11-1 ピルスナーウルケルは元祖にして最高に美味いピルスナー
海外銘柄のビールレビューに挑戦してみようと、去年から年越しで内容を考えていたのですが、一番悩ましかったのが最初の銘柄を何にしたらいいのか? でした。何事も最初が肝心です。銘柄選び自体も全体だと数千種類とかあって多くて大変なのに、その中で最初の一杯を何にすればいいのか…

そんなある時、ピンと閃きました。
日本人に馴染み深いビアスタイルのあの有名銘柄で、しかも行きやすい新橋でビール注ぎ名人が樽から注いでくれる店があったじゃないかと!
速攻で新橋駅から徒歩3分ほどにあるビアライゼ'98の門をくぐりました。

オーナーの松尾光平氏が注いでくれたピルスナーウルケルは、光輝いているようにしてカウンターから出てきました。ズッシリとしたジョッキの重さといい、この佇まいからして別格な雰囲気を感じさせてくれます。
まろやかな泡でフワ~っと口の中に広がっていきます。
優しい甘さとコクはアーモンドっぽくて、
ほのかにハーブ感のあるホップの香りが漂います。
しばらくしてから苦味がじわーっとピリピリしてきて、
沁み渡る間にチェコの青い空に広がるレンガ屋根の街並みを想像させます。
そんなとても素晴らしい一杯でした。
新橋周辺にお立ち寄りの際に、ぜひビアライゼ'98でピルスナーウルケルを頼んでみてください。
ピルスナーウルケルには缶製品もあるので、そちらは後日掲載予定です。お楽しみにお待ちください。
ピルスナーウルケルについて
1872年に誕生してから伝統的な製法のまま、変わらず作り続けられているそうです。色はまさに透き通った美しい黄金色。日本のピルスナーよりも少し濃い目の色です。
先ほど私は「アーモンドっぽくて」と表現しましたが、一般的にはカラメルのような甘みとされています。こんなにカラメル感を感じさせるビールはそうないので、カラメル味のビールの代表格と言えるでしょう。
原料と製法ですが、チェコ産原料(麦芽、ザーツ産の最高級アロマホップ)と超軟水を使用し、仕込みではトリプルデコクション製法が用いられ、下面発酵で作られています。
水はヨーロッパでは珍しく、ピルゼンの地下から汲み上げられた日本と同レベルの超軟水を使っており、あの黄金色や優しい口当たり、ホップの香りや苦みを絶妙に醸しだしています。日本でピルスナーが主流になった理由の一つに全国的に軟水だったため、ピルスナーを作るのに都合が良いというのはありそうです。その他の指標をまとめます。
アルコール度数:約4.4%
IBU(苦味):約40前後(一般的なピルスナーは15程度なので苦め)
EBC(ビールの色合い):3〜6(淡い黄金色(Straw to gold))
ビアライゼ'98 おまけ情報
ビアライゼ'98は、昭和のビアホールの名店「灘コロンビア」の想いと技術を受け継いだ、新橋のサラリーマンを気取らずに癒し続けるビアホールです。水曜日から金曜日はお得なランチ営業していて、夜は仕事終わりの会社員の賑やかな声が響いています。松尾光平氏が目の前にいるカウンターはかなり人気で6席くらいと少ないので座れた時はラッキーです。
平日営業が基本で、日曜日と祝日は全休。土曜日は第2、第4がお休みです。空席はそれなりにあるので飛び込みでも入れます(満席だったらすみません)。


この日はピルスナーウルケルの後に、ワンサード(マルエフ 2:アサヒ黒生 1の割合のビアカクテル)とチキンカツのどちらも小をいただきました。
この店は揚げ物が絶品で、名物は衣がガリガリのメンチカツなのですが、以前から気になっていたチキンカツを頼んでみたら、こっちも大正解。メンチカツと比べると、かなり軽く食べられるのでお腹の具合によって使い分けるのが良さそうです。
しかし、衣のガリガリ具合はどうやってるんだろう?
ビールだけじゃなく揚げ物も名店クラスだと思います。
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では、今後も代表的な海外銘柄のレビューをしていきますので、海外ビールを楽しむ目安にしてください。きっと新しいビールの世界が広がりますよ。
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