5段階 自分の言葉で作品を残し、次の出会いへつなげる

さらに続けると、遊んだ本数より、自分が何を受け取ったかを残したくなります。

短い感想を書く。

好きな作品をテーマ別に整理する。

友人へ一作だけ紹介する。

翻訳や操作の不具合を報告する。

展示会や交流企画を訪ねる。

簡単なゲーム制作へ触れてみる。

上手に遊ぶことだけが深まりではありません。作品と出会い、その魅力を壊さない言葉で次の人へ渡すことも、インディーゲームとの豊かな付き合い方です。

あわせて楽しみたい関連する趣味

シミュレーションゲーム

シミュレーションゲームでは、町、店、農場、交通などを動かし、自分の選択が生む変化を観察します。インディー作品には、一つの仕事や小さな暮らしへ焦点を絞ったシミュレーションも多く、複雑な管理より雰囲気や物語を楽しめる作品へも出会えます。


ノベルゲーム

ノベルゲームは、文章を読み、選択肢を通して物語へ関わる遊びです。少人数だからこそ扱える個人的な記憶や、静かな人間関係を描いたインディー作品もあり、派手な操作より言葉や余韻を味わいたい人に向いています。


アクションゲーム

アクションゲームでは、ボタンを押す時刻や方向によって、画面の中の動きが変わります。インディー作品には、一つの操作を丁寧に磨いたものや、失敗からすぐ再挑戦できるものも多く、短い時間の中で手応えを味わえます。


小さな入口の先に、まだ名前の知らない世界がある

インディーゲームを楽しむために、発売予定をすべて追い、多くの作品を買う必要はありません。

気になった画面を一枚見つける。

説明文の一行を読む。

体験版を30分だけ遊ぶ。

音や操作が心に残ったら、続きを選ぶ。

その程度の小さな入口で十分です。

遊んだ作品が自分に合わないこともあります。けれど、「静かな作品が好きだと思っていたけれど、短いアクションも楽しかった」「物語より、同じ仕組みを繰り返す方が落ち着いた」と分かれば、それも次の出会いにつながります。

画面の中に置かれていた一つのバス停。

そこから始まる短い会話。

聞いたことのない音楽。

知らない制作者が作った、まだ名前を覚えていない世界。

次の休日は、評価の数だけで決めず、なぜか目に留まった作品を一つ、お気に入りへ残すところから始められます。


休日のよりみち帖では、気軽に試せるものから、少しずつ時間をかけて深めていくものまで、さまざまな趣味やレジャーを紹介しています。「次の休日は何をしよう」と迷ったとき、新しい楽しみを見つける小さなきっかけになれたらうれしいです。これからも思わず試してみたくなる趣味を丁寧に紹介していきますので、ぜひフォローして、次の記事も覗いてみてください。

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