神田ぶらり(95)消滅横丁
神田をぶらついてこのシリーズを書き始めたころ、いまはもう埋め立てられて存在しない「竜閑川」の痕跡を追ったことがあります。
こちらがその模様→神田ぶらり(9)川のない橋
その時に発見したのが、JRの鉄橋ガード下の狭苦しい横丁にたくさんの小さな飲み屋がひしめく、こちら通称・今川小路→【詳細はこちら】

竜閑川が埋め立てられた後のどさくさにでも建て込んだのでしょうか、魔窟というか裏町というか、神田でも他にあまり見られない独特の雰囲気がある一角でした。
ところが先日、ここを通りかかると、あれ、こんなことに。

なんとしたことか、ガード下が綺麗さっぱりとしています。
あれだけひしめいていた飲み屋群が、跡形もありません。
じつはこのガードのある高架線、作られたのは大正から昭和初期と古いせいか、ここ数年で耐震補強工事が行なわれているのです。
ここよりさらに神田駅寄りの高架下商店街では、これを機に閉店したり休業したりする飲食店がけっこうありました。
そうか、その波が、このガード下の横丁にも押し寄せたんですね。
どうやら撤去が行なわれたのは、私が入院して神田を留守にしていた期間のようです。
いまのところ横丁の跡地は資材置き場かなにかに使われているようですが、さてその後はどうなるんでしょうか?

↑ 反対側から見てもやっぱりさっぱり。
ちょっと寂しい気もしますが、まあ仕方ないんでしょうね。

