引き寄せの法則の本を20冊読んでも叶わなかった理由
本屋の引き寄せコーナーで、何冊目かの本を手に取っていませんか?
「これこそ本物かもしれない」。そう思って買って、読んで、実践して。でも、また何も変わらなかった。
そして本棚には、似たようなタイトルの本が何冊も並んでいく。
「引き寄せの法則 本」で検索してここに来たということは、もうかなりの数を読んでいるはずです。
それでも、現実は動かない。
「自分の読み方が悪いのかな」
「もっと本物の一冊に出会えていないだけかな」。
そんなふうに、次の本を探し続けている人もいると思います。
"本を20冊読んでも叶わなかったのは、読み方が悪かったからではありません。本という形式そのものに、構造的な欠陥があるからです。"
どうも、クロガミです。私自身、5年以上・20冊以上の引き寄せ本を読みました。
アファメーション、ビジュアライゼーション、ノートに書く。本に書いてあることは一通り試し、ちゃんと継続もしました。それでも現実は何も変わらない時期が、何年も続きました。
出戻り不可能と言われた会社への復職、欲しかった金額をちょうど臨時収入で受け取る、3年間憧れていた人へのDMから今のコンサル関係まで。
1年で3つの引き寄せを成功させられるようになったのは、21冊目の本に出会えたからではありません。
本を読むことそのものをやめて、別のことを始めたからです。
引き寄せの本を20冊読んでも叶わない本当の理由
引き寄せの本を何冊読んでも叶わない理由は、本の中身が間違っているからではありません。
「本を読む」という行為自体が、潜在意識の書き換えという目的に対して、そもそも不向きだからです。
引き寄せの本の多くは、「願えば叶う」「ポジティブに考えれば現実が変わる」という考え方を、丁寧に、わかりやすく説明してくれます。
知識としては正しいことが書かれています。私もそれを否定するつもりはありません。
問題は、知識を得ることと、潜在意識が書き換わることは、まったく別の出来事だということです。
「理解した」と「書き換わった」は別の話
本を読んで「なるほど、そういうことか」と腑に落ちる瞬間があります。この瞬間、多くの人は「自分は変わった」と錯覚します。
ですが、潜在意識の書き換えは、脳の物理的な変化です。
神経科学ではこれを長期増強と呼びます。同じ刺激を繰り返し受けることで、神経回路が太く、強くなっていく現象です。
一冊の本を読んで「理解した」というのは、顕在意識のレベルで情報を処理しただけのことで、潜在意識に対応する神経回路への刺激は、ほとんど起きていません。
読書中に感じる納得感の強さと、潜在意識への浸透の深さは、まったく比例しないのです 。
これが、何冊読んでも変わらない一番の理由です。納得することと、神経回路が書き換わることは、別の作業なのです。
なぜ「20冊」読んでも積み上がらないのか
ここでもう一つ、見落とされがちな問題があります。
本を変えるたびに、刺激を受ける場所が毎回変わってしまうということです。
ある本では「感謝日記をつけましょう」と書かれています。次の本では「ビジョンボードを作りましょう」と書かれています。また別の本では「アファメーションを唱えましょう」と書かれています。
それぞれの方法は、間違ってはいません。ただ、毎回違う方法、違う言葉、違うアプローチに触れることで、脳への刺激が一点に積み上がらず、薄く広がって消えていきます。
釘を板に打ち込む様子を想像してみてください。同じ場所に何度も打ち込むからこそ、釘は深く刺さります。毎回違う場所に打ち込めば、どの釘も浅いままです。
20冊の本を読むという行為は、20箇所に1回ずつ釘を打っているのと同じです。
どれだけ冊数を重ねても、一本も深く刺さりません。
宝くじ当選者の多くが数年でお金を使い果たしてしまう話を知っているでしょうか。
これも、外側の現実だけが急に変わり、内側の感覚(セルフイメージ)がそれに追いついていないことが原因だと言われています。
本を読んで知識だけを増やしていく行為は、これと似た歪みを生みます。
知識という外側だけが増えていき、潜在意識という内側はそのままで止まっているのです。
本が悪いわけではない、使い方が違うだけ
ここで誤解してほしくないことがあります。
引き寄せの本そのものを否定しているわけではありません。
本は、「なぜ引き寄せが機能するのか」を理解するための入口としては、とても優れています。
実際、私自身も20冊の本から、松果体やRAS(網様体賦活系)といった概念を学びました。知識のインプットとしての価値は、本にしかない部分もあります。
問題は、本を読むことを「実践」だと勘違いしてしまうことです。
本を読んで知識を得るフェーズと、潜在意識を書き換えるフェーズは、本来別の作業です。
多くの人がこの二つを混同し、「また新しい本を読めば、今度こそ変わるかもしれない」と、知識のインプットだけを繰り返してしまいます。
本を読むことは準備運動であって、本番ではないのです。
21冊目を探す前にやるべきこと
私が変わったきっかけは、新しい本を探すのをやめたことでした。
21冊目を探す代わりに、今まで読んだ20冊の中から「これだ」と思える一つの方法を選び、それだけを毎日繰り返すことに決めたのです。
私が選んだのは、ニコラ・テスラの3・6・9の法則をもとにした369ライティングという技術です。
同じ完了形の一文を、増えていくリズムで毎日書き続ける。新しい方法を探すことをやめ、一つの場所に釘を打ち続けることに切り替えました。
本を読む量を増やすのではなく、実践する量を一点に絞ったことが、5年間止まっていた現実を動かした唯一の変化でした。
これは精神論ではありません。
長期増強という神経科学の仕組みを使えば、同じ場所への繰り返しの刺激でしか、神経回路は強化されないからです。具体的な書き方とリズムについては、こちらにまとめています。
本を読んでも変わらなかった人が、次にやること
もしあなたが何冊もの引き寄せ本を読んできて、それでも現実が動いていないなら、まずやるべきことは「もう一冊探す」ことではありません。
今まで読んだ本の中から、一つの方法を選び、それだけを一定期間続けることです。
潜在意識を書き換える方法は、本によって微妙に表現が違っても、根っこの部分は共通しています。
アファメーション、ノートに書く、瞑想、ビジュアライゼーション。どれも「繰り返しによって神経回路を強化する」という同じ原理で動いています。
大事なのは、どの方法を選ぶかではなく、選んだ一つを一点集中で続けられるかどうかです。
私自身、20冊の本から得た知識は、決して無駄ではありませんでした。
ただ、知識を集める段階から、一つを選んで繰り返す段階に移らない限り、現実は何年経っても動きません。
本を読む手を止めて、ノートとペンを手に取る。そのタイミングが、5年間と1年間を分けた、唯一の境目でした。
こんな疑問もよくあります
引き寄せの本は何冊くらい読めばいいのか
冊数に意味はありません。1冊でも「なぜ機能するのか」を理解できれば十分です。大事なのは冊数ではなく、理解した後にどれだけ同じ方法を繰り返せるかです。
結局どの本が一番おすすめなのか
私は特定の本をおすすめしません。理由は、本の中身よりも、読んだ後の行動の方が結果を左右するからです。今手元にある本の中から、すでに一つ選べるはずです。
まとめ:引き寄せの法則の本は、読むだけでは叶わない
引き寄せの法則の本を20冊読んでも叶わなかったのは、読み方が悪かったからでも、本物の一冊にまだ出会えていないからでもありません。
本を読むという行為が、潜在意識を書き換えるという作業の代わりにはならないからです。
知識を集める段階と、実践を積み上げる段階を分けること。そして、一つの方法を選んだら、それだけを繰り返すこと。
これさえできれば、21冊目を探す必要はありません。すでに持っている知識だけで、現実は動き始めます。
