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【じーじは見た!】後編:今こそMMT(現代貨幣論)を理解してみよう!

Z世代応援団、未来世代応援のじーじです!

さて、参議院選挙が近づいてきていますので、積極財政派の理屈の支えである「自国通貨建ての国債をいくら発行しても財政破綻しない」のMMT理論をある程度理解した上で、自らの未来を選択をした方がいいなと思い、学び直しています。

本編は後編です。前編から読んでいただくと話が繋がります。
読む代わりに一番最後に貼り付けてある西田昌司議員の動画だけでも見ていただけると嬉しいです。


4️⃣ にわかには信じられない「国債発行残高」なんか気にするな論!

自民党では西田議員、経済評論家の三橋貴明氏に影響受けているれいわ新選組の山本代表、それ以外にも最近は積極財政派議員が与野党を問わず増えてきました。

やはりコロナ禍の3年間に120兆円近くの財政出動という積極財政の結果が、財政破綻どころか、財務省見積りよりも毎年10兆円も税収が伸び、日本経済にも明るい兆し(30年ぶりの賃金上昇)をもたらせたエビデンス効果はとても大きかったと思います。

しかし、MMT理論の一面だけ「自国通貨建て国債をいくら発行しても財政破綻しない」を見ていたのではいけません。

それなら国民一人当り1兆円の給付を国債を発行して配ったらいいじゃないかという極論派がわめくからです。

その場合は、ハイパーインフレが起こってしまうので、いくらでも国債を発行したらいいという理論ではないことを理解しなくてはなりません。ちゃんと制約があるのです。

MMT理論の特徴には次の点があります。

  • 自国通貨建ての国債は破綻しない
    自国通貨を発行できる政府は、財政赤字や国債の発行による破綻のリスクがないとの主張に特徴があります。なぜなら、政府は必要に応じて通貨を発行できるからです。

  • 税金の役割の再定義
    税金は財源ではなく、インフレ抑制や経済の調整手段としての役割を果たすものと考える理論です。つまり、税金は政府支出のための財源として必要なものではなく、政府支出の結果として増えたり減ったりしながらインフレや経済を調整する手段だとの主張です。

  • インフレが唯一の制約条件
    政府支出の制約
    は財政赤字ではなく、インフレ率にあるとしています。過剰な支出がインフレを引き起こさない限り、政府は積極的な財政政策を行えると主張しているのがMMT理論です。

5️⃣ 分かりやすい解説動画

MMT理論の提唱者であるステファニー・ケルトン氏をゲストに迎え、三橋貴明氏がインタビューしている2019年の動画をご覧いただけば、緊縮財政派による30年無成長のエビデンスが分かりやすく説明されているのでためになります。その動画👇を貼り付けておきます。

2019年のコロナ禍前の動画だからこそ、説得力があります。

バブル崩壊前の70年代、80年代前半の日本経済を引っ張っていたのは、政府支出ではなく、民間投資でした。民間がリスクを取って投資を行っていたことが経済成長を牽引していたので、国債を発行して政府支出を増やす必要はありませんでした。

ところが、バブル崩壊による金融引き締めやBIS規制対応によって銀行が黒字の民間企業から貸しはがしを行ったことが、企業のトラウマになりました。その証拠がよく話題になる企業の内部留保であり、個人の貯蓄です。

せっかく、コロナ禍の積極財政と、その後のインバウンドによる需要創出によって30年ぶりの賃上げ局面を迎えたのに、残念ながら積極的な民間「投資」が連鎖するような民間企業の決断が起こっていません。

だからこそ政府支出でのテコ入れ(積極財政)が必要だという理屈がMMT理論であり、示すデータも政府支出の伸びとGDPの伸びを各国と比べて、日本の政府支出を増やさないといけないとの理屈を支えています。

確かに政府支出の伸びとGDPの伸びには相関はありますが、政府支出を伸ばしたから、必ず民間投資が伸びて経済が成長するという証拠はどこにもないことに注意が必要です。

6️⃣ 政府の赤字は誰かの黒字

MMT理論の良いところは、国債発行を国民の借金と見るのではなく、政府の赤字は誰かの黒字であり、未来の種まきなんだという見方ができるところにあります。

政府の補助金の目的は、企業がリスクを取れない先駆的な分野への挑戦を促し、その結果、その企業が成長して、沢山納税できるようになれば国もリターンを得ることができるところにあります。

だから補助金の出し方がまずくて、衰退すべき既得権益維持のための支出であったのでは、積極財政にしたからといっても将来の企業成長が約束されたり、経済が成長する保証になる訳ではないことに注意が必要です。

政府支出を増やすこと自体が目的になっている主張には注意が必要です。政府支出を増やすのなら出し先の選別が重要です。駄目な先にいくら支出しても経済は成長しません。

税収は経済が成長し、名目成長率が高まれば、税率は同じでも増収になる訳ですが、上記動画の池田万作さんのように短絡的に政府支出を増やすだけでは、日本万々歳ということにはならないので、こういった極端な主張には注意が必要です。

三橋貴明氏のMMT理論に影響を受けている山本太郎議員との対談動画も貼り付けておきます。

もう一つだけ、西田議員の伝説の国会質問(3年前)👇も貼り付けておきますね。
30分以上の動画ですが、見ごたえがあります。
西田議員は、5月3日憲法記念日に那覇で講演した時のひめゆりの塔発言を切り取られて大バッシングを受け、発言の撤回、謝罪に追い込まれました。だけど、講演内容全体のテーマは憲法(改正)であり、よくこんなところを切り抜いて講演全体のイメージを変える報道をして、講演全体の中味を出さないのか理由が分かりません。でも、こういったマスコミ報道と謝罪によって、西田氏は妄想を口にする人だとの印象付けによってMMT理論に関する下記動画まで胡散臭くなってしまうのが大変残念です。

動画前半の日銀回答の歯切れ良さと、後半の財務省回答の歯切れの悪さのコントラストが面白い動画です。

財務官僚は、西田議員の説明が理解できていないのか、分かっていても財務省で偉くなっていく人は、テンプレート通りの回答しかできないことになっているのかのどちらかだろうなと感じます。

西田議員の孤軍奮闘だった状況が徐々に変わってきていることは嬉しいのですが、規制緩和をして未来の種まき投資にお金を回して産業と需要を創造していかないことには、政府支出をいくら増やしても無駄銭になってしまいます。

ただ、MMT理論があろうがなかろうが、30年無成長の結果は事実です。

この間企業の借入金は減り内部留保が貯まり、国内設備投資が減って海外子会社の株式(海外投資)が増えた結果、国内では新しい産業が芽吹かず、既得権益者たちが人を安く雇う競争を繰り返してきました。だから賃金が上がりませんでした。

民間の国内投資が伸びないのは、緊縮財政の財務省が犯人のように言われていますが、それは責任の転嫁です。悪いのは与党の政治家です。

積極財政にしたところで規制だらけで、政府支出先が既得権益者延命のための補助金となったのでは経済成長の好循環は生まれません。未来の種まきどころか将来の経済成長や税収増効果につながらない既得権益者延命効果にしかなります。

積極財政効果を引き出す未来の種まき投資のためには規制緩和が必須です。
大事なことは規制せずに放置するくせに、成長を阻害する既得権益維持のためには規制を維持する現与党の政策では、政府支出を増やしても結果は同じです。

田中角栄さんの利権政治は確かに反省すべきですが、建設国債を発行して建設してきた鉄道や高速道路が、今のインバウンド需要を支えるインフラ(資産)になっているように未来の種まきへの投資が必要なのです。

国内に投資する魅力を感じない規制だらけの挑戦者排除の国内環境が、企業の投資を海外に向かわせたのであって、財務省ではなく、その反省をしない政治家が一番の犯人なのです。

規制緩和なくして国内投資なしだと思いますよ。外資に無防備な不動産投資は増えているようですが、未来の種まきどころか、未来の首絞めになりそうです。

でも希望は、国民の政治リテラシーが上がってきていることです。

緊縮財政派は、積極財政派を陰謀論だと決めつける批判が多く、頑なにMMT理論の良い面を見ようとしない傾向があり、国債残高を国民の借金とみなした報道で、国債発行を悪とみる傾向があります。

特にこういったMMT理論を簿記まで使って国会で理論を説く西田議員のようなマイノリティーな意見を単に潰したい既得権益側の抵抗の凄さに見えてしまう財務省のテンプレート答弁は最悪です。

だからこそ、今、財務省解体デモに繋がっているのでしょう。

でも各党の政策を冷静に判断することも大切ですからね。
積極財政か緊縮財政かの単純論争にならないように「規制緩和なくして成長なし」ですからね。冷静な政策判断をお願いします。

いよいよ新しい時代の予感がします。

夏の参議院選挙が待ち遠しいです!

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