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AI時代にこそ自分の記録を残す意味がある

AIに相談する時間が、生活の中で増えてきました。仕事の進め方、旅行先、文章の方向、お金の考え方まで、聞けばすぐに返ってきます。便利すぎますね。ちょっとしたことなら、検索するより先にAIへ聞く人も増えていると思います。

人生の相談で答えの質を分けるのは、AIの頭のよさに加えて、自分についての材料です。何が好きで、何が苦手で、どんな場面で疲れやすくて、どんなことなら自然に続いたのかといった細かい情報を渡せるほど、答えは自分に合ったものへ近づきます。

そこで役に立つのが、日記やメモやライフログ、ジャーナリングです。過去の自分を毎回説明し直すかわりに、記録をもとに相談できるようできることが、LLM wikiの大きな価値です。


やりたいことは過去の自分がもう書いている

やりたいことのヒントは、過去の記録に残っています。なんとなく気になって調べたこと、何度も話題にしていたこと、時間を忘れて考えていたこと。人から見れば小さいことでも、自分の中で何度も気になっていたものです。

小さな不満も大事です。これは嫌だな、もっとこうだったらいいのに、なぜこうなっているんだろう。そういう違和感は、自分の関心の裏返しになっていることがあります。私も日記を見ていて、楽しかったことより不満のほうが自分のテーマを教えてくれる場面があります。

AIに過去の記録を読ませると、点が線になっていきます。この話題は何度も出ている、この違和感は形を変えて続いている、この活動は他人からの評価がなくても続いている、などと説明されると、ただの気まぐれと、長く続いている関心のちがいが見えてきます。

やりたいことは、過去の自分が少しずつ書き残しているものです。本人は忘れてしまっても、記録は残っていきます。

強みは繰り返し自然にやっていたことから見つかる

自分の強みは、日々の行動の中にすでに表れていることが多いです。自分では普通だと思っていたこと、特にがんばったつもりもなく続いていたこと、頼まれていないのに気づくと工夫していたこと。そういう何気ないくり返しの中に、その人らしさがにじみでます。

自然にできることほど、自分では強みとして見えにくいものです。そんなの誰でもできるでしょ、と思ってしまう。でも、その誰でもできるでしょが、意外と誰にでもできるわけではありません。

LLM wikiは、この見落としを拾うのに向いています。日記やメモをまとめて見ると、自分がくり返しやっている行動が見えてきます。どんな場面で力を発揮しやすいのか、どんな作業なら無理なく続くのか、どんな役割を自然に引き受けているのかが見えるようになります。

主観的不労とは、自分にとっては苦労に感じず自然にできるのに、他人にとっては価値のある働きになっていることです。自分にとってはあまり苦ではなく、むしろ自然にやってしまうことでも、ほかの人にとってはしっかり労力がかかることがあります。過去の記録を見返すと、そうした行動を何度もくり返していることに気づきやすくなります。

仕事や暮らしの相談は自分の記録を読ませてから

AIに相談するとき、毎回自分の前提を説明するのはけっこう大変です。自分の記録があると、この手間がかなり減ります。仕事を考えるときも、転職や独立を考えるときも、移住やFIREを考えるときも、人間関係やお金の使い方を考えるときも、大事なのは自分に合うかどうかです。

過去の記録には、自分の反応が残っています。この場所は落ち着いた、この働き方は楽だった、この人間関係は負担が少なかった、この出費は満足感が高かった。ここは疲れた、この進め方は合わなかった、この予定の詰め方はきつかった。こうした記録をAIに渡すと、相談の中身がぐっと自分寄りになります。

例えば移住を考えるなら、気候、道の広さ、交通、混雑、買い物、病院、近所づきあいなど、見る点はたくさんあります。そこで過去の自分が何に快適さを感じ、何にストレスを感じていたかが残っていると、候補地の見方が変わります。

AIに相談する前に、自分の記録を読ませることは、かなり意味のあるひと手間です。

まとめ

日記やメモは、過去をなつかしむためだけのものではなく、AIに渡すことで未来の選択に使える材料になります。

やりたいことは、過去の小さなワクワクや不満に表れ、強みは、くり返し自然にやっていたことから見つかります。仕事、移住、人間関係、お金の相談などでは、自分の記録があるほど、AIの答えが自分にあったものになります。

人間は、大事なことも、ささいなことも、思った以上に忘れてしまいます。だからこそ、自分の記録を残しておく価値があります。LLM wikiは、過去の自分を未来の自分の相談に参加させるための仕組みです。日記やジャーナリングを、AIでいつでも使える状態にしておくことが、これからますます大事になっていくと思います。


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