神田ぶらり(66)たたずむ人影
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前回も書きましたが、神田の道端は油断できないゾーンです。何が潜んでいるかわかりません。
たとえば、こちらは須田町交差点近くの歩道際にたたずむ女性。

夜、それと知らないで通りかかったらビックリするかもしれないほどリアルな娘のブロンズ像です。
しかし植え込みの中にいるせいか、あまり道行く人の意識には引っかからない感じですね。そのせいか、ちょっと寂しげでもあります。

前回の「トに点々の方」と違い、ちゃんとした彫刻作品です。
タイトルは「華ごろも」作者は「田中昭」という銘がついています。
作者について調べてみると、ネット上にもいくつかプロフィールが見つかりました。簡単にまとめると「昭和4年富山県氷見市生まれ。昭和25年金沢美術工芸専門学校彫刻科卒。畝村直久に師事。昭和24年日展初入選。40年、41年に特選。57年会員証。62年に内閣総理大臣賞を受賞」
こうした女性像で定評のある彫刻家だそうです。
じつは、神田にはこの「華ごろも」と至近の場所に、もうひとつ田中昭作品があります。
JR神田駅東口を出てすぐのガード下にあるこちらです。

こちらのタイトルは「健やかに」
いやしかし、駅改装工事中なので仕方ないといえば仕方ないんでしょうが、この環境はいくら何でも(笑)

毎日神田駅を乗降している人々も、大半は見過ごしているのではないでしょうか。そう思って見ると、こちらの子どもたちも、ちょっと寂しそうに見えたりしますね。
田中昭の作品は、けっこう日本中にあるようで、この「健やかに」も同じテーマのものが金沢などにもあるらしいです。
あなたの住む町にも、田中昭の彫刻があったりするかもしれませんよ。
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