ボカロPとしての活動②
前回記事
趣味でやっているボカロPとしての活動紹介、其の2。
前回は初代ボーカロイド(巡音ルカ)とiPadの音楽アプリでボカロ曲を作った段階まで紹介した。今回はボーカロイドV4Xの購入とともに、付属されているDAW(Studio One 2)でボカロ曲を作る段階を紹介する。すなわち現段階の話。
巡音ルカV4XとStudio One 2
2015年、私は巡音ルカV4Xを購入した。ボーカロイドで初のV4Xが愛するルカ姉で歓喜し、販売後まもなく買ったのを覚えている。
V4Xは歌声に色々なバリエーションが増え、大幅にパワーアップした。しかしながら私は初心者であり、ボーカロイドの調教(歌声の調整)も全然できない。私としてはDAWのみで制作できるようになった事が最大のメリットだった。
初めてV4Xで投稿したのは1980年代のグループ「SHI-SHONEN」のカバーで、恥ずかしながら拙い手書きイラストを添えた。
この頃から、自分が作る曲のクオリティーに天井を感じるようになった。
初心者がマウスをポチポチさせて作る曲なんて、所詮この程度か、と。
例えボーカロイドが大幅にパワーアップしたところで、自分はもともと使いこなせない。買い替えた結果、かえってそれを顕著に痛感する事になった。
私は皮肉なことに、V4Xを買ってしばらくすると作曲活動から離れていった。
久しぶりに投稿したのは10周年記念の曲
ボカロPを離れていた私は、2022年にふと「10周年だ」と思い立ち、以下の曲をリリースした。
何のことはない。デビュー曲のリメイクだ。
普段は使わないKORG MS2000BをMIDIで演奏し、イラレでイラストを書き、After Effectsで動画を作った。自分なりに頑張って作り、久しぶりにAfter Effectsで動画を作るワクワク感が蘇った(私はCG系の専門学校に通っていた)。このテンションをキッカケに、ボカロPとしての活動再開ができれば、という願望もあった。
しかし、楽曲も動画も改めて観ると微妙な出来だ。
何だか不発に終わった感があり、このままではアカンと思った。
piaproで歌詞の募集
piaproそのものは2014年から使っていた。使い始めて間もない頃に、歌詞の募集もしてみた。未完成の曲であるにもかかわらず、応募が1つあった(現在、歌詞は閲覧不可)。
何だか恥ずかしかったものの、曲のイメージに合う歌詞をつけてもらえて嬉しかった。が、結局のところ完成させることができずに歌詞はお蔵入りとなってしまった。せっかく応募してもらえたのに、と後悔したものだ。
2023年、私はpiaproで8年ぶりにオリジナル曲(インストと仮歌)を投稿し、歌詞を募集した。
ありがたいことに詩の応募があったので、今回はきちんと歌を乗せて投稿した。
さらにありがたいことに、作詞してくださった方は、動画も作ってくださったのである。
自分の曲が他人の手に委ねられる感じ。これがコラボか、と新鮮な感動を覚えた。
以来、曲を作ったらまず詩を応募することにした。なかなか応募が来ない場合は、観念して自分で作詞する場合もあるが。詩が多数応募されたり、「素晴らしい曲」とお褒めの言葉をいただいた時は、やはり嬉しかった。そういった事があると、自然と曲を作って投稿したくなってくる。
現在の活動
こうして私は再びボカロPとして積極的に活動するようになり、現在に至る。初めて詩を依頼した曲「ミライフライ」から、オリジナル曲を14曲リリースした。うち12曲が応募された詩を採用している。今作っている曲も、出来上がったら詩を応募する予定だ。
楽器補足:YAMAHA PLG100-DX
私が使用している楽器に関しては前回説明したが、書きそびれた楽器があったので補足。
音源モジュールのYAMAHA MU100には、拡張プラグインボードという別売りの拡張カードがある。PCと同じく、本体を開けると拡張プラグインボード用のスロットがあるので、そこに差し込む。私が使用しているのは、PLG100-DXというプラグインボードである。
これを差し込むと、YAMAHAのDX7というシンセサイザーの音色を追加できる。
YAMAHA DX7は1983年に初のデジタルシンセサイザーとして販売され、FM音源という革新的なサウンドをもたらした。瞬く間に1980年代の音楽シーンを席巻し、世界中で大ヒットした名機である。
Dominoの音色リストは、デフォルトのものしか入っておらず、拡張プラグインボードの音色を出せなかった。私は何とかできないかと考え、Moduleというフォルダの中にあるxmlファイルが音色リストだと知った。

ファイルを開いてみると、膨大な量のMIDI情報が記載されていたが、その中で音色リストがあった。私はPLG 100-DXの取説に記載されていた音色ごとのバンク番号と音色リストを見ながら、1つ1つxmlファイルに手書きで書き足していったのである。

こうしてDomino音色リストに、私が書き足したPLG DX-100が追加された。

このPLG 100-DXをフル活用して作ったのが以下の曲である。
まとめ
以上が私のボカロPとしての活動紹介である。音楽知識やDTM知識がなくてもボカロPとして、そこそこ活動できることがお分かりいただければ幸いである。ただ、改めて思い返すと、PCや周辺機器、MIDIに関する知識はそこそこ必要かも知れない。
いい機会だからガンガン曲宣伝をしたいところではあるが、とりあえずここではピアプロ運営から「おすすめ曲」としてレコメンドされた2曲をピックアップする。
あとはピアプロとニコニコ動画のリンクを貼って、この記事を締めくくるとしよう。
よろしくイイネ!
