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「ハード・トゥルース」と「雪夫人絵図」と「座頭市 血煙り街道」と「層間騒音」。今年観て、コメントしてなかった映画のいくつか①

◉「ハード・トゥルース」 マイク・リー監督

マイク・リー監督は「秘密と嘘」が好きでした。

今回は主人公が、
まー、ずーっと何やら文句を言っています。
夫も息子も辟易してる。
周囲も、本人も、
こんなことしてたら、されてたら、

カラダ、壊しますわ💦


ちょっと、ブコウスキーを思い出したり。

ブコウスキーの手紙を再現した本。

このブコウスキーの言葉、
赤裸々っていやぁ、そうなんでしょうが、
ずーっと文句を言っているようにも感じる。
まぁ、それがブコウスキーの
ブコウスキーたる所以なのでしょうが。
面白いから、イイんですけども😆

こんな家族がいると、ちとタイヘン…。

「ハード・トゥルース」とは。

「辛い真実」「直面したくない、心が痛むような避けられない真実」
というようなことらしいです。

主人公は、
母親は、妹ばかり愛して、
自分は愛されなかったと感じている。
それが偏屈になった理由の一つらしい。
誰に対しても当たりが強い💦

それでも妹は、

「あなたを理解することはできない。でも、愛してる。」

と、言葉をかける。

なんとも、人間の感情の細かいところを、
掬い取って見せるような映画。
解釈は、
観た人、それぞれで、色々なんだろうな、
と思わせる映画でした。

マイク・リー監督、82歳だそうで。
相変わらず面白い映画を撮るなぁ。


◉「雪夫人絵図」 溝口健二監督  (1950年)

なんちゅう体勢の、ポスターか。

溝口作品。
現代物は、時代ものに比べると、今ひとつ。
というような印象はあるのですが…。

お話はともかく、
映像が、魔術のように美しいです。

霧の高原、なんて、いったい、どうやって撮ったのか??

と、思うくらいの素晴らしさ。

お話は、心とは裏腹にカラダが…。
みたいなことになったりします。

日活ロマンポルノの題材になりそうだ😆


主演の雪を演じる木暮実千代が綺麗で色っぽい、艶っぽい。
色気が凄い💦

「祇園囃子」や「お茶漬けの味」でも良かったなぁ。

それを虐める(と言っていいと思うくらいの所業の)夫を演じる
柳永二郎が悪くてイイんだなぁ。

良い俳優だ!!

柳永二郎、凄ーーーーーーく良い人も、
凄ーーーーーーく悪い人も、
どっちも演じられる実力者で。
ここでは、

ゲスの極み男を楽しそうに演じてます。

雪夫人と相思相愛の男を上原謙が演じます。
これがねぇ、

あんな「色気たっぷり子さん」を目の前にしても、
手を出さないンですよねぇ…。

「宗方姉妹」で高峰秀子を目の前にしても手を出さず、
一緒に見ていた長女と、

「上原謙、性欲が無ぇな!!」

と騒いだことが思い出されます😆
今回でも、それが実証された、と😄
実際の上原さんは、まぁ、違う意味で凄そうでしたが😅

あ、そういえば、
印象的だったのは山村聰。

これまた良い俳優さんですよねー。

いつも、良い人を演じるイメージが強かったのですが、
今回は、メフィストフェレス的な悪人。
旧華族の家に上手く入り込み、
蝕んでいくというような役どころ。
見事な悪役っぷりでした。

◉「座頭市 血煙り街道」 三隅研次監督   (1967年)

座頭市は、どれも面白い。

座頭市は、どれも面白いンですが、
やはり三隅研次監督のものが好きですねぇ。

座頭市物語 1962.04.18

どれも良いよなー。

本作では、近衛十四郎と対戦。
クライマックスで、

もの凄い迫力の殺陣を見せてくれます。

上映していたシネマヴェーラのチラシによれば、

音楽が伊福部昭か!!

あの殺陣がアドリブ??

にわかには信じがたいレベルの高さです!!

そして、悪役の小池朝雄が良いです!!

変幻自在。

「刑事コロンボ」の声から、
「仁義なき戦い」などののヤクザ、
「明治大正昭和 猟奇女犯罪史」の連続殺人犯、
小平良義雄役などなど、なんでもござれ、だもんなー。

もちろん、

勝"カツシン"新太郎の魅力も大爆発!!

何度目かの再会でしたが、大満足の一本でした!!


◉「層間騒音」 キム・スジン監督

ポスター、悪くないです。

韓国映画。
「"音系"団地ホラー」だそうで。

主人公が、ちょっと難聴、だという設定。
完全に聞こえないわけじゃない。
そのへんの設定が絶妙だったように思います。

補聴器の使い方がいい。


団地の中の騒音問題、
人がいないはずの部屋からの騒音??、
行方不明の妹、
原因不明(とされる)転落死、

などなど、様々な不安定要素、不安要素を用意して、
なかなか不穏な、怖い映画になっていたような。

そして、クライマックスの方で、

団地の地下が重要な舞台になっていきます。


あの、超面白い「バーバリアン」、
(ちなこさん、紹介していただき、感謝いたします!!)

そして「異端者の家」。

どの作品も、

「地下が重要」

今、地下がトレンドなのかしら??😄


どれも、なかなか面白い作品です。
機会がありましたら、出逢って見てくださいませ。


次回②は、
「宝島」「笑む窓のある家」「プレデター バッドランド」
「さよならはスローボールで」
などについて触れる予定ですーーー♬

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