【軽トラ】【スローライフ】BBQと星空観測、そしてSUP。石垣島で軽トラに乗る夢
石垣島で暮らすなら、最高の遊びクルマは軽トラ。SUPもBBQも星空観測も、荷台ひとつで自由が広がります。移住や二拠点生活、スローライフに憧れる方に贈る「田舎のポルシェ」夢の物語。
「次のクルマ、軽トラにしようと思うんだ」
と、東京に住む友人や知人に話すと、決まって面白い反応が返ってくる。「え、農業でも始めるの?」とか、「シブいねぇ」とか。無理もない。ほとんどの人にとって軽トラは、泥のついた長靴が似合う「はたらくクルマ」なのだから。
でも、僕にとっての軽トラは違う。それは、この石垣島での暮らしを何倍にも面白くしてくれる、最高の「遊びクルマ」だ。
「田舎のポルシェ」なんて愛称もあるらしいが、僕に言わせれば、それはまさに冒険のための相棒。今日は、まだ見ぬ未来の愛車、お洒落な軽トラへの尽きない夢を、少しだけ語らせてほしい。
世界を広げてくれた、「20歳」のクルマ
実を言うと、僕はつい最近まで石垣島ではクルマのない生活を送っていた。スーパーも病院も徒歩圏内。それで十分だと思っていたのだ。
転機は去年の暮れ。友人が20年乗ったというクルマを安くで譲ってくれたことだった。正直、動けばラッキーくらいに思っていたそのクルマが、僕の石垣島ライフを一変させた。
一日に数本しかないバス路線も多いこの島で、クルマという「足」を得た僕は、まさに翼を手に入れたかのようだった。思い立った時にSUPを抱えて気になっていたビーチへ行ける。ガイドブックに載っていない絶景を探しに行ける。行動範囲が広がるというのは、文字通り「世界が広がる」ことなのだと、この成人式を迎えたクルマが教えてくれた。
先日、その愛車は無事に車検を通った。でも、さすがに次は22歳。そう遠くない未来に、次の相棒を探さなければならない時が来る。

なぜ「軽トラ」が石垣島で最強なのか
そこで僕の頭に浮かんだのが、軽トラだった。
石垣島には高速道路はない。その代わり、舗装が荒れた細い道や、サトウキビ畑を横に見るデコボコ道はたくさんある。そんな道でも、頑丈な作りの軽トラなら気兼ねなく突き進んでいける。潮風によるサビにも強いと聞けば、海に囲まれたこの島に最適なのは間違いない。
「でも、軽トラって白ばかりで無骨じゃない?」 そう思う人もいるかもしれない。僕もそうだった。しかし、時代は変わった。最近の軽トラは驚くほどカラフルで、僕の心に響いたのは、情熱的な赤やメタリックなオレンジ。次点が落ち着いたモスグリーンだった。もはや作業着ではなく、お洒落なアウトドアウェアのような存在感を放っている。
乗り心地だってそうだ。昔軽トラに乗っていた友人に話したら、「軽トラは椅子が直角で疲れる」と言われた。確かに普通の軽トラは今でもそうらしい。でも、「ジャンボ」というモデルがその常識を覆してくれた。運転席の後ろのスペースが広くとられ、シートがちゃんとリクライニングする。これなら長距離……と言っても島の端から端までだが、快適なドライブが楽しめる。
希望の仕様はもう決まっている。悪路も砂浜も走破できる「4WD」。運転が楽な「オートマ」か「CVT(無段変速機)」。島の道にナビは不要(笑)。でも、海沿いや山道を走る時に音楽を鳴らせる「良いオーディオ」は絶対に欲しい。そして、最新の安全装置も。
軽トラの荷台は、「夢のステージ」
そして何より、軽トラには無限の可能性を秘めた「荷台」がある。僕のやりたいことは、すべてこの荷台から始まる。
まずは、SUPボードの運搬。今もやっているけれど、SUPサーフィンのために少し荒れた浜に乗り入れる時、4WDの軽トラなら心強い。
仲間と集まってBBQをする時もそうだ。コンロも食材もクーラーボックスも、全部ガサッと荷台に積んでいける。現地に着いたら、荷台がそのままテーブルやベンチに早変わりする。
そして、僕が軽トラを買ったら絶対に叶えたい、一番の夢がある。 それは、荷台を天体観測の特等席にすること。
石垣島は、市街地を少し離れるだけで、息をのむような星空が広がっている。軽トラを手に入れたら、天体望遠鏡を買いたい。そして、夜の静かな浜辺や山の中にクルマを停めて、荷台に望遠鏡をセットする。
満天の星の下、荷台に寝っ転がって宇宙を眺める。流れ星がひとつ、ふたつ。風の音と、遠くで寄せる波の音だけがBGM。これ以上の贅沢があるだろうか。
石垣島の夜空は、本土で見慣れた星空とはまるで違う。天の川が空を横切り、肉眼でも星雲がぼんやりと見える。運が良ければ南の空に、南十字星が、水平線近くに小さく姿を現すことがある。石垣島と宮古島は、この星座を望める世界の北限の地なのだ。
ここ八重山の空は、2018年に国際ダークスカイ協会から日本初の『星空保護区』に認定されたほどだ。荷台に背中を預けて見上げれば、金属のひんやりとした感触と夜風の涼しさが、宇宙との境目をいっそう鮮やかに感じさせてくれる。もしかしたら友人を呼んで、一緒に流れ星を数える日も来るかもしれない。軽トラの荷台が、僕にとって小さな天文台になるわけだ。

夢の実現まで、あと少し
今はまだ、カタログを眺めたり、ネットで中古車を探したりしている段階。この夢が現実になるまでには、もう少し時間がかかるだろう。
でも、想像するだけで、もう楽しい。 真っ赤な軽トラが、僕のガレージ……いや、青空駐車場に停まっている日を思い浮かべながら、明日も仕事も遊びも頑張ろうと思う。
僕の軽トラライフが、もうすぐ始まる。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。 あなたの感想を、ぜひコメントで教えていただけると嬉しいです。
もし内容に共感していただけたら、ぜひ「フォロー」と「スキ」で応援してください。とても励みになります。
いいなと思ったら応援しよう!
いつもお読みくださり、また温かい応援をいただき、心から感謝申し上げます。
頂戴したご支援を励みに、次の記事の構想を練りたいと思います。
愛犬ブランとの散歩中に、記事のアイデアが浮かぶことも多いので、頂戴したご支援の一部は、ブランのおやつ代にさせていただきたいと思います🐶