プロ野球拡大計画(12)

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ペナントレースのマンネリ化に警鐘を鳴らす意味で作り始めた(そうだったのか)この計画も、いよいよこれで最終回にしようと思うのだが、じつはここに一つ落とし穴があった。

よく考えたら、2部下位球団のシーズン終盤でのモチベーション低下が起こりそうなことに気づいたのだ。  そう、両リーグ各10球団でのレースとなれば、序盤で負けが込んでしまった球団にとって、「ライジング・シリーズ」進出への資格となる3位は、はるかに遠くなってしまう。そうそういつもうまい具合に混戦にはなってくれないだろうからね。

下位球団に緊張感を維持せるには……ここで、先に2部球団設置で、選に漏れた地方の出番となる。そうだ、3部にあたる、さらに下位のリーグを作ればいいのだ。そことの入れ替え戦を設ければ、下位の緊張感は維持されるだろう。

設置基準を2部よりも低くすれば、涙を呑んだ、和歌山、青森、山口などにも球団を置ける。もちろんそれだけでは終わらず、そこで頑張れば2部昇格、そしてその先には1部昇格への道も開けているわけだから、いっそう野球熱がたかまろうというものだ。

まあそれは2部がうまく運営されてからだから、かなり先の話になるだろうがね。

さて、長らく続けてきたこのシリーズだが、最後に、ひとつだけ重要な点を。

今回の計画では、あえて球団名はチーム名だけにして書いた。親会社の名称は避けたのだ(そこまで考えられん)。ただし、そのことを否定しているわけではない。

これまで日本でプロ野球が存続してきたのは、球団を所有、経営してきた親会社の存在は無視できない。新聞社、鉄道会社、食肉加工会社、飲料メーカー、スーパー、IT企業などなど。

彼らなくして、日本プロ野球は存続しえなかった。

なので、親会社の広告塔としてのプロ野球球団は、アリだと思う。今まで通り、読売ジャイアンツであり、阪神タイガーズであり、西武ライオンズであり、ソフトバンク・ホークスであればよい。新設球団も親会社があるんなら、堂々と社名を球団名に冠すればよいと思う。たとえばだよ、京都京セラ・ロイヤルズとか、岡山天満屋サンシャインとか、鹿児島白くまボルケーノとかさ(笑)

もちろん現在定められている、球団所有への無意味に高いハードルは、廃していただこう。1部昇格へは、たとえば運営会社の資本金であるとか、運営資金の確保とか、経営健全化を保証する企業体とか言ったハードルを新たに設ければ、充分だ。そして、2部の20球団ではそのハードルをいくらか低くしたらいいだろう。とにかく球団数を増やすのが最優先と考えていただきたい。できないことではないでしょ?

最後の最後に、ここだけは譲れない点を語って、終わりにしよう。

フランチャイズ(本拠地)の移動は絶対に認めない。

これだけは、絶対にやってはいけない。親会社が変わろうが、運営会社が移転しようが、本拠地だけはここで定めた場所から、絶対に動かせないことにする。そしてそれは、今の12球団にも死守していただきたい。

かつて自分の応援していた球団が消滅した経験を持つ私は、この点だけは絶対に認めないぞ。

長らく妄想計画におつきあいいただき、ありがとうございました。また、次の妄想でお会いしましょう。

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