岩盤浴の楽しみ方
岩盤浴と聞くと、温かい石の上に横になり、じんわり汗をかきながら過ごす姿を思い浮かべます。
お風呂のようにお湯へ入るわけでもなく、運動をするわけでもない。ただ横になって身体を温め、暑くなったら休憩する。
やることはとてもシンプルです。
それなのに、いざ初めて利用しようとすると、少し分かりにくいところもあります。
一回につき、何分くらい横になればよいのか。
休憩はどのくらい必要なのか。
どんな服装で利用するのか。
タオルや飲み物は持っていくのか。
サウナとは何が違うのか。
長く入った方が、しっかり休めるのか。
そこで今回は、岩盤浴に必要な時間や費用、施設での過ごし方、持ち物、身体への負担、続けることで変わっていく楽しみ方まで整理してみました。
調べてみると、岩盤浴は、我慢して長時間汗をかくための場所ではありませんでした。
温かい場所で短い休息を取り、涼しい場所へ移動して水分を補給する。その流れを何度か繰り返しながら、自分が心地よく過ごせる時間を探す場所に近そうです。
※時間や費用は、岩盤浴を備えた一般的な温浴施設を一人で利用する場合を想定した目安です。施設の設備、料金、岩盤浴着やタオルの貸し出し、入浴設備の利用によって変わります。
※岩盤浴は医療行為ではありません。この記事では、温かい場所で静かに休む余暇活動として紹介しています。
岩盤浴をざっくり整理すると
今回想定したのは、岩盤浴だけを短時間利用して帰るのではなく、着替え、岩盤浴、休憩、水分補給、入浴などを含めて施設内でゆっくり過ごす形です。
頻繁に通う日常的な習慣というより、疲れを感じた休日や、温浴施設でゆっくり過ごしたい日に選ぶ活動に近そうです。
一回の滞在は約3時間。移動や着替えまで含めると、半日ほど予定を空けておくと慌ただしくなりません。
短時間で何かを達成する趣味ではありませんが、温かい場所で横になる、休憩する、水分を取るという流れの中で、普段より意識的に休む時間を作れます。
1回の費用は約2,700円
今回の目安では、岩盤浴にかかる費用は一回約2,700円です。
費用の内訳目安
交通費400円
飲食・飲料代300円
入館料1,200円
岩盤浴利用料600円
館内着・タオルなどのレンタル100円
駐車場代100円
合計2,700円
料金の中心になるのは、施設の入館料と岩盤浴の利用料です。
岩盤浴だけを単独で利用できる施設もあれば、温浴施設の入館料へ岩盤浴料金を追加する形もあります。
岩盤浴着、敷きタオル、バスタオルが料金に含まれる施設もあれば、別料金でレンタルする施設もあります。
そのため、料金を確認するときは、表示されている金額だけでなく、
温浴施設の入館料が含まれているか
岩盤浴着が含まれているか
タオルを借りられるか
休憩室を利用できるか
再入場や途中退出ができるか
駐車料金がかかるか
まで見ておくと安心です。
専用の道具や会費は必要ありません。
年に3〜4回、一回2,700円ほどと考えると、年間では約9,450円。月額料金が発生する趣味ではないため、疲れたときや気分を切り替えたいときだけ利用できます。
岩盤浴の日は、三時間ほど空けておきたい
標準的な所要時間は、約3時間です。
岩盤浴を利用している時間だけでなく、受付、着替え、水分補給、休憩、入浴、身支度まで含まれます。
たとえば午後から利用するなら、次のような流れになります。
13時00分 施設の設備を確認する
出発前に、料金、営業時間、レンタル品、混雑状況を確認します。
施設によっては、岩盤浴の部屋が男女共用になっていたり、専用の館内着を着用したりします。
飲み物を持ち込める場所、スマートフォンを使える場所、休憩室の設備も異なります。
初めての施設では、次の点を確認しておくと安心です。
岩盤浴着と敷きタオルの有無
タオルの貸し出し
飲料水の販売場所
岩盤浴室への持ち込み規則
浴室を利用できるか
休憩室や食事処の有無
最終受付時刻
13時30分 施設へ到着する
受付を済ませ、岩盤浴着やタオルを受け取ります。
ロッカーへ荷物を入れ、必要なものだけを小さなバッグへまとめます。
岩盤浴室へスマートフォンや飲み物を持ち込めるかは、施設によって異なります。持ち込み禁止の場合は、指定の場所へ置きます。
着替えたら、先に少し水分を取っておきます。
13時50分 最初の岩盤浴へ
初めてなら、温度が穏やかな部屋を選び、短い時間から始めます。
敷きタオルの上へ横になり、身体の一部だけが熱くなりすぎないよう、無理のない範囲で姿勢を変えます。
何分利用するかは、施設の案内を優先します。
「まだ我慢できるから」と長く居続けるのではなく、暑い、苦しい、皮膚がひりつくと感じる前に退出する方が安心です。
14時10分 休憩と水分補給
涼しい休憩場所へ移動し、水分を取ります。
すぐに次の部屋へ入らず、呼吸や身体の熱さが落ち着くまで休みます。
横になった状態から急に立ち上がると、ふらつくことがあります。いったん身体を起こし、ゆっくり立ち上がります。
14時30分 別の部屋を試す
施設に複数の岩盤浴室がある場合は、温度や床材、香り、照明などの違いを試せます。
高い温度の部屋を選ぶことより、自分が落ち着いて横になれる場所を選ぶことが大切です。
15時00分 長めの休憩
休憩室で水分を取り、本を読んだり、目を閉じたりして過ごします。
岩盤浴を何度も繰り返さず、途中から休憩を中心にしても問題ありません。
施設によっては、リクライニングチェア、漫画、雑誌、食事処などがあります。
15時30分 入浴または身支度
浴室が併設されている場合は、岩盤浴後に汗を流します。
すでに身体が温まっているため、熱いお湯へ長く入る必要はありません。
体調に合わせて短く済ませたり、シャワーだけにしたりする選択もできます。
16時00分 施設を出る
着替えと水分補給を済ませ、ゆっくり帰宅します。
岩盤浴のあとに予定を詰め込むより、帰宅後も余裕を持って過ごせる日の方が、休んだ感覚を保ちやすそうです。
岩盤浴は、何もしない時間を作りやすい
岩盤浴の特徴は、温かい場所で横になっている間、ほかにすることがほとんどないことです。
料理や創作のように、手を動かして完成させるものはありません。
ゲームのような勝敗もなく、映画のように物語を追う必要もありません。
横になる。
目を閉じる。
身体が温まるのを待つ。
暑くなったら外へ出る。
水分を取りながら休む。
それだけです。
普段の休日は、休んでいるつもりでもスマートフォンを見たり、動画を流したり、次にすることを考えたりします。
岩盤浴室では電子機器を持ち込めない施設もあるため、半ば強制的に画面から離れられます。
今回の想定では、能動的に何かをしている時間は約55%です。
その中には、移動、着替え、部屋選び、水分補給、入浴なども含まれます。岩盤浴室にいる間は、自分から何かを進めなくても時間が過ぎていきます。
「何もしないことが苦手」という人にとっても、施設の流れに沿うだけで休息の時間を作りやすい活動です。
サウナより温度が穏やかでも、我慢はしない
岩盤浴は、一般的なサウナと比べて、穏やかな温度で横になって利用する施設が多くあります。
そのため、熱さが苦手な人でも利用しやすい印象があります。
ただし、熱く感じにくいからといって、身体への負担がないわけではありません。
長時間横になっていると、身体の一部だけが強く温まることがあります。汗をかけば、身体の水分も失われます。
大切なのは、長く利用することではなく、休憩を挟みながら自分の体調を見ることです。
最初は短い時間から始め、暑くなりすぎる前に退出する。
部屋の温度が合わなければ、無理に慣れようとせず、より穏やかな部屋へ移る。
横になる姿勢がつらければ、別の向きに変えるか、早めに休憩する。
岩盤浴の時間を記録することより、気持ちよく施設を出られることを優先したいところです。
水分補給は、入る前・休憩中・終わった後に
今回の想定では、一回の利用で必要になる水分量を約1,000mlとしています。
ただし、必要な量は、発汗量、滞在時間、室温、体格、食事などによって変わります。
最初に大量の水を飲んで終わりにするのではなく、
岩盤浴へ入る前
部屋から出て休憩するとき
入浴した後
帰宅する前
に分けて、少しずつ補給する方が飲みやすくなります。
公的な熱中症予防の案内でも、暑い環境では喉が渇く前から休憩を取り、その都度水分を補給することが勧められています。
施設内で飲み物を購入できる場合でも、混雑していたり、岩盤浴室から離れていたりすることがあります。
持ち込みが許可されているなら、普段使っている飲料ボトルを持参すると便利です。
一方で、水分を取ればいくらでも長く利用できるわけではありません。
身体が熱い、息苦しい、気分が悪いなどの変化があれば、利用を続けずに涼しい場所へ移ります。
めまいや吐き気があれば、すぐに中止する
岩盤浴では「もう少し汗をかきたい」「せっかく来たから長く入りたい」と思うことがあるかもしれません。
ただし、体調の変化を我慢してまで続けるものではありません。
特に注意したいのは、
めまい
立ちくらみ
頭痛
吐き気
強いだるさ
手足のしびれ
息苦しさ
いつもと違う動悸
受け答えがはっきりしない
といった変化です。
政府の熱中症予防情報でも、めまい、立ちくらみ、頭痛、吐き気、倦怠感などは、暑さによる体調不良の兆候として挙げられています。こうした症状があれば、涼しい場所へ移り、利用を中止することが大切です。
自力で水分を取れない、呼びかけへの反応がおかしい、意識がはっきりしない場合は、本人だけで対応しようとせず、すぐにスタッフへ伝えて救急要請を含む対応を求めます。
「少し休めば大丈夫」と決めつけず、早めに助けを求めることも、施設を安全に利用するために必要です。
体調がよくない日は、利用しない
岩盤浴は、疲れているときに行きたくなる場所です。
ただし、疲れていることと、体調が悪いことは分けて考えた方がよさそうです。
発熱している。
風邪や胃腸の不調がある。
寝不足が続いている。
食事や水分を十分に取れていない。
飲酒している。
二日酔いがある。
激しい運動の直後である。
このような日は、岩盤浴よりも自宅で身体を休める方を優先します。
二日酔いや寝不足、脱水気味の状態などは、暑い環境での体調不良につながりやすいことが政府の熱中症対策でも案内されています。
飲酒後は、酔いがさめたように感じても、身体の状態を自分で正確に判断しにくいことがあります。
持病や服薬があり、温熱施設の利用に不安がある場合は、施設の案内だけで判断せず、事前に医師や薬剤師などへ相談する方が安心です。
体調が悪い日に無理をして利用するより、調子のよい日に短時間から試す方が、岩盤浴を心地よく楽しめます。
運動量は少なくても、身体には熱が加わる
岩盤浴は、歩いたり走ったりする活動ではありません。
今回想定した平均的な運動強度は1.4METsほどで、身体活動としては低強度です。
身体的な目安1回あたり歩数約700歩歩行距離約0.5km立っている時間約20分姿勢が固定される時間約60分身体が温まっている時間約50分入浴・温浴時間約60分推定消費カロリー約168kcal水分補給の目安約1,000ml
※消費カロリーは体重60kgを基準にした目安です。
歩数は少なく、ほとんどの時間を横になるか、座って過ごします。
そのため、運動不足を解消するための活動とは別に考えた方がよさそうです。
汗を多くかいたとしても、それだけで運動をしたことにはなりません。
岩盤浴の役割は、身体を鍛えることよりも、静かに過ごす時間を作ることにあります。
一方で、同じ姿勢が続くと、背中、肩、腰などがつらくなることがあります。
身体の一部が熱い、しびれる、姿勢が苦しいと感じたら、横向きや仰向けに無理なく変えるか、いったん退出します。
施設が案内する利用時間と姿勢のルールを優先し、眠り込むほど長く居続けないことも大切です。
一人でも利用しやすい
岩盤浴は、一人で利用しやすい活動です。
今回想定した平均人数は約1.3人で、一人で訪れる人が中心です。
岩盤浴室では静かに過ごすことが求められる場合が多く、誰かと会話を続ける必要はありません。
自分の好きな時間に部屋を出て、休憩し、別の部屋へ移れます。
誰かと一緒に行った場合も、同じ時間だけ岩盤浴を続ける必要はありません。
暑さの感じ方や休憩の必要性には個人差があります。
「相手がまだ入っているから」と我慢せず、それぞれが自分のタイミングで退出した方が安心です。
施設内で待ち合わせる場所を決めておけば、別行動でも困りません。
一人で静かに過ごしたい日にも、誰かと一緒に温浴施設へ行きたい日にも使える活動です。
最初に持っていきたいもの
岩盤浴着や敷きタオルを施設で借りられる場合、必須となる専用道具はありません。
普段使っているものだけでも利用できます。
飲料水
最も優先したい持ち物です。
持ち込み規則を確認し、利用前と休憩中に飲めるようにします。
冷たすぎる飲み物が苦手な人は、保冷・保温ボトルへ飲みやすい温度の水を入れてもよさそうです。
着替えと下着
岩盤浴着の下に何を着るかは、施設の案内に従います。
利用後は汗をかいているため、帰宅用の下着や衣類があると快適です。
濡れたものを分けられる袋も用意します。
タオル
施設で借りられる場合でも、小さなフェイスタオルが一枚あると便利です。
ただし、岩盤浴室で使用する敷きタオルには、施設指定のものを使う必要がある場合があります。
洗面・スキンケア用品
入浴やシャワーも利用する場合は、普段使っている洗面用品を持参します。
施設に備え付けられているものだけで済ませても問題ありません。
最初から多くのケア用品を持っていくと、ロッカーや小型バッグの中がいっぱいになります。
小型バッグ
飲み物、タオル、ロッカーキーなどをまとめます。
岩盤浴室へ持ち込める大きさや素材について、施設ごとにルールがあるため確認が必要です。
スマートフォン
予約、会員証、電子決済、交通情報の確認に使えます。
ただし、岩盤浴室や浴室への持ち込み、写真撮影は禁止されていることがあります。
貴重品はロッカーへ保管し、館内のルールを優先します。
専用道具を買わなくても始められる
岩盤浴は、専用道具への依存度が低い活動です。
今回の想定では、普段持っているものを活用できる割合は約97%。レンタルや施設備品で補える割合も約98%です。
施設から岩盤浴着、敷きタオル、バスタオルなどを借りられれば、自分で用意するものは飲料水と着替えくらいです。
手持ち品だけなら、追加費用はほぼかかりません。
何度か利用してから、
乾きやすいタオル
温浴施設用の小型バッグ
飲料ボトル
濡れ物用の袋
洗面ポーチ
などをそろえる場合でも、一万円ほどが目安です。
ただし、これらはなくても利用できます。
高価なタオル一式、専用マット、心拍計、大量のケア用品、携帯家電などを最初から購入する必要はありません。
まずは施設のレンタル品を使い、不便に感じたものだけを後から加える方が無駄になりにくそうです。
荷物は小さくまとめた方が過ごしやすい
岩盤浴施設では、ロッカーと休憩室、岩盤浴室、浴室の間を移動します。
荷物が多いと、そのたびに持ち運んだり、必要なものを探したりすることになります。
館内用のバッグには、
飲料水
小さなタオル
ロッカーキー
必要最低限のケア用品
くらいを入れれば十分です。
着替えや貴重品はロッカーへ置きます。
濡れたタオルや下着を入れる袋が一枚あると、帰りのバッグを汚さずに済みます。
アイマスクや耳栓は、休憩室で静かに過ごしたい場合には便利ですが、施設内での使用可否を確認します。
岩盤浴室では周囲の音やスタッフからの案内に気づけるよう、安全を優先した方がよさそうです。
施設選びで過ごし方がかなり変わる
岩盤浴は施設への依存度が高く、自宅で同じように行うことは難しい活動です。
今回の想定では、利用できる施設は全国で約900か所です。
ただし、岩盤浴の設備や過ごし方は施設によってかなり違います。
岩盤浴室の種類
温度の異なる部屋、床材の異なる部屋、香りや照明を工夫した部屋などがあります。
初めてなら、部屋数の多さより、温度が穏やかな部屋と休憩場所があるかを確認した方が利用しやすそうです。
休憩室
リクライニングチェアや畳、漫画、雑誌、読書スペースなどが用意されている施設があります。
岩盤浴だけを続けるのではなく、休憩室で過ごす時間を楽しみたい人には重要です。
温浴設備
大浴場、露天風呂、炭酸泉、サウナなどを併設している場合があります。
設備が多いほど楽しみ方は広がりますが、すべてを利用しようとすると、かえって疲れてしまうこともあります。
食事と飲み物
長時間滞在するなら、食事処や飲料水の購入場所も確認しておきます。
食事直後に岩盤浴へ入るのではなく、時間に余裕を持った予定を組みます。
混雑と静かさ
人気施設では、休日や夕方に休憩席が埋まることがあります。
静かに過ごしたいなら、平日の昼間や休日の早い時間を選ぶ方がよさそうです。
施設の豪華さだけでなく、自分が休みやすい環境かどうかで選びたいところです。
最初は、すべての設備を使わなくていい
大きな温浴施設へ行くと、複数の岩盤浴室、大浴場、サウナ、休憩室、食事処など、たくさんの設備があります。
せっかく料金を払ったのだから、全部利用したくなるかもしれません。
けれど、岩盤浴、入浴、サウナを長時間続けると、身体へかかる熱の負担も増えます。
初めてなら、
温度が穏やかな岩盤浴室を短く利用する
涼しい場所で休憩する
水分を取る
体調がよければ、もう一度だけ利用する
最後に短く入浴する
くらいでも十分です。
疲れているときは、岩盤浴を一回で終え、残りの時間を休憩室で過ごしても構いません。
「何回入れたか」より、「帰るときに疲れすぎていないか」を基準にした方が、休養として取り入れやすくなります。
岩盤浴は、続けると休み方が分かってくる
岩盤浴には、技術を競ったり、成果物を作ったりする面白さはありません。
それでも何度か利用すると、自分が快適に過ごせる温度や時間、休憩方法が少しずつ分かってきます。
第1段階 初めて岩盤浴を体験する
最初は、受付、着替え、水分補給、岩盤浴、休憩という基本的な流れを知る段階です。
温かい床へ横になり、短い時間で一度退出します。
この段階では、たくさん汗をかくことより、自分がどのくらいの時間なら心地よく過ごせるかを確かめます。
横になったまま身体が温まる感覚と、静かに休む時間を体験できれば十分です。
第2段階 温度・姿勢・休憩を調整する
何度か利用すると、部屋の温度や床材によって、感じ方が違うことに気づきます。
仰向けが楽なのか。
うつ伏せの方が温かく感じるのか。
何分ほどで休憩したくなるのか。
どのくらい水分を取ると過ごしやすいのか。
自分の体調に合わせて、利用時間と休憩を調整できるようになります。
第3段階 施設全体の過ごし方を組み立てる
さらに慣れると、岩盤浴だけでなく、休憩室、入浴、読書、食事などを組み合わせるようになります。
最初に入浴するのか。
岩盤浴後に休憩を長く取るのか。
食事をどこへ入れるのか。
何時ごろ行けば混雑を避けられるのか。
温熱の時間を増やすのではなく、休む時間を含めた一日の組み立てを考える段階です。
第4段階 温度・衛生・安全まで意識する
岩盤浴に慣れると、心地よさだけでなく、身体への熱のかかり方や施設の管理にも目が向きます。
水分は足りているか。
同じ姿勢が長く続いていないか。
館内着やタオルは清潔に管理されているか。
換気や清掃が行われているか。
体調が悪いときに無理をしていないか。
低い温度だから安全と決めつけず、異変があればすぐ中止できるようになります。
第5段階 自分なりの岩盤浴習慣を作る
長く続けると、施設、季節、疲れ方によって利用方法を変えられるようになります。
寒い時期は温度が穏やかな部屋でゆっくり過ごす。
暑い時期は利用時間を短くする。
疲労感が強い日は、岩盤浴より休憩室を中心にする。
忙しい月は無理に通わない。
施設ごとの体感や利用後の気分を記録しながら、自分に合う頻度を探します。
岩盤浴へ長く入ることを目的にせず、生活の中で無理なく使い分けられる段階です。
岩盤浴が合いやすいのは、こんな日
岩盤浴は、次のような休日に選びやすそうです。
外出はしたいけれど、活発に歩き回りたくない日。
自宅では落ち着いて休めない日。
雨や寒さを気にせず過ごしたい日。
スマートフォンから離れて静かに過ごしたい日。
一人で数時間ゆっくりしたい日。
入浴と休憩をまとめて楽しみたい日。
次の予定を入れず、早めに帰宅できる日。
反対に、時間がほとんどない日や、利用後すぐに忙しい予定がある日には、あまり向いていません。
三時間ほど確保し、帰宅後もゆっくりできる日に選ぶ方が、慌ただしさを感じずに済みます。
「汗をたくさんかくこと」を目標にしない
岩盤浴では、汗をかくことが分かりやすい変化になります。
そのため、汗の量が少ないと、十分に利用できていないように感じるかもしれません。
けれど、汗のかき方には個人差があります。
その日の体調、室温、滞在時間、体質などによって変わるため、ほかの人と比べる必要はありません。
汗をたくさんかくことや、長時間居続けることを成果にすると、身体の変化を我慢しやすくなります。
岩盤浴で大切なのは、
温かい場所で横になれた。
途中でしっかり休憩できた。
水分を取りながら過ごせた。
普段より静かな時間を持てた。
疲れすぎずに帰宅できた。
という一日の流れです。
目に見える成果はなくても、何もしない時間を作れたこと自体が、岩盤浴の一つの楽しみになります。
調べる前より、休憩が中心の場所に感じました
調べる前は、岩盤浴は長く汗をかき、身体をしっかり温めるための場所だと思っていました。
けれど、実際には、温かい部屋で過ごす時間と同じくらい、外へ出て休憩する時間が大切です。
横になる。
身体が温まる。
部屋を出る。
水分を取る。
涼しい場所で休む。
この繰り返しの中で、自分が無理なく過ごせる時間を見つけていきます。
また、岩盤浴の楽しさは、特別な効果を期待することより、日常から一度離れて休む時間を確保できることにありそうです。
専用道具はほとんど必要なく、一人でも利用しやすい。天候に左右されず、施設へ行けば横になって休むための環境が用意されています。
ただし、温度が穏やかに感じられても、長時間の利用や水分不足には注意が必要です。
私なら、最初はレンタル品のある施設を選びます。
飲料水と着替えだけを持ち、温度が穏やかな部屋へ短い時間だけ入る。暑くなる前に退出し、次へ急がず、休憩室でゆっくり水分を取る。
もう一度入りたいと感じたら短く利用し、疲れていたら、そのまま休憩を続ける。
三時間のうち、岩盤浴を何分利用できたかではなく、帰る頃に「今日はきちんと休めた」と感じられたなら、岩盤浴の最初の一日は十分に楽しめたと言えそうです。
サウナはこちら
温浴施設はこちら
休日のよりみち帖では、気軽に始められるものから、少し時間をかけて楽しみたいものまで、さまざまな趣味やレジャーを紹介しています。
「次の休日は何をしよう」と迷ったときに、新しい楽しみを見つける小さなきっかけになれたらうれしいです。
これからも、次にやってみたくなる趣味を一つずつ丁寧に紹介していきますので、ぜひフォローして、次の記事も覗いてみてください。
