#03 介護幼稚園〜あなたは一人じゃない〜

正月明け早々に父が脳卒中で倒れ半身不随に‥

その看病にあたっていた母も、心労のため倒れ、その後、急激に物忘れが激しくなり、念のため病院で精密検査を受けたところ、初期のアルツハイマーと診断されました。

そんな矢先、4歳の息子が右脚を骨折、その看病をしていた妻も、無理な体勢をした瞬間、腰をピキっといわせて、寝たきりに‥

四人寝たきり、僕ひとり

でも、みなさんの支えがあり、今日もなんとか生きてます。

そんな状況で、男一匹でやっていけてる理由を、今日はみなさんとシェアし、みなさんもいつか目の当たりにするであろう、介護についての免疫をつけてもらえたらうれしいです。

1.みんなの支え

なぜ四人寝たきりでも平気なのか?

四人寝たきり、僕一人の状態でも、なんとかなっているのは、下記①〜③の存在でした。

①病院と施設の存在

父が夜中で倒れた時、いち早く気がつき、救急車を呼んだのは母でした。

後にお医者から説明を受けたのは、脳に障害が出た場合、最初の30分以内の対処で生死が分かれるほど重要で、父は幸いすぐに病院に運ばれて、命拾いしました。

さらに運が良いことに、緊急で搬送された病院に脳の障害にくわしい先生が当直で、すぐに脳の障害をやわらげる対処を実施してくれ、さらに、緊急搬送後に症状が急変した際も、それに合わせてすばやく対応してくれて、何とか命に別状はありませんでした。

父の症状は心臓の脈動が悪くなり、固まった血が脳に到達してしまい、脳の血管が詰まり、右半身の麻痺と言語障害になりました。

緊急病棟でMRI検査し、血管が詰まっている箇所を特定できたため、血流をうながす処置をしましたが、2回目のMRI検査で脳の血管が詰まった箇所から、出血の症状が見受けられたため、血流をうながす処置を中止し、しばらく安静にしてもらいました。

状況に合わせた的確な判断のおかげで、右半身の付随も、比較的症状が軽く、その後2ヶ月ほどのリハビリの結果、右脚が少し動かせるようになり、杖や支えがあれば、一人でも歩けるようになるところまで、回復しました。

入院する前、55kgあった体重が、39kgまで落ち、この2ヶ月で-16kgも激減してしまいましたが、一人でトイレに行けるようになり、看病もかなり負担が減りました。

歩けるようになってから、病院から介護施設に引っ越して、月10万円の費用は発生しましたが、なんとか施設の方に支えられながら、生活ができるようになりました。

②家族の存在

父が倒れた時、すぐに発見してくれたのは母でした。

やはり、ふだんから身近な人がいるというのは、いざ救急車を呼ぶような事態になっても、命が助かることがあります。

夜中に父が倒れた時、母がいてほんとうによかったです。

あと僕の場合、姉の存在が大きかった。

その後、僕も父の病院にかけつけましたが、僕が行けない時は、姉が病院に行って、書類の手続きや費用の処理など、対応してくれました。

その後、母が初期のアルツハイマーになった際も、デイサービスを手配したり、姉のほうですばやく対応してくれたため、なんとかまわっています。

③近所の人の存在

父と母は長野に住んでおり、姉は静岡、僕は滋賀と、それぞれ分かれて暮らしているため、なかなかすぐに行くことができないのですが、となりに住んでいるおばちゃん達が、母のために車を出してくれたり、何かあったら声をかけてくれたり、本当に助かりました。

2.あなたは一人じゃない

重なる不幸で気がついたこと

よく不幸は重なるといいますが、元をたどると、父が倒れたところからバタバタと崩れはじめました。

つまり家族みんなが、五体満足でとくに重い病気もない状態というのは、かなり奇跡的なバランスによって成り立っていることに気がつきました。

父は母に支えられ、母も父に支えられている、僕も妻や姉に支えられ、妻も息子も、僕や家族に支えられている。

つまり、ひとつひとつの絆が、家族全体で行動しているので、どこかに綻びが出ると、急に家族に負担が増えて、バランスがくずれてしまいます。

今回の場合、病院や施設の方の支えもあり、父が倒れて、2ヶ月後に、ようやくそれぞれ何とか、支えながらも、ふだんの生活ができるようになってきています。

3.希望が心の支え

良かれ悪しかれ時が解決してくれる

半身不随の父も歩けるようになり、母のアルツハイマーもデイサービスの方のサポートのおかげで、少しずつ改善に向かっています。

4歳の息子の骨折も、一ヶ月後に骨がつながり、先週ギプスが外れて、ぴょこぴょこ歩けるようになりました。

妻の腰も、整骨院でマッサージと鍼の治療を受け、腰にコルセットをつけて、何とか生活しています。

まあ、脳卒中も二ヶ月、骨折も一ヶ月、症状にもよりますが、回復に向かう日が必ずきます。

最初はいつまで続くのかわからず、くるしい日々がつづきましたが、希望の光が見えてくると、前に進む勇気がわいてきます。

みなさんも、生きていれば、この先いろんなことがあると思いますが、良かれ悪しかれ、だまっていても、あるていどは、時が解決してくれます。

そして、あなたは一人じゃない。

必ず助けてくれる人、手を差し伸べてくれる存在があります。

日頃からみんなの支えに感謝して、できれば自分も、誰か困って人がいたら、手を差し伸べてあげられる存在になりたいと思います。

それでは、最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

みなさんとその家族の健康を、心からお祈りいたします。

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