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HD-2D版ドラゴンクエストⅠ&Ⅱを終えて

リメイク作品であるHD-2D版ドラゴンクエストⅠ&Ⅱの真エンディングまで到達しましたので感想を書きたいと思います。ネタバレもありますので気になる方はお気をつけ下さい💦

まずはじめに、とても面白かった!
私はFC版ドラクエⅠのリアルタイム世代なので、もうそろそろドラクエとの付き合いが40年に届こうかというおじさんです。小学生~中学生くらいまでの思い出には常にドラクエがあります。ですので色々な意味でバイアスがかかっていると思います。

その中で、思い入れのあるロト3部作を現代的に補強/完結させてくれた、というのが大きな感想です。特に真エンディングの着地のさせ方。そう持ってくるのか、と。今回のリメイクではⅢ⇒Ⅰ⇒Ⅱの順番でプレイすることで得られるカタルシスがあります。

オリジナルのリリース順であるⅠ⇒Ⅱ⇒Ⅲの「驚き」とはまた違った着地のさせ方であり、上手いなと感じましたし、作り手側のドラクエへの「愛」を感じました。

勇者ロト(Ⅲ主人公)が成し遂げることのできなかった故郷への帰還。ロトの兜(オルテガの兜)の文字「アリアハンの勇者の帰還を願って」が世代を超えて成し遂げられます。こんなのやられたら、うるっときちゃうじゃないですか。。。ドラクエのプレイ層が中年ばかりなのを狙った演出なんでしょうね。

余談ですが、ちょっと『シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇』の鑑賞後と似たような気分になりました。かつて自分の中でシロクロついていなかった、少し引っかかっていた「何か」に整理がついた気分。

納得のいく解像度を以て、ロト三部作を完結してくれたことに対して、声を大にして「ありがとう」と言いたいです。

本当にありがとう!楽しかった!


この後は、具体的な楽しかった部分と気になった部分を簡単に紹介します。


●楽しかった部分

・ストーリーの大幅補強
追加シナリオも多かったですし、既存シナリオでも大幅にカットシーンが追加されています。Ⅰのローラ姫のサイドストーリーや紋章のくだり、Ⅱでの仲間同士の掛け合いは総じて良かったです。特にⅡではパーティメンバーの成長を感じることができますね。テキスト(台詞)も練られていると感じました。この件については別途記事にしたいと思います。


・超絶技の存在
これが戦闘にいいスパイスを加えてくれました。Ⅰでは一人プレイということもあり、相手の動きやローテーションにあわせて超絶技を繰り出すようなパズル要素がありました。今までのドラクエにはない要素だったと思います。苦手な方もいたようですが私は楽しめました。

Ⅱではパズル的要素は減ったものの、どのタイミングで超絶技を繰り出していくかを考えるのが楽しかったですね。特にバフを重ねてのローレ王子の超火力ロマン砲は脳汁ものです。


・「ルート」を離れたプレイ
私は子供の頃、想定レベル、ルートを少し外したプレイが好きでした。Ⅱで船入手後、普通ならアレフガルドですが、先に無理してきんのかぎを拾いに行き、それで得られる装備、アイテムなどを入手した状態で、想定ルートに戻るとちょっとした無双状態を味わえる、というものです。ひかりのつるぎやロトのたて、ガイアのよろい、いかづちのつえをもってアレフガルドに戻ると、ちょっぴり優越感があるのです(笑) 

今回、鍵ではそういったことはできませんでしたが、想定ルートから外れ、危険な地域にほしふるうでわやしあわせの帽子を拾いに行ったり、はかいのつるぎ、みずのはごろもを穴掘りしたりでちょっとした背伸びプレイをすることができました。


・ロトのつるぎの復活と進化!

FC版Ⅱではロトのつるぎが残念な状態で登場し、いなづまのけんに立ち位置を奪われるという状況でした。100年という時間の流れがあるとはいえ、これはやっぱりちょっと、、、と小学生ながらに思った記憶があります。(小説版では稲妻の剣を餌?にロトのつるぎが復活する展開がありまして胸アツでした☆)

今回、ロトのつるぎは「さびたつるぎ」として登場しますが、オリハルコンによる「ロトのつるぎ」への復活と、竜王ひ孫による「ロトの竜剣」への進化の2段階ジャンプが用意されていました。

ロトの竜剣は文句なしに最強装備となっていて、はかいのてっきゅうやルビスのつるぎの後塵を拝していた過去作からすると「やっぱりこうでなきゃ」と!! ロトの末裔4人全員がロト装備可能なのも良かったです。


・サマル王子の強化と呪い装備

サマルトリア王子がいつもの器用貧乏魔法戦士でなく、紛れもない「勇者」でした!なにせ勇者の専売特許であるギガデインもギガスラッシュもベホマズンも彼のみが使いこなせます。ギガンテスの痛恨の一撃でワンパンされるようなこともありません。

おまけに、なんとサマル王子は呪い装備でもデメリットを受けずに動くことができます。(呪い自体はあり、外せなくなるので装備変更時に教会かシャナクは必要)ベラヌールの呪いイベントをうまくシステムに昇華しています。

使いどころの難しい呪い装備にうまく立ち位置を与えてくれる仕組みで感心しました。これにより全身呪い装備をまといながらギガデインやギガスラッシュを放つという新しい勇者の形を見せてくれたと思います。

中盤、はかいのつるぎを装備しながら放つさみだれけんが猛威を振るいました。後半でのやまびこイオナズンとあわせて雑魚戦のMVPでしたね。
また、はんにゃのめんが装備できるので最終盤はカチカチです。

この状態でも普通に行動できます

・その他
他にも以下のようなお楽しみ要素がありました。

はぐれメタル狩り: サマル王子のHPを半分以下に調整⇒開幕災禍の陣⇒かかったはぐれメタルを呪文で一掃(1ターンで複数メタルを討伐)
※レベルアップ時の回復を無効にしておくとよいです。

ローレのはやぶさビースト渾身斬り: 
サマル王子が強化されたことは書きましたが、それでいてローレシア王子の変わらない脳筋具合よ!!

すべてをなぎ倒す破壊神はやはりローレでしたね。サマルの株が上がろうと、やはりローレがパーティの支柱であることには変わりありません。後半のボス戦では彼に火力を集中させる戦い方になります。

「仲間が何人倒れようとも最後の一撃を放つのが真の勇者の役目」を体現しています。(ロト紋の竜王の言葉)

ローレがはやぶさの剣を装備し、開幕でビーストモード、バフ/デバフ役がおうえん、やまびこルカニ、たたかいのドラム、ロトの竜剣を重ねることで脅威の1ターン1万オーバーの火力をたたき出すことができます。これでしんりゅう2ターン撃破が可能でした。(超絶技の全身全霊斬りだとはやぶさ2回攻撃が乗りません)

BGM

ドラクエ2は私のお気に入りの「王城」(お城のBGM)が聞けるのです!
この曲は「天空城」(ドラクエ5)とともに、私の大好きなバッハの「G線上のアリア」と入り方や展開がよく似ていて、勝手に「E三部作」(開始音ミーーから入るので💦)と呼んでいます。今回のアレンジでは2週目があり、音数が増えているのでより豊かな響きになっていました。

この曲はただ単にお城の曲であるだけでなく、主人公たち(ローレ、サマル兄妹、ムーン)にとっては「故郷」の響きが重なる曲となります。他作品でのお城のBGMは荘厳、壮麗な曲調が多いですが、Ⅱではやすらぎ、ぬくもりを感じる曲調になっているのがたまらなく好きです。

開始音ミーーで入る曲としては「おおぞらをとぶ」もそうですよ。この曲も本当に神がかっていると思います。今回のⅡでは「あの」シーンで「おおぞらをとぶ」のアレンジの方の神曲が使われました。このシーンでは胸にこみあげるものがありました。


●ちょっと気になった点

批判する意図は全くありませんが、プレイ中に気になった部分です。皆さんはどのように感じました?

・鍵の入手が全体的に遅い
いつもの「とうぞく⇒まほう⇒さいご」のかぎ3兄弟です。とうぞくのかぎはいいのですが、その後のかぎ入手が遅いです。ドラクエⅢで例えると、まほうのかぎがバラモス戦前後、さいごのかぎが虹のしずく前後で入手できるイメージです。見逃しているのか?と不安になったくらいです。これはもう少し早めても良かったのでは?「今まで開けられなかった鍵を開けて回る楽しさ」がお預け状態のままゲームが進みます。

・レミラーマの入手が遅い
普通に進めるとテパはかなり終盤に訪れることになります。鍵もそうですが、入手後は今まで訪れた場所を総洗いすることになりますので、しばらくストーリーから離れ、アイテム探し(装備補強)に時間を使うことになります。楽しさもあるのですが少々量が多かったような。


・回復手段

かなり戦略性を持たせられているな、と思う設計(使い手、覚えるレベルなど)でしたが、オリジナル版とは結構違っています。ベホマ使えるのがサマル王子だけになるとは。しかもⅠでベホイムがあったので、こちらにも登場かと待っていても出て来ない。。。

ベホマ覚える直前はHPが300くらいになっているのにベホイミしか使えないのが少々きつかった。でも昔もこんなもんでしたね。ベホマ覚えずにバラモス倒すのきつかったですし。その代わり、全体回復は水の紋章の力で充実しています。

・小さなメダル報酬が微妙(Ⅱのみ)
Ⅰでは気にならなかったのですが、Ⅱでは小さなメダルで入手できるアイテムの活躍度合いが低かった気がします。序盤はまだいいのですが、後半は宝箱やキラキラで拾えるアイテムに負けていて、入手即ふくろ行きな感じでした。

個人的には「きせきのつるぎ」が大好きなのですが、今回は活躍できませんでした。(きせきのつるぎは入手時点で店売りより一段上の攻撃力+回復がついていて、さらに他の仲間にお下がりを渡せるなど寿命が長いイメージ)

それなりに細かく探索して進めていて、真エンド時点で76枚まで来ていますので、取り逃がしが影響しているとは思わないんですよね、、、

・「はなす」コマンドがない
固定キャラ+豊かな感情表現となっているのですが、「はなす」がないんです。この作品ほど「はなす」コマンドが輝く作品はないんじゃなかろうか。アップデートで実装されたらもう1周してもいいと思うくらいです。


色々書きましたが、久しぶりに約2週間没頭することができました。もし気になっているけど、昨年のⅢがイマイチだったので悩んでいる人がいたらお勧めしたいです。今回、ⅢはⅠ/Ⅱのための前振りだったのか?というくらい良かったですよ!

今日はゲームの内容について書いてみましたが、後日別の視点でもう1本記事を書いてみたいと思います。

 2025/12/2 追記) 書きました!もしよければこちらもどうぞ!

お読みいただきありがとうございました。


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