見出し画像

一念発起するだけで、人は変わるのか?

note公式からメッセージが届きました ↑

人生が変わるきっかけは
もっと大げさなものだと思っていた

運命の出会い
大きな決断
胸が震えるような出来事……

でも本当は、
びっくりするぐらいの「小さな一歩」が
数年後の自分を
別人みたいな場所へ
連れていくことがある。

飲み屋で知り合った、パッとしない友人

もう10年以上前の話になる

飲み屋で知り合った友人がいる

仕事帰りに
ひとりでふらっと入った居酒屋のカウンターで
たまたま隣の席にいたのが彼だった。

こう言ってはなんだけれど
最初に見たときは
あまりパッとしない人だなと思った

話を聞いても
出てくるのは仕事のグチばかり

会社がつまらない

上司が嫌だ

いつ辞めようかな

そんなことばかり言っていた。

でも
同年代だったこともあり
なんとなく話のウマが合った

私も
飲み屋で知り合った飲み友達ができたことが
少し嬉しかった

それから
時々一緒に飲みに行くようになった。

もう飲みに行けない

ところがある日
いつものように

「飲みに行こうよ」

と電話をかけると
彼は言った

「もう行けない」

何があったのか聞くと
会社からリストラされたのだという。

妻も子どももいる

これからどうやって食べていけばいいのか
わからない

自分が飲みに行っている場合ではなくなった

そう言っていた。

あれだけ辞めたいと言っていたのだから
会社都合で辞められて
むしろよかったんじゃない?

……そんな冗談を言える空気では
とてもなかった。

電話口には
重たい沈黙だけが残った

それからは
たまにメールをやりとりするくらいで
実際に会うことはなくなった。

数年ぶりに会った彼は、別人だった

それから数年後
久しぶりに彼からメールが届いた。

近況を聞くと
仕事で引っ越したらしい

ちょうど私も
その近くに引っ越したころだったので

「久しぶりに会おうぜ」

という話になった。

彼は言った

「よく行く店があるから、そこに来てよ」

指定された店に行って
まず驚いた

ちょっと、お高そうなお店だった
てっきり大衆居酒屋だと思っていたから。

自分からはまず入らないような
少し敷居の高い店である

今日、財布は大丈夫だろうか……

そんなことを考えながら
カウンター席で待っていた。

すると
彼が入ってきた

そしてまた驚いた

なんというか
パリッとしていた!

昔はもっと
もっさりしていたはずである

それが
数年会わないうちに
デキるビジネスマンみたいな雰囲気になっていた

服装も

姿勢も

話し方も

目の力も

まるで別人だった。

あれから何があったのか?

会わなかった数年間に
何があったのか聞いてみた。

会社をリストラされたあと
しばらくは失業保険で食いつなぎ
ハローワークに通って仕事を探したそうだ

その間に
夫婦関係もうまくいかなくなり
奥さんと子どもは家を出て
離婚することになった。

失業保険が切れるころ
近所の小さな会社に
事務員として就職した

給料は
前職の半分になったという。

その後
学生時代の先輩から

うちの会社で人手が足りないから来てくれ!

と声をかけられた。

あまり乗り気ではなかったけれど
断りきれず
今の場所に引っ越した

最初は下っ端だった

給料も安いまま

年下の上司のもとで
文字通りこき使われたらしい。

でも、そのとき
彼の中で何かが切り替わった

俺はこのままじゃいかん!
なんとかせねば……

そう思ったのだという

そこから仕事への向き合い方が変わり
しばらくすると
その会社では前代未聞と言われるほどの
営業成績を出すようになった。

どんどん出世し

数年後には
会社の役員に抜擢された。

そして
私が久しぶりに会ったとき
彼はその会社の子会社の社長になっていた

まるで
ドラマのような話である。

一念発起するだけで、人は変われるの?

でも
私が不思議だったのはそこだった

「俺はこのままじゃいかん!」

そう一念発起するだけで
人はそこまで変われるものなのか?

それができるなら
リストラされる前に
一念発起しておけばよかったのではないか

失礼ながら
そんなことを思った。

具体的に何をしたのか聞いてみた

すると彼は
こう言った

「1日に1つだけ良くすることを意識した」

拍子抜けするほど
シンプルだった

毎朝
今日はこれを良くしよう
と1つだけ決める

仕事の手順でもいい

身だしなみでもいい

言葉遣いでもいい

生活習慣でもいい

最初に決めたことのひとつは
ハンカチを持ち歩くことだったらしい。

ハンカチ!?

そこからなのか

そう思った。

そんなことで
営業成績が上がるのか?

本当はもっとすごいことをしたんじゃないのか?

そう聞いてみたけれど
彼は首を振った

本当にやったのは
1日に1つだけ良くすること

それだけだったという。

「1日に1つでも
毎日やれば1年で365個良くなる

3年で1000個良くなる

どんなダメ人間でも
1000個も良くなったら
まっとうになるだろ」

そう言われて
なるほどなと思った。

変わることを、大きくしすぎない

人は
一気に変わろうとするから苦しくなる。

「今日から別人になる」

「明日から完璧になる」

「今月中に人生を立て直す」

そう思うと
変化は重たくなる

でも
1日に1つだけなら
できるかもしれない

机の上を片づける

靴をそろえる

挨拶を少し明るくする

返信を1通だけ丁寧に書く

寝る前にスマホを見る時間を
少しだけ短くする……

そういう小さな改善が
積み重なって
人の雰囲気を変えていく。

占い鑑定の現場でも
「人生を変えたい」
という相談を受けることがある

仕事を変えたい

恋愛を変えたい

性格を変えたい

自分に自信を持ちたい……

その気持ちは
とてもよくわかる。

でも
人生は大きな掛け声だけでは
なかなか変わらない

「今日、ひとつだけ何を良くするか?」

そこからしか
変化は始まらないのだと思う。

以前とは少し違う場所に立っている気がする

私がこのnoteを書き始めたのも
彼のこの言葉が
少し影響しているのかもしれない。

1日に1つ文章を書く

1000個も書けば
少しはまっとうになるかもしれない

そんな期待が
どこかにあった。

今のところ、丸1年と1ヶ月
400個近く書いている

さてさて、
少しはまっとうになったのだろうか?

それは
自分ではよくわからない……

でも
書く前の自分とは
少し違う場所に立っている気はする。

大きく変わる必要はない

立派な決意を掲げなくてもいい

「今日、ひとつだけ良くする」

そのくらいの小さな約束なら
自分を裏切らずに済む

そして
その小さな約束を積み重ねた先で

人はいつの間にか
別人のような顔つきに
なっているのかもしれない。

誰にも気づかれないような
小さなひとつでもいい

そのひとつは
未来の自分から見れば
ちゃんと始まりになるから。

1日にひとつだけ良くなれば
その積み重ねが
数年後の自分を静かに
そして大きく変えているのだと思う。



こちらも読んでみませんか☘️

バイセクシャルとしての私の生い立ちです ↓

私が占い師になったきっかけに興味がある方はこちら ↓

占い師ひなたの自己紹介はこちら ↓

占い鑑定を受けてみたいという方はこちら ↓

ちょっとした「しあわせに過ごすコツ」をまとめました ↓

現役の占い師がナンパ師に弟子入して、現役のナンパ師が占い師に弟子入した、不思議な関係のお話です ↓

いいなと思ったら応援しよう!

ひなた|また恋したくなるアルパカ🍀 このページに出会ってくれて、ありがとう✨️ あなたの手のひらから受け取るチップが、言葉たちの旅のつづきを照らしてくれます ご縁に、そっと感謝をこめて☘️