【第29回】初心者でもわかる、Claude Code「Skills」の作り方。──こういうことだったんだ、という話
「Skillsって聞いたことあるけど、なんか難しそう」
「便利そうな新機能、でも自分には難しそう」——そう思って、触らずに避けたものはないだろうか。
俺にとってそれは、Claude Codeの「Skills」だった。名前は何度も見かけていたが、正直ずっと避けていた。エンジニアじゃない俺には、「AIに新しい機能を教える」なんて、コードが書ける人の話だと思っていた。
俺の連載をAIに"技"として覚えさせられる?
きっかけは、俺の連載だった。企画実装ラボというLINE公式の連載で、発想法やPRの考え方を毎週書き続けてきた。この中に、自分なりの「型」がたくさん溜まっている。
興味ある人はこちらから(友達登録無料)
→ https://line.me/R/ti/p/@471ninyl?oat_content=url&ts=03240900

ここに書いたノウハウを、自分のAIスタッフたちにわざわざ説明するのではなく、必要な時に自分で思い出す"技"として持たせられると聞いた。それがざっくりいうSkillsらしい。
なるほど、それ、すごくない!? 早速、半信半疑でやってみた。
やってみたら、こういうことだったんだ
結論から言う。Skillsの正体は、1枚の説明書が入った、ただのフォルダだった。中身はこれだけだ。
名前(これは何のSkillか)
いつ発動するか(「長澤メソッド」という言葉が出たら、とか)
何を読めばいいか(参照する資料の場所)

たとえるなら、新人スタッフに渡す「1枚のマニュアル」だ。「この言葉が出てきたら、あの棚のファイルを見て動いてね」と書いておく。それだけで、次からAIは言われなくても、その通りに動くようになる。
俺がやったのは、企画実装ラボ50号分の原稿を「索引」と「まとめ」の2つのファイルに整理して、説明書を1枚添えただけ。プログラミングは、一切していない。こういうことだったんだ。
効いた瞬間、と、思わぬつまずき
効果はすぐ出た。SNS投稿や記事を作るAIスタッフが、投稿を作る前に勝手にこの"技"を通すようになった。「主語は読者になってるか?」「読者が誰かにシェアしたくなる記事になっているか?」——俺が毎回言わなくても、AIが自分でチェックする。
味を占めて、今度は他人が作った公式のSkillsも入れてみた。Word文書やパワーポイントを、AIが直接ファイルとして作れるようになるという。
フォルダを置くだけで、AIはちゃんとSkillを認識した。 ここは拍子抜けするほど簡単だった。ただし——「置いた瞬間から全部使える」わけではなかった。Skillの中には、外部の専用ツールを呼び出して動く部分があり、そのツールが手元に無いと一部の機能は動かなかった。マニュアルを渡しても、書いてある道具が引き出しに無ければ、その作業はできない。それと同じだ。なるほど。
Skillsは「置けば魔法みたいに何でもできる」ものではなく、「正しい道具と揃えて、初めて動く」ものだった。実際にやってみたから知れたことだ。
誰でもできる。ただし、人の技を入れる時は選ぼう
自分の経験やノウハウがある人ほど、Skillにする価値がある。 講師業、コンサル、士業——頭の中に「型」を持っている人なら、誰でも真似できる。プログラミングは要らない。自分の経験を言葉にして渡すことだけだ。
俺も今回作った「長澤メソッド」をいつかここでも配りたいと思っている。ノウハウをできるだけ共有していきたいが、もう少しSkillsを理解してからにする。
逆に、人が作ったSkillsを自分の環境に入れる時は、選ぶ目を持ったほうがいい。 今、色々な人がSkillsを公開・配布し始めている。中には、作った人がよく分からないものも混ざっている。入れる前に、最低限これくらいは確認したい。
誰が作ったか分かるか
最近も更新されているか
変な動き(勝手に外部へ情報を送るような挙動)をしないか
中身の説明書を、一度は自分の目で読んだか
一番安心なのは、Anthropic自身が公開している公式のSkills集だ。俺も今回、ここからWordやパワーポイントを作れるSkillを入れた。
この記事を読んで、ClaudeのSkillsに興味持った人は、公式のSkills集を開いて、1個だけ中身を覗いてみてほしい。それだけで、「こういうことだったんだ」が、あなたにも起きるはずだ。
また、ここまで読んで「自分の頭の中の"型"を、誰かに言葉で渡すこと」に興味が湧いた方へ。実は最近、あなたの強みを言葉にする90分セッションもはじめました。興味ある人はこちらも見てね。
▶ "次の見せ方"セッション(あなたのコアを、言葉にする90分):https://hirokinagasawa.com/session
▶長澤宏樹
今日の実験は、ここまで。あなたなら、自分のどんな経験を"技"にしますか? コメントで教えてください。次の実験の題材にします。毎週木曜20時更新。フォロー&スキしてくれると、うちのAIスタッフ一同、めちゃくちゃ喜びます。
▼前回もよかったら。 最強AIに、うちのAI社員を人事評価させてみたら、全員から"病気"が出た話。
▼そのほかにこんなこともやってます
ドローンクリエイティブ研究所(アロハ・ブランディング):
▶ YouTube:
#AI活用 #Claude #ClaudeCode #AIエージェント #Skills #実装ノート #長澤宏樹
