【比較】フランス製ラコステ(フレラコ)は本当に別物?日本製と比べてみた
古着好きに人気のフランス製のラコステポロシャツ、通称フレラコ(フララコ)。
"フランス製"という希少性以外に何が違うのか。
特に80~90年代頃の日本ライセンス品との違いに焦点を当てて比較してみた。
結論から言うと、意外にも大きな違いは見つけられなかった。
ラコステのポロシャツの良さ
古着屋やリユースショップに1着はあると言っても過言で無いラコステ。
私自身、様々な年代、色、生産国のラコステのポロシャツをたくさん買ってきた。
ラコステの良さは、"シンプルな上質ポロシャツ"というところだと思う。
無地のポロシャツは一見ワニのロゴ以外飾り気が無いように見える。
でもシェルボタンだったり提灯袖やサイドスリットなど、細部への拘りが伺える。
オンオフ問わず着れる、最高の大人の日常着だと思う。
今回比較したラコステ
手元にある同系色、同じサイズでタグの異なるラコステを4着比較してみた。
今回の趣旨とは少し外れるが、ルメール期のクラブラインも手元にあったため参考までに加えた。
ちなみに、着丈や身幅などのサイズは経年や洗濯・乾燥で縮み方が違うため比較対象外とした。
80年代フランス製
レジスターマーク入り、80年代と思われるタグの所謂フレラコ。
これまで手にしたフレラコの中でも一番気に入っているお気に入りの一着。
4つの中では一番高額だった。

80年代日本製(大沢商会)
リユースショップ等で目にすることの多い日本製。
販売元は時代が古い順に大沢商会→ファブリカ→ラコステジャパンとなる。
特に大沢商会期はワニのロゴにLACOSTEの文字が入っている、通称文字ワニが特徴。

90年代日本製(大沢商会)
こちらも大沢商会期だが、タグが大きくおそらく90年代製。
文字ワニは変わらず。

00年代ユーロ製?(ルメール期のクラブライン)
これだけ他の3着とはディテールが異なる。
3つボタンでサイドスリットも無く、生地もコットンの他にスパンデックスが6%入っている。
クラブラインは小さめなので、サイズ表記5で他と同じぐらいのサイズ感。

4着並べてみると、色味が結構違うことが分かる。
オリーブグリーンのような、カーキのような。
元の生地の色味と経年による色落ちの個体差が作り出すグラデーション。
これぞまさに古着の醍醐味ではないだろうか。

各部の比較
生地
期待していたほどの違いは感じなかった
個人的に最も気になっていたのは鹿の子生地の質感。
フレラコは柔らかいと言われることもあるが、実際には個体差の方が大きいと感じた。

襟
フレラコの方がミニマルなシルエット
フレラコの方が襟の開き角度が小さいためコンパクトに感じた。
襟自体の寸法を測ると大きな差は無かった。

年代違いの日本製は同じ大沢商会ということもあり見分けがつかない。

測ってみると大きさは殆ど同じ。




ワニロゴ
ロゴの位置に差があったが、個体差
ワニロゴの位置が若干、日本製の方が下についていた。
が、手持ちのラコステを比較すると個体差のようだった。
言われないと気付かないレベル。

袖
リブ幅に違いがあるも、個体差の可能性
フレラコの方がリブ幅が狭いように見える。
が、これも個体差が大きいらしく、フレラコでリブの広いものもあった。

サイドスリット
スリット形状はフレラコ特有
サイドスリットはフレラコと日本製で大きく違っていた。
フレラコは台形に近い形状でスリットが入っているが、日本製は切れ目を入れただけといった形。

縫製
フレラコは生地と糸の色合わせがされている
個人的に一番気になったのは縫製している糸の色味。
フレラコは綺麗に色合わせがされているが、日本製は同系色ながらも少し違う色の糸で縫われている。


結論
フレラコと日本のライセンス品では、細部に違いがあった。
が、私からすると大きな違いには思えなかった。
これを執筆している現在、年代の異なるフレラコを5着、ライセンス品を4着所有しているが、生地の感触はすべて違う。
シャリっと感が強かったり、くたっとしていたり。
洗濯や乾燥の仕方でも変わし、個体差がかなり大きい。
きっとそこがラコステのポロシャツ沼なんだと思う。
結局何が言いたいかというと、
フランス製か日本製かより、好きな個体を選ぶことの方が大事
だと思う。
私のお気に入りは…
朝、寝ぼけ眼で手にする1着は大体文字ワニ。
フレラコは希少性が高まっているので、気軽に着られなくなってきている。
文字ワニなら、多少コーヒーを零しても慌てないし(実話)、
ランチの時に友達からソーセージの脂を飛ばされても笑顔で許せる(実話)。
正直、フレラコに比べると全く人気の無い日本製。
私は今あえて文字ワニを選ぶ。
自分が着たいと思える一着を気兼ねなく着る、それが私なりのラコステの楽しみ方だ。
