古着はどこを見るか|35歳の3つの基準
以前、2025年下半期に買った服について5着紹介した。
その中で1位に挙げたニットとの出会いが、天然素材好きの私に古着のニットを選ぶ基準をはっきりさせてくれた。
洋服の選び方
洋服を選ぶときまず何を確認するか、人によって様々ではないだろうか。
ブランド、色、サイズ、シルエット、触感、縫製、価格、生産国、素材、洗濯表示…
もちろん、アイテムによっても、お店によっても違ってくると思う。
私の服選び
私は天然素材が好きだ。
シルクやカシミヤといった天然繊維はもちろん、シェルボタンや水牛のトグルボタン、手触りの良いディアスキンやラムスキンのレザーなども大好きだ。
ワードローブからはなるべく化学繊維は追い出したい、でも天然素材は高いからおいそれとは手が出せない…
そんな矛盾を抱えつつ、特に古着屋では次の3つの基準で洋服を選んでいる。
1. 手触り
古着屋でニットを見る時の私は、まず手触りを確認する。
手に馴染むような、吸い付くような生地は”当たり”だ。
2. 素材
次に確認するのは洗濯表示タグ、素材チェックである。
天然素材100%、特にカシミヤ、アルパカ、モヘヤ、アンゴラのような高級獣毛やシルクが混紡されていたら大当たり。
自分の手の感覚の正しさにほくそ笑むのだ。
3. 価格
そして、値札を確認。
天然繊維は大体高い、祈るような気持ちで値段を見る。
10000円を超えるような高級服は大体そっと棚に戻すことになる。
今回のニットについて
今回題材にするのは、冒頭の 2025年下半期 | なんだかんだ残った服ベスト5の記事で1位に挙げた、ネイビーのクルーネックニットだ。
このニットを手にした時もまさに前述の流れで状態を確認していった。
触り心地は吸い付くように手に馴染む。
ウール80%, シルク20%ニットの値札に記された価格は3000円。
生地に毛玉どころか、毛羽立ちすら無いことは一目瞭然なのに、3000円!
ユニクロのメリノウールニットだって、もっと高いだろうに。
その頃にはもう、このニットにメロメロだった。
なんてラッキーなんだ、シンプルなネイビーのクルーネックセーターで使いやすいし。
見たところ穴空きも無いし、ずっしりと重量感もある。
サイズも良さそうだ、後で試着はしてみるとして…どこのブランドなんだ?
仕上げにブランドタグを確認する。
そこに刻まれていたのは
UNITED ARROWS GREEN LABEL RELAXINGの文字。
は?????
グリーンレーベル????
学生がアウトレットで無難な服買うとこだよね????
と、完全な偏見でもう一度服を眺めまわし、試着室に持って行って着てみる。
やっぱり肌触りも滑らかで、めちゃいい…
思案した挙句、結局購入。
その後、もう10回以上は着用しただろうか。
評価は変わらないどころか、むしろ上がっていく。
グリーンレーベルだし…と思って肩ひじ張らずに着れるし。
私の審美眼が甘いのか、はたまたグリーンレーベルがすごいのか。
答えはわからない。
ただ、この冬はこいつを着倒すことになりそうだ。
ブランドではなく、自分の五感が選んだ服を着る。
——なんて、ちょっとかっこつけすぎだろうか。
ノーブランドの革ジャンを手触りで選んだ話はこちら。
