[Stable Diffusion WebUI] A1111インストール 初回起動時cloneエラーへの対策(2025/12/17~)
2026/3/22更新:「はじめに」節を追加し、冒頭でdevブランチのインストールを案内するようにしました。
タイトルのとおり2025年12月17日頃より、Automatic1111版Stable Diffusion web UI(以降A1111)の新規インストール後の初回起動でエラーが発生し起動できない事象が発生するようになりました。
公式Gitのdevブランチでは2025年12月18日に対応が実施されましたが、メインであるmasterブランチはこれまでどおり更新はありません。
A1111を紹介する多くの記事ではmasterブランチのインストール手順が説明されていますが、その手順ではこのエラーが発生し起動することができないと思います。
この記事では問題の詳細と対策について他のA1111系WebUIも含めて解説します。
※ この問題が発生する以前にインストールおよび初回起動済みの場合、特に問題は発生しません。
はじめに(2026/3/22追加)
冒頭に記載したとおりA1111のdevブランチでは2025年12月18日に対応が実施されています。またその後に別の問題が発生しており、masterブランチではこの記事に書いてある内容を対策しても解決しません。
手っ取り早く問題を解決するにはdevブランチをインストールすることをおすすめします。devブランチとは何なのかと、インストール手順は以下の記事をご覧ください。
事象
A1111(masterブランチ)をgit cloneにてインストール後、webui-user.batを実行するとstability-aiリポジトリからのクローン部分でコマンドプロンプトが停止し、
Cloning Stable Diffusion into C:\A1111\repositories\stable-diffusion-stability-ai...
Cloning into 'C:\A1111\repositories\stable-diffusion-stability-ai'...GitのCredentialHelperSelectorというウィンドウが起動します。

とりあえずデフォルトの "manager" のまま "Select" をクリックするとGitHubへのサインインを促されます。

WebブラウザでGitHubにサインインすると再びコマンドプロンプトが進みますが、
remote: Repository not found.
fatal: repository 'https://github.com/Stability-AI/stablediffusion.git/' not found
(中略)
Error code: 128リポジトリが見つからないというエラーで停止します。
原因
エラーの原因はStability AI社のGitリポジトリhttps://github.com/Stability-AI/stablediffusion.gitが非公開または削除されたためです。
A1111はmodules/launch_utils.pyにこのリポジトリから必要なファイルをクローンするコードがあるのですが、リポジトリが見つからずエラーとなります。
A1111公式GitHubのhttps://github.com/AUTOMATIC1111/stable-diffusion-webui/issues/17204において詳細が報告、議論されています。
なおreForgeも同様にこの問題が発生していましたがA1111と同様の対策(後述)が完了しています。
Forge, Forge-Classic, Forge-Neoはこの問題以前からコードが変更されており問題は発生していません。
対策
A1111、reForgeのそれぞれでgit clone先を代替リポジトリに変更する対策が実施されました。
■ A1111の対策コミット(devブランチのみ)
https://github.com/AUTOMATIC1111/stable-diffusion-webui/commit/fd68e0c3846b07c637c3d57b0c38f06c8485a753
■ reForgeの対策コミット
https://github.com/Panchovix/stable-diffusion-webui-reForge/commit/4958a93930e31a62456f7669cfd3792cc57a1624(1回目)
https://github.com/Panchovix/stable-diffusion-webui-reForge/commit/670c56dfb9cfc454a48afc66ebc2f76843828b95(2回目)
ただしA1111ではメインであるmasterブランチへの更新はありません。今後も更新される可能性は低いため対策版を利用するにはdevブランチをインストールする必要があります。
まとめ
A1111インストール後の初回起動時cloneエラーについて原因と対策を説明しました。
A1111の対策はdevブランチのみでありmasterブランチは今後も更新される可能性は低いため、標準的なA1111 masterブランチのインストール紹介記事を参考にした初心者が困ることが予想されます。
A1111 masterブランチのインストール紹介記事が撲滅または更新されること、私の記事に辿り着いてくれることを願います。
このような感じで、あまり体系的に整理や理解されていない技術的な内容を分かりやすく無料で解説しています。「スキ」「フォロー」「チップ」で応援よろしくお願いします。
