次の世代に手渡すなら、あなたならどの映画?『14歳からの映画ガイド』:フェア本の紹介
ひとひら books『新たなまなざしが芽生える一冊』フェアの選書本をしていきます!
まずは書籍情報を
[14歳の世渡り術] シリーズ
最新の話題作から往年の名作まで……監督・脚本家・声優・作家・科学者・精神科医など、多様な分野で活躍する25名からの映画案内。
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店主のおすすめポイント
「14歳のあなたに手渡すならどんな映画が良いだろう?」
こちら河出書房新社の「14歳の世渡り術」という中高生向けシリーズの本ですが、映画に詳しくない大人の方にぜひもおすすめしたい。
中高生に向けて書かれているため、難解だったりハイコンテクストなところがなく、筆者それぞれの主観や思い出から語られる作品に自然と興味がそそられます。
動画のサブスクで膨大な映画を見ることが出来る昨今において、何を観るか迷ったときの優しい道しるべとして最適な一冊です。
本書の構成としては様々な職業の25人のプロが選んだ次世代に伝えたい映画がぎゅっと凝縮されています。
筆者それぞれ特に伝えたい作品ひとつと、更に観てほしい三つの、一人合計四作品をピックアップしていて、この本全体で100本の映画が紹介されています。

個人的には以下のふたつのエピソードが印象に残っています。
ひとり目はスタジオジブリ代表取締役プロデューサーの鈴木敏夫さんが紹介している『リトル・ロマンス』。映画において”子供の味方”である老人のジュリアスの立ち位置や、筆者の実体験を通して語る10代に向けてのエールがぐっときました。
ふたり目はデザイナーの東佳苗さんが紹介している『モキシー 私たちのムーブメント』。映画のあらすじを丁寧に紹介しながら、若者が抱く等身大の感情に対して寄り添った文章に読んでいて胸が熱くなりました(私自身は若くも女性でもない良い歳のおっさんなのに!)。年齢性別関係なくぜひ読んでほしいです。
他の23人のエピソードはぜひその手に取って確かめてみてください。
子供へのプレゼントにするのも良し、名作への入門書として本棚に置いておくのも良し。14歳の自分なら...と想像するのも楽しい。多面的な面白さがある映画ガイド、とてもおすすめです!
