春は命の息吹を感じる季節
( #ショートショート 本文:670文字)
春になるといろんな生き物が地上に出てくる。命の息吹を感じる季節だ。
「ホーホケキョ」と鳴くウグイス、メジロやエナガなどの鳥たち。太陽に向かって飛ぶてんとう虫やモンシロチョウ、アゲハチョウなどの虫たち。リス、シカ、イノシシ、カエル、タヌキ、トカゲなどの動物たち。
話は突然変わるが、友人から、春の手紙が来た。何でこの時代に手紙なんだと思いつつも、内容が面白いので気に入っている。
『おはよう。元気? 私は元気だよ。ねえ、聞いてよ。春になったでしょ。いろんな虫が出てくるやん? 私が虫嫌いなの知ってるよね』
ああ、またこいつの手紙はリアルタイムな書き方やな。
『この前、トイレで泣いた話、したっけ?』
知らん。聞いてない。
『久しぶりにトイレに行ったら、座ったとたん、泣きたくなった。助けて。早く来て』
それを手紙に書いてどうする。急用は電報の方が早いぞ。あ、いや、LINEか電話やな。その前に、あんたはたまにしかトイレに行かんのか。
『それでね。トイレの入口付近の床に細長い虫がおってん。思わず泣いた』
そんなことで泣くな。何の虫や。
『ミミズ。これ虫やろ? くねくね気持ち悪い。いややー!』
ミミズは虫とちゃうよ。
『いや、虫や。えーん。助けに来てー』
無視しとこ。虫だけに。
『見えなくなるまで待ってトイレから出た。いくら春でも虫は出てきてほしない。なあ、そう思わん?』
はいはい。そうやな。
それにしても、こいつの字はミミズみたいにクネクネしてるけど、自分の字は気持ち悪くないんやろか。
あと、トイレにミミズが出てくる家は引っ越した方がいいと思う。


はれるや( ´ ▽ ` )ノ。です。
こちらの企画に参加します。
山根あきらさん、いつもありがとうございます。
よろしくお願いします。
主宰: #山根あきらさん
企画: #青ブラ文学部
お題: #トイレで泣いた春
虫嫌いのLisaさんの友達にインスピレーションを得て書きました。気に入ってくれるかな。
では、今日はこのへんで。
はれるや( ´ ▽ ` )ノ。

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