「ウチアワセチュー」作曲note
2006〜07年頃そこそこ気合入れて作ったものの長〜い間寝かせたままだった曲をほぼ20年経って配信開始しました(二周回って三周目突入のネオ歌謡か?)企画は当時コロムビアミュージックエンタテインメントCEO廣瀬禎彦さん、歌詞は名コピーライター&ダンディな眞木準さん、ヴォーカルは当時も今も最強キャラのトースティ嬢と松蔭浩之さん(お礼は近所の焼き肉屋さんでご馳走、だけだった気もする)
興味を持って読む方がいるか不明なれど・・作曲者本人による詳細解説です
書くにあたって調べたら眞木準さんの「有名なキャッチコピー一覧」トップに「トースト娘ができあがる」(全日空)・・・ちょいご縁を感じる。

普及するに従い当時急激に発生件数が増えつつあった(おそらく)携帯電話を巡る恋愛もつれを見事に表現した歌詞で「なんとか遜色ないレベルまで持っていかねば」と歌詞を載せたメロディーをガムを噛むように一音一音試行しながら作りました(自分的には楽しい作業)
連絡がいつでも取れるようになったことで却ってヤキモキすることが増えた(誤魔化しきれない気まずい誤魔化しも多発)当時の恋愛事情‘歌謡’というところです。

Photo by HiROTOH MORIKAWA(2006年)
0:40秒〜「愛にあいたい、せめて話したい、きずな確かめたい、だからケイタイかけたい」
まず冒頭の「〜たい」四連発
歌いだしは純粋に、「せめて」と一端譲歩し やはり気持ち収まらず、ストレートな行動宣言。淀みない流れ。メロディーも気持ちに合わせて1つ目はサラッと、2つ目はちょい暗め、3つ目で少し駆け上がり、4つ目でバシッと意思表示 ここは結構推敲した箇所
0:54秒〜「オーナインオー ラブラブトゥルルラブトゥルル やっと出たキミ」「イマウチアワセチュー」
不安と微かな期待と膨大なモヤモヤを抱きつつコール
→彼女は誤魔化すために若干キレ気味不機嫌そう。
「090」をオーナインオー、さらっと歌詞にしちゃうのは地味にさすが。
1:06秒〜「忙しそうなキミ、寂しさつのるボク、三度に二度はイマウチアワセチュー」
AメロBメロがキマればサビへのブリッジは「受け渡す出口の様子」がハッキリしているので楽しく作れた部分。後ろで忙しく動くストリングスを思案するのはとても楽しい。最近「勝手にAiがアレンジをする」のが流行っているけど‘そこが作曲の楽しみ、醍醐味’なのになぁ
1:22秒〜「どうなってるのかな、どうでもいいじゃない、どうなってるのかな、どうにもならないの」
松陰さんの渋い声での問いかけに‘奔放キャラ’全開のトースティ嬢の掛け合いがバッチリなサビ前半。「どうにもならないの」部分の旋律は「さが(性)なんだから諦めてよ」方向(採用バージョン)にするか「だから何なのよ」方向(駆け上がっていくライン)にするかかなり迷った。
1:35秒〜「だれでも どこでも いつでも なにかの ウチアワセチュー」
二人のある種‘落とし所’(お互い様)をデュエット。字面通りサラッと捉えるもあり、深く複雑に解釈するもヨシな上出来傑作歌詞。
で1回目はネオ歌謡曲の〆としてギラギラアレンジ、から1:44秒〜クロスフェードで乗り代わるのドラムパターン(チッチキタッチキチッチキタッチキ)はユキヒロさんリスペクト、コーラスはなんとなくビーチボーイズ風(^_^;)
4:41秒〜「だれでも どこでも いつでも なにかの ウチアワセチュー」
このラスト約1分間が自分的には一番好き。ココを作りたかった。
男女(同性かもしれないしあるいは)が求め合う姿の多種多様性の宇宙(遠目に見るとちょっと悲しくも蒼く美しい輝きを放つ銀河、の様な)・・ちょっと話が壮大過ぎるけどーまあ大体そんな風なイメージを表現したかった・・のです。一応ね。
短くディレイリピートがかかったコーラスはロキシー・ミュージックの「True to Life」深いリバーブのスネアはフィル・コリンズの「One More Night」をそれぞれリスペクト。だったんけど「One More Night」のスネアは今聴くと全然リバーブ深くない(ゼロに近い)・・・あれ?(^_^;)
以上「ウチアワセチュー」noteでした。極めて限られた方にしか響かない(響くのか?)な内容ですがまあ、それなりの‘思い’を一応記録として。
お付き合い下さった方ありがとうございます。
