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10-10 定番ビール8銘柄をレーダーチャートで比較したら違いがハッキリ見えた

これまで国内の定番ビールを8銘柄レビューしてきたのですが(まだお読みでない方は、ぜひ 10-1 さてまずはキリン一番搾りを語ろう などご覧ください)、他の銘柄との違いが数値的にも分かりにくかったので、味の強/弱を数値化してレーダーチャートにして比較しました。

各銘柄の特長がハッキリと見てとれたので、自分好みの銘柄選びの参考にしてみてください。

味の項目は「コク・旨み」「キレ・喉越し」「香り」「苦味」「後味」「泡立ち・泡持ち」の6項目としました。そして採点は「美味い/不味い」ではなく「強/弱」です。味が強いと最高 10点を付けて、味が薄くかったり弱くなれば点を下げたところにご注意ください。

総じて、どのビールもとても美味しかったです。さすが日本のビール品質の高さと安定性は、世界的にも群を抜いていると思います。これら8銘柄にハズレはありません。どれも安心して美味しさを楽しめると思います。

さて、一番点を低く付けたオリオン ザ・ドラフトの「コク・旨み」の6点ですが、これは不味いという意味ではなく、味わいとしてかなり弱めだったという私の判断です(厳密には他銘柄との比較でもありません。味自体がかなり弱めという意味です)。

ビールの美味しさは、醸造家たちの銘柄に対するイメージとそれを各項目に表現するバランスだと思うので、オリオン ザ・ドラフトは「コク・旨み」がライトなアメリカンラガーテイストを目指していると思われるので、この6点は大正解だと思います。逆にこれが高得点だと目指すイメージと乖離するので、良くなかったり美味しくないという考え方になります。

8銘柄すべてを1つのレーダーチャートにすると見にくかったので前後半で4銘柄ずつに分けて、特長を比較しやすくしました。まずは前半の4銘柄(キリン一番搾り(新)、アサヒスーパードライ、サッポロ黒ラベル、サントリープレミアムモルツ)からどうぞ。

キリン一番搾り(新)が一番こじんまりと小さくまとまってますが、これはビールに馴染みのない若者向けにも配慮してリニューアルしたのであれば、しっかりとその特長が狙い通りに表れていて良いと思います。バランス良く小さいというのは、クセが無くて旨みを程よく感じられて飲みやすい、ということです。

チャートの形で見ると特長が分かりやすくて、スーパードライとプレミアムモルツは対極な形をしていますので、スパッといくスーパードライと贅沢感を演出するプレモルとで違いがあるのが、ちゃんと視覚的に分かります。

後半の4銘柄(オリオン ザ・ドラフト、サッポロラガービール(赤星)、サッポロヱビスビール、キリンラガービール)がこちらです。

オリオン ザ・ドラフトは他とは明らかに違う形状をしています。スッキリとゴクゴクいきたい時には、この形ですね。他3銘柄は似たような形状ですが、それぞれの特長で出たり引っ込んだりしてるので面白いです。お料理に合いそうな定番ビールを使い分けられたら最高ですね。

普段はどれも似たように見える定番ビールですが、こういう違いがあるのが分かると、飲食店でその銘柄が選ばれている理由とかも推し量ることができそうです。これもまたビールの楽しみ方の一つではないでしょうか。

今、片手に持っているビールを少し眺めて、その内に秘める味わいをぜひ想像してみてください。何度か繰り返すと、このレーダーチャートが見えるようになってくるのかも…しれません。

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