見出し画像

ぶっ壊れミチオのお嬢さんをくれくれ伝説

ぶっ壊れミチオは結婚の許しを請うため、恋人の実家を訪れた。

ミチオ「お嬢さんをくれっ!」

父「くれてやらんっ!」

ミチオ「十二月に来たら、くれるのかっ?」

父「暮れに来ても、くれてやらんっ!!」

ミチオ「くれぐれも言っておく。オレはお嬢さんをもらうまでは、オレの名前の由来は、絶対に教えてやらねえからなっ!」

父「教えろっ!」

ミチオ「オレが生まれる時、オヤジがたまたま読んでた『まんが道』の主人公の満賀道雄から取ったっ! ちなみにオヤジは『まんが道』を途中で飽きて、読むのをやめたっ!」

父「バカみたいな由来だっ!」

ミチオ「お嬢さんをもらってないのに、ゲロっちまったっ!」

父「これにて、娘はもうやらんっ!」

ミチオ「もう別に何がどうだろうと、とにかくお嬢さんをくれっ!」

父「気づけば、おまえはわたしに対し、終始タメ口じゃないかっ!」

ミチオ「オレは、おまえなんかにテイネー語をきくようなリスペクトは持ち合わせていないっ!」

ミチオ「そして、持ち合わせるつもりもないっ!」

父「わたしは、おまえより年上で偉いのだ……リスペクトプリーズッ!」

ミチオ「おまえってやつは……。らしくないカタカナ語を使うんじゃないっ!」

父「らしくないっ……? おまえは、わたしという人間をどれだけ知っているのだっ?」

ミチオ「おまえなんかのこと、知りたくもないわっ!」

父「知れ知れ知れっ!」

ミチオ「知るかボケっ! でも、お嬢さんをくれっ!」

父「今までの非礼を詫びるのなら、考えてやらんこともないっ!」

ミチオ「スイカ割り……スイカ悪りぃっ!」

父「誰が許すいかっ!」

ミチオ「話が違うっ! お嬢さんをくれっ!」

父「おまえのようなやつにくれてやる娘はウチには、おらん……」

ミチオ「ウータンッ!」

父「おまえにくれてやる娘は、おらん……」

ミチオ「ダッ! ネザーランドッ!」

父「息が合ってきたなっ!」

ミチオ「だったら、お嬢さんをくれっ!」

父「いいぞ、やるっ!」

ミチオ「いいぞ、もらうっ!」

父「そらやるぞっ!みんなでなかよくたべにこいっ!」

ミチオ「ぽっ、ぽっ、ぽっ、ハト、ぽっ、ぽっ!」

ミチオ「よしっ、もらったぞっ!」

父「それはクロワッサンだがなっ!」

ミチオ「クロワッサンでいいっ!」

父「娘より、クロワッサンなのかっ!」

ミチオ「お嬢さんより、クロワッサンがいいっ!」

お嬢さん「あたしよりっ?」

ミチオ「クロワッサンがいいっ!」

父「じゃあなっ!」

ミチオ「じゃあなっ!」

父「車に気をつけろよっ!」

ミチオ「おまえも元気でなっ!」

(終)

いいなと思ったら応援しよう!