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堤防釣りの楽しみ方

まだ人の少ない朝の堤防で、海を眺めながら仕掛けをゆっくり沈める。

しばらくすると、竿先が小さく揺れ始めます。

「魚かもしれない」と思った次の瞬間、今度は手元まで伝わるような振動に変わる。仕掛けを上げると、小さなアジやイワシが銀色に光りながら姿を見せます。

堤防釣りは、海釣りの中でも比較的始めやすい方法です。

足場の整った海釣り施設や岸壁を選べば、船に乗らなくても海の魚を狙えます。貸し竿や売店がある施設もあり、道具を一式購入する前に試せるのもうれしいところです。

季節や時間、潮の動きによって変わる魚を探しながら、サビキ釣り、ウキ釣り、投げ釣り、ルアー釣りへ少しずつ楽しみを広げていけます。

今回は、堤防釣りならではの魅力、初心者に向いた始め方、必要な時間と費用、道具、釣り場のルール、安全に続けるための注意点をまとめました。

※時間と費用は、足場や管理体制が整った海釣り施設で体験したあと、月一回ほど近郊の堤防や岸壁へ出かける場合を中心にした目安です。地域、交通手段、釣り方によって変わります。

まず知っておきたい基本情報

主な実施場所 海釣り施設、釣りが認められた堤防・岸壁・護岸

釣りをする時間 約2〜4時間

移動や準備を含む時間 半日程度

おすすめの頻度 月一回から

初心者の始め方 貸し竿のある海釣り施設でサビキ釣り

最初の体験費用 約3,000〜8,000円+交通費

自分の道具をそろえる費用 約20,000〜50,000円

安全装備や持ち帰り用品まで含む費用 約30,000〜70,000円

天候への影響 非常に大きい

施設への依存 低いが、初心者は管理された施設が安心

楽しさの中心 魚の反応を待つこと、季節ごとの魚を狙うこと、釣り方を広げること

堤防釣りでは、アジ、イワシ、サバなどの小型回遊魚から、ハゼ、キス、カサゴ、メバル、クロダイ、スズキ、アオリイカ、青物まで、場所と季節によってさまざまな魚が対象になります。

最初から大きな魚を狙わなくても大丈夫です。

まずは魚が群れで回ってきやすく、仕掛けも分かりやすいサビキ釣りから始めると、魚が針へ掛かった感覚をつかみやすくなります。サビキ釣りでは、アジ、サバ、イワシなどが主な対象となり、地域差はあるものの春から秋に楽しみやすい釣りです。

堤防釣りをおすすめしたい3つの理由

海釣りを比較的気軽に体験できる

海釣りというと、船へ乗ったり、岩場へ向かったりする姿を思い浮かべるかもしれません。

堤防釣りなら、釣りが認められた海釣り施設や足場のよい護岸を選ぶことで、岸から魚を狙えます。

管理された海釣り施設には、受付、柵、トイレ、売店、貸し竿などが用意されているところがあります。釣具を持っていない人でも、竿とリールを借り、仕掛けや餌を現地で購入して始められる施設があります。

もちろん、海釣り施設であっても安全が保証されるわけではありません。
それでも、立入範囲や利用ルールが分かりやすく、困ったときにスタッフへ尋ねられる環境は、初めての一日に向いています。

朝から一日中釣らなくても、午前中だけ、夕方までの数時間だけと、休日の予定に合わせやすいのも魅力です。

小さな反応にも、思わず夢中になれる

堤防釣りでは、水の中にいる魚の姿がいつも見えるわけではありません。

静かだった竿先が少しだけ動く。
ウキが一度沈んで、すぐ浮かぶ。
リールを巻く手に、何かが触れた感覚が伝わる。
魚が針へ掛かる前には、小さな変化があります。

最初は波や風による動きとの違いが分からなくても、何度か経験するうちに、「今のは魚かもしれない」と感じられるようになります。

サビキ釣りでは、群れが回ってくると、複数の針に魚が掛かることもあります。何も起きなかった時間から急に竿がにぎやかになるため、初めてでも海の変化を感じやすい釣りです。

大きな魚でなくても、自分で仕掛けを入れ、初めて一匹を釣り上げた瞬間はしっかり記憶に残ります。

季節ごとに違う釣りへ広げられる

堤防釣りは、始めたあとの選択肢が多い趣味です。

サビキ釣りでアジやイワシを狙う。
足元へ仕掛けを落とし、カサゴやメバルを探る。
ウキを眺めながら、クロダイやメジナを待つ。
仕掛けを投げ、砂地にいるキスやハゼを狙う。
ルアーでスズキや青物を探す。

最初は同じ竿で試せる範囲もありますが、狙う魚や釣り方が変わると、竿、リール、仕掛けの選び方も少しずつ変わります。

一度にすべて覚える必要はありません。

まずはサビキ釣りで海に慣れ、次はウキ釣り、その次は軽い投げ釣りというように、興味が向いた方法を一つずつ試せます。

季節や地域によって釣れる魚が変わるため、「次は何が釣れるだろう」と考える時間も含めて、長く楽しめます。

初めてならサビキ釣りから

堤防釣りの入口としておすすめなのが、サビキ釣りです。
サビキ仕掛けには、餌のように見える小さな疑似餌が付いた針が複数並んでいます。かごへコマセと呼ばれる寄せ餌を入れて海中へ沈め、周囲に集まった魚を狙います。

難しい投げ方が必要なく、足元へ仕掛けを下ろせる場所なら、初めてでも釣りを始めやすい方法です。

基本の流れはシンプルです。

かごへ餌を入れる。
仕掛けをゆっくり海へ沈める。
海底へ着いたら、少しだけ巻き上げる。
竿を小さく動かして餌を出す。
魚の反応を待つ。
アタリがあれば、慌てずゆっくり巻き上げる。

サビキ仕掛けには複数の針が付いているため、魚が掛かった状態で勢いよく持ち上げると、針が服や手へ絡むことがあります。

魚が釣れたら、仕掛けを大きく振り回さず、低い位置で落ち着いて扱います。

針外しに慣れていない場合は、スタッフや経験者に教えてもらうと安心です。

一回に必要な時間

堤防釣りは、2〜4時間ほどでも楽しめます。

初めての日は、移動、受付、道具の準備、釣り方の説明、片付けまで含めて、半日ほど空けておくと落ち着いて過ごせます。

釣り場によっては、朝や夕方に魚の動きが活発になりやすい時間帯があります。サビキ釣りでも朝夕が狙い目として紹介されていますが、暗い時間帯の堤防は足元が見えにくくなります。初心者は明るい時間に利用できる管理施設を選ぶほうが安心です。

月一回ほどでも、十分に続けられます。
前回と違う季節に出かける。
同じ釣り場で別の時間帯を試す。
仕掛けの深さを少し変えてみる。

釣行の間が空いても、前回との違いを感じやすい趣味です。
ただし、風、波、雨、雷、台風、気温の影響を強く受けます。

晴れているから安全とは限りません。
風が強ければ仕掛けを扱いにくくなり、波が堤防を越えるような場所では、天気がよく見えても近づけません。

予定していた日でも、中止や場所変更ができる余白を持たせます。

最初の一回にかかる費用

貸し竿のある海釣り施設を使う場合、初回は道具を購入しなくても体験できます。

現在の公式料金例では、海釣り施設の4時間利用料が大人800〜1,500円程度、貸し竿が1,000円程度の施設があります。仕掛けや餌、駐車料金は別にかかります。施設によって料金、利用時間、予約方法は異なるため、出かける前に最新情報を確認します。

初めての一回は、次のような費用が目安です。

釣り場利用料 無料〜約1,500円

貸し竿 約1,000〜3,000円

仕掛け・餌 約1,000〜2,000円

飲み物・軽食 約500〜1,000円

交通・駐車場 約1,000〜5,000円以上

合計 約3,000〜8,000円+交通費

釣り場利用料が無料でも、貸し竿がない場所があります。

反対に、有料の海釣り施設では、柵、スタッフ、売店、トイレなどが整っていることがあります。

初回は料金の安さだけでなく、安全設備と利用しやすさを優先するのがおすすめです。

自分の道具をそろえる費用

堤防のサビキ釣りから始めるなら、竿、リール、糸、サビキ仕掛け、餌かごが基本です。サビキ釣りには、3〜5メートルほどの万能竿や磯竿が使われます。足場の高さや釣り場の広さによって扱いやすい長さが変わります。

初心者向けの費用は、次のように考えられます。

竿・リール・糸のセット 約8,000〜20,000円

サビキ仕掛け・餌かご・小物 約2,000〜5,000円

水くみバケツ・はさみ・プライヤー 約2,000〜5,000円

ライフジャケット 約5,000〜20,000円

クーラーボックス・保冷用品 約4,000〜15,000円

帽子・滑りにくい靴・雨具など 手持ち品を活用、または約5,000円以上

釣りを始める最低限の道具なら、約20,000〜50,000円が一つの目安です。

魚を安全に持ち帰る用品や、天候に対応する服装までそろえると、約30,000〜70,000円ほどになります。

最初から高価なロッドやリールを選ぶ必要はありません。

それよりも、体格に合うライフジャケット、滑りにくい靴、扱いやすい長さの竿を優先したほうが、初めの一日は快適です。

中古品を選ぶ場合は、竿のひび、リールの回転、糸の劣化を確認します。状態の判断が難しい場合は、釣具店で相談できる新品の入門セットから始めると安心です。

一回ごとにかかる費用

自分の道具を用意したあとは、餌、仕掛け、交通費が主な支出になります。

 約500〜1,000円

交換用の仕掛け・針・おもり 約300〜1,000円

施設利用料・駐車場 無料〜約2,000円以上

氷・飲み物・軽食 約500〜1,500円

交通費 約1,000〜5,000円以上

一回の費用は、近場なら約2,000〜6,000円+交通費が目安です。

月一回のペースでは、年間約40,000〜100,000円ほどを考えておくと計画しやすくなります。

遠方の人気釣り場へ出かける、複数の釣り方に合わせて道具を買う、毎回魚を持ち帰る場合は、さらに費用がかかります。

節約するなら、近場の海釣り施設を利用する、最初は一つの釣り方に絞る、仕掛けを使える状態で持ち帰る、手持ちのクーラーボックスやアウトドア用品を活用する方法があります。

ただし、古くなった糸、さびた針、傷んだライフジャケットは、安全や魚の取り込みに影響します。交換が必要なものまで無理に使い続けないようにします。

最初に用意したい道具

竿とリール

サビキ釣りでは、足元へ仕掛けを落とすだけなら、特別に遠くへ投げられる道具は必要ありません。

竿は長すぎると初心者には扱いにくくなります。

移動手段や保管場所も考え、仕舞寸法や重さを確認します。電車で出かけるなら、短く収納できる振り出し竿が便利です。

サビキ仕掛けと餌かご

仕掛けは、針の大きさや糸の太さが違うものを数組用意します。

針が岩や海藻へ引っかかったり、魚が暴れて絡んだりすることがあるため、予備が必要です。

最初は自分で複雑な仕掛けを作らず、完成品を選ぶと準備が軽くなります。

ライフジャケット

足場が平らな堤防でも、転落する可能性はあります。

海上保安庁は、釣りをするときには信頼できるライフジャケットを着用するよう勧めています。購入時は、釣り場の環境に合う性能と、体格に合うサイズを確認します。

着るだけでなく、ファスナーやベルトを正しく締めます。

膨張式の場合は、使用期限、ボンベ、作動部の状態も定期的に確認します。

水くみバケツ

海水をくみ、釣り場の清掃や手洗いに使います。

堤防の高さがある場所では、ロープ付きのものが便利です。

ただし、水をくむときに身を乗り出さないようにします。波や風が強い日は無理に使いません。

はさみとプライヤー

糸を切るはさみと、魚から針を外すプライヤーを用意します。

素手だけで無理に針を外そうとすると、魚が暴れたときに針が指へ刺さることがあります。

使わないときはケースへ入れ、刃先と針先がむき出しにならないようにします。

クーラーボックス

魚を持ち帰る場合は、氷や保冷剤を入れたクーラーボックスを使います。

釣った魚をすべて持ち帰る必要はありません。

食べきれる量だけにし、種類が分からない魚や、毒の可能性がある魚は素手で触らないようにします。

魚を持ち帰らないなら、クーラーボックスは最初から購入せず、飲み物用の小さな保冷バッグで代用できます。

当日の流れ

前日までに釣り場を確認する

まず、釣りが正式に認められている場所を選びます。

堤防や岸壁は、見た目が釣りやすそうでも、立入禁止や釣り禁止になっていることがあります。

港は漁業や船の作業を行う場所でもあります。

駐車場所、利用時間、投げ釣りや撒き餌の可否、釣りができる範囲を確認します。ルール違反、ごみの放置、駐車トラブルなどが、釣り場の閉鎖につながることもあると水産庁は注意を呼びかけています。

天気予報では、雨だけでなく風速、波、雷、気温を確認します。
強い風や高い波が予想されるなら、予定を変更します。

明るい時間に到着する

初心者は、足元と周囲が見える時間に到着します。

釣り場へ着いたら、すぐに竿を出さず、立入禁止表示、濡れている場所、係留ロープ、段差、船の出入りを確認します。

ほかの人との間隔が狭い場合は、無理に入らず別の場所を探します。
仕掛けを準備するときは、針を人へ向けず、通路をふさがない場所で行います。

まず足元から釣る

サビキ釣りなら、最初から遠くへ投げる必要はありません。

仕掛けを足元へ静かに沈めます。
海底まで落とす。
少し巻き上げる。
竿を小さく上下して餌を出す。
しばらく待つ。

反応がなければ、仕掛けを入れる深さを変えます。
魚は常に海底にいるとは限りません。表層、中層、底付近を少しずつ試すと、群れがいる深さを見つけやすくなります。

魚が掛かったら、急いで巻かず、一定の速さで上げます。
隣の人の仕掛けへ絡まないよう、竿を左右へ大きく振らないことも大切です。

余裕のあるうちに片付ける

釣りが終わったら、落とした餌や海水を流し、針、糸、餌の袋を残さず持ち帰ります。

細い釣り糸は見えにくく、人や鳥、海の生き物へ絡むことがあります。
使用済みの針は、そのままごみ袋へ入れず、ふたのある硬い容器などへまとめます。
暗くなる前に道具を片付け、足元が見えるうちに移動します。

帰宅後は、海水が付いた竿、リール、はさみなどを真水で手入れし、乾かしてから収納します。

釣り場のルールとマナー

海の釣りでは、魚釣りならすべて自由にできるわけではありません。

都道府県の漁業調整規則などにより、使用できる漁具・漁法、禁止区域、禁止期間、魚種ごとの大きさ、撒き餌や照明の使用などが制限されることがあります。地域によって内容が異なるため、出かける場所の最新ルールを確認します。

堤防釣りで特に大切なのは、次のようなことです。

立入禁止の防波堤へ入らない。
漁船や作業車の邪魔をしない。
係留ロープをまたがない。
住宅や漁業施設の出入口へ駐車しない。
隣の人と仕掛けが絡まない距離を取る。
大きな声や照明で周囲へ迷惑をかけない。
餌、ごみ、切れた糸を残さない。
小さな魚や食べきれない魚を必要以上に持ち帰らない。

利用者の振る舞いが悪ければ、これまで釣りができた場所も閉鎖されることがあります。一日だけ場所を借りるのではなく、次に訪れる人も使う場所だと考えて過ごします。

安全に楽しむために

堤防は平らに見えても、海に近い場所です。

波で濡れた床は滑りやすく、岸壁には係留設備やロープなど、つまずきやすいものがあります。夜間は照明が少なく、足元が見えない場所もあります。海上保安庁は、岸壁や防波堤からの転落事故に注意し、足元の確認とライフジャケットの着用を呼びかけています。

安全に楽しむために、次の点を守ります。

ライフジャケットを正しく着る。
滑りにくく、かかとのある靴を履く。
海側へ荷物を置かない。
水面をのぞくために身を乗り出さない。
子どもから目を離さない。
強風、高波、雷のときは釣りをしない。
テトラポッドや立入禁止区域へ入らない。
一人で夜間の知らない堤防へ行かない。
家族へ行き先と帰宅予定を伝える。

転落を目撃した場合は、自分も飛び込まず、周囲へ知らせて118番へ通報します。近くに浮くものがあれば投げ入れます。

体調管理も必要です。
堤防釣りの運動量は高くありませんが、日陰のない場所で長時間立つことがあります。

夏は熱中症、冬は海風による冷えに注意します。
のどが渇く前に水分を取る。
帽子や日焼け止めを使う。
濡れた服をそのままにしない。
寒い日は防風性のある上着を用意する。
めまい、強い疲れ、痛みが出たら切り上げる。

釣果が出始めると終了予定を延ばしたくなりますが、余力を残して帰ることも、長く続けるための大切な判断です。

続けるほど変わる5段階の楽しみ方

1.貸し竿で一匹を釣ってみる

最初は海釣り施設で道具を借り、サビキ釣りを体験します。

餌を入れる。
仕掛けを落とす。
竿先を見る。
ゆっくり巻き上げる。
初めて魚が掛かると、海の中に本当に魚がいることを手元で感じられます。
大きさや数よりも、自分で釣り上げた一匹が、その日の思い出になります。

2.自分で仕掛けを準備する

次は、竿とリールを自分で用意し、糸へ仕掛けを結べるようになります。

餌を入れる量。
仕掛けを沈める深さ。
待つ時間。

同じ釣り場でも、少し変えるだけで魚の反応が違います。

釣れた理由と釣れなかった理由を考えられるようになると、待っている時間にも意味が生まれます。

3.季節の魚を狙って出かける

慣れてきたら、「釣りに行く」だけでなく、「今の季節にこの魚を狙う」という計画へ変わります。

アジやイワシをサビキで狙う。
足元のカサゴを探る。
砂地へ仕掛けを投げてキスを待つ。
夕方にウキを眺める。

狙う魚が変わると、時間帯、仕掛け、餌、場所の選び方も変わります。
季節ごとの楽しみができるため、一年の中に小さな予定が増えていきます。

4.釣り方を広げて海を読む

次の段階では、ウキ釣り、投げ釣り、ルアー釣りなどへ広げます。

ウキ釣りでは、仕掛けを流しながら魚のアタリを目で追います。初心者は、ウキ、ハリス、針が組まれた市販の完成仕掛けを使うと始めやすくなります。

ルアー釣りでは、自分で投げて動かし、回遊する魚や岸近くの魚を探します。

潮の向き、風、海面に見える小魚、周囲の釣果を見ながら方法を変えるようになると、堤防から見える海が少しずつ立体的になります。

5.記録や料理まで含めて楽しむ

さらに続けるなら、釣行日、場所、天気、潮、釣れた魚、仕掛けを記録します。

同じ場所へ何度か通うと、魚が釣れやすい季節や時間が見えてきます。

持ち帰った魚を自分で料理する。
釣った魚の種類を調べる。
写真や文章で釣行を記録する。
初心者へ安全やマナーを伝える。
ごみを拾い、釣り場をきれいにして帰る。

釣る時間だけでなく、準備、記録、料理、場所を守る行動まで含めて、趣味として深まっていきます。

釣り道具や料理、釣行記録を発信することで、小さな収益活動へつながる余地もあります。

ただし、すぐに収益化しやすい趣味ではありません。

まずは安全とルールを身につけ、自分で無理のない釣行を計画できるようになることが先になります。

こんな人におすすめ

海を眺めながら、ゆっくり過ごしたい人。
初めての海釣りに挑戦したい人。
小さな魚の反応にも夢中になれる人。
季節ごとに違う魚を狙いたい人。
道具や仕掛けを少しずつ覚えたい人。
釣った魚を料理して味わいたい人。
一人でも誰かと一緒でも楽しめる趣味を探している人。

一方で、予定した日に必ず実施したい人や、餌や魚へ触れることが苦手な人には、少し合いにくいかもしれません。

その場合も、餌を使わないルアー釣りを選ぶ、魚を持ち帰らずに楽しむ、経験者と一緒に短時間だけ体験するなど、始め方を調整できます。

いつもの海に、小さな変化を見つける

堤防から見える海は、最初はどこも同じように見えるかもしれません。

広い水面が続き、その下に何がいるのかは分からない。
仕掛けを落としても、しばらく何も起こらない。
それでも、竿先を見ながら過ごしていると、少しずつ変化に気づきます。

小魚の群れが水面を揺らすこと。
潮の向きが変わること。
海鳥が一か所へ集まること。
静かだった竿先が、小さく動き始めること。

自分の目で見つけた変化の先に魚がいたとき、ただ待っていた時間が、海を観察していた時間へ変わります。

初めから大きな魚を釣らなくても大丈夫です。

まずは安全な海釣り施設で道具を借り、足元へサビキ仕掛けを下ろしてみる。

小さな魚が一匹掛かった瞬間から、これまで眺めるだけだった海が、季節ごとに訪ねたくなる遊び場として見え始めます。


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