神様のつぶやきNo.97 筥崎宮
🍀 筥崎宮の概要
筥崎宮は福岡市東区箱崎に鎮座する八幡宮で、宇佐神宮・石清水八幡宮と並ぶ「日本三大八幡宮」の一つとされています。
社伝では、平安時代中期の延喜二十一年(九二一)ごろ、醍醐天皇の勅によって社殿が整えられ、筑前大分宮から現在地へ遷座したと伝えられます。
鎌倉時代の元寇の折には、いわゆる「神風」の信仰と結びつき、以来「厄除け」「勝運」の神として武家から厚く崇敬されました。足利尊氏や豊臣秀吉など名だたる武将も参拝したことが伝えられています。
有名な楼門に掲げられた「敵国降伏」の扁額は、醍醐天皇の宸筆をもとにしたものとされ、神宝として「敵国降伏」の端正な金泥書が伝来しています。
境内は広く、社殿のほか花庭園や浜へ通じる参道などがあり、春秋の社日祭で箱崎浜の真砂をいただく「お潮井取り」、秋の放生会大祭など、福岡・博多を代表する祭礼の場としても知られています。
🎁 主な祭神とご利益
筥崎宮の御祭神は三柱で、いずれも八幡信仰の中核となる神々です。

▪️応神天皇(おうじんてんのう)
主祭神は応神天皇で、八幡大神として武家守護神・国家鎮護の神として広く信仰されました。
筥崎宮では、元寇のエピソードとも結びついて「厄除」「勝運」「必勝祈願」の性格がとくに前面に出ています。現代でもスポーツチームなどの必勝祈願が行われています。
▪️神功皇后(じんぐうこうごう)
神功皇后は応神天皇の母とされる人物で、筑紫とのゆかりが深く、九州一帯で広く祀られています。
三韓征伐伝承とも結びつき、王権の拡大と武勇を象徴する存在として、勝負事・開運、さらには母として安産や子育ての守護にもつながる女神として理解されています。
▪️玉依姫命(たまよりひめのみこと)
玉依姫命は、海の神に連なる女神で、神武天皇の母にあたるとされます。
海という境界世界とこの世を媒介する存在として、生命を海から陸へとつなぐ母性の神格でもあり、海上安全や良縁、子授けなどとも結びつきやすい性質を持つ神です。
▪️地名「筥崎」と神話的由来
筥崎という地名は、応神天皇誕生の際の伝承に由来するとされます。
応神天皇が筑紫国蚊田の里でお生まれになったとき、その御胞衣を筥に納め、白砂青松の岬に埋めて標に松を植え、それを「筥松」と呼んだことから、このあたりを「筥のある岬」、すなわち筥崎と呼ぶようになったと伝えられています。御胎内・御胞衣と土地が結びつく典型的な「御誕生地」の神話で、玉依姫命や神功皇后の母性とも響き合っています。
▪️筥崎宮で強いご神徳
筥崎宮は、歴史と祭神の性格から、とくに次のようなご神徳で知られます。
・厄除け 元寇神風伝承、日本三大八幡宮
・勝運・必勝 武家・武将の崇敬、敵国降伏扁額
・家内安全 地域の総鎮守、社日祭・お潮井取り
・海の守護 浜と一体の社域、玉依姫命の性格
🌳 主な祭事 重要な祭事
筥崎宮で最も重要な祭事としてよく挙げられるのは、放生会(ほうじょうや)です。
放生会は、秋に行われる筥崎宮の大きなお祭りで、生命を大切にし、万物への感謝をささげる意味合いがあります。筥崎宮の年中行事の中でも特に規模が大きく、地域を代表する祭りとして親しまれています。
(hakozakigu.or.jp)
🌿 神様のつぶやき
筥崎宮〜応神天皇・神功皇后・玉依姫命

勝つ者とは、人に勝つ者ではない。
昨日までの弱き己を越えた者こそ、
神は静かにその背を押す。
恐れを手放したその一歩に、
私は神風を吹かせよう。

⛩️ 応神天皇・神功皇后・玉依姫命の神業 ⛩️

