何だかすごいフェスに参戦した②
前回記事
新宿ロフトにて『さるハゲロックフェス』に参戦中。
17:40より、元『たま』(?)の知久寿焼が演奏。
相変わらず、人として稀に見る個性、そして歌唱力と演奏力がそれをブーストしていた。何という独自性あふれるステージ。アコギのようだが別の楽器にも見えるモノを彈き、ブルースハープを吹き鳴らす。クライマックスでは女性ダンサーも登場。アコースティックならではの、魂のこもったパフォーマンスにくぎ付けだった。
お次の『サイモンガー・モバイル』はダンス☆マン直系とも言うべきディスコミュージック。私は思わず身を乗り出して踊りまくった。
本当に、ビールを飲みながらしっかり踊れて、満足度上乗せ。
素晴らしい祭りだ。しかし恐ろしいことに、まだ全然序盤。とりあえず私は竹中直人を観れたら退散するつもりだが、この流れであれば想定外の長居もあり得るか?
続く『恥御殿』は、ミュージカル『CAT』そのままという感じの猫女集団。派手な見た目だったが、ボーカル?リーダー?の白猫は既に観客席で見かけていた。あの派手な衣装、そして抜群のプロポーションは、演者だろうと踏んでいたのだ。
とりあえず今回のフェスのメインテーマである(?)ダンシング・クイーンを観たら満足。
サンドーシャンというグループは、ズバリインド映画の踊り。私のイメージではとにかく首をクネクネさせるイメージが強かったが、実際にはクライマックスでやったのみだった。
それよりも目を奪われたのは、ドラマチックな表情の豊かさ。女性グループの中に1人、センターとも言うべき男性ダンサー。ここぞというタイミングで吉川晃司の如くハイキックをかまし、終始ソウルフルな笑顔を絶やさなかった。なるほど、この果てしなく突き抜けるポジティブハイテンションこそがインド映画のダンスの真髄と見つけたり。
ザ・スリーメンというサンボマスターチックなノリのバンドを聴きながら、生ビールとからあげを貪る。
思いのほか、新宿ロフトのからあげが美味い。ロフトはもともと飯に力を入れているのか、今回のフェスに際してしりあがり寿が飯にも力を入れたのか。オープニングの挨拶では、荻窪の食堂を呼んだとの事なので、からあげもその食堂のスタッフが作っているのかも知れない。
ビールもからあげも美味い。さらに満足度上乗せ。
パスカルズというバンドは何とかラストに間に合った。
知久寿焼に加えて、元たまの『裸の大将(石川浩司)』がいた。なるほど、このバンドはたまの継承者的なポジションではないかと思った。
そして演奏が終わり、客がハケ始めた。サブステージでは別のアーティストがすぐに開始。私はとりあえずトイレに行って用を足し、ステージの様子を見た。次のアーティストまで時間があったし、別ステージでは他のアーティストが始まったと思われる。が、既にステージ前方で地蔵もとい待機する観客がいた。私はバーでビールを買い、迷うことなく待機客の最後列に陣取った。そう、次のアクトは竹中直人&ワタナベイビー。私の中で、とりあえず本日のメインである。
結論から言うと、竹中直人&ワタナベイビーは控えめに言って最高だった。竹中直人はもとより芸達者な人であり、歌手としても実力派であることは知っていた。
登場した彼は黒い衣装にグラサン姿で、映画「マトリックス」のモーフィアスを思わせた。
そして楽曲はモロに清志郎路線。ご本人も「清志郎が作ってくれた曲です」と紹介していた。
情感込めて清志郎の世界を歌い上げる、モーフィアス竹中。
私はただただ見入り、聴き入るしか無かった。
私はそのステージを観終えて、完全に満足した。色々といいモノ観れたし、思い切り踊れた。ライブに関してはもはやお腹いっぱい何の未練もないので、そのまま新宿ロフトをハケた。
感想:すごい濃かった。
次から次へと個性的なアーティストが出てきて、フェスと言うより宴だった。16時~32時なので、私が退散した21時という時間は前半である。
信じがたいが、恐らくはその後さらに濃い時間が訪れるのだろう。ロキソニンより精力剤が必要なのではなかろうか。
しりあがり寿が挨拶で「HPが0になるまで帰らせない」と言っていたが、そういう意味では地獄というか狂気の沙汰だ。
そんなところも含め、演者および観客の雰囲気も含め、改めてフェス全体がしりあがり寿のマンガそのものだと思った。
まったくもって、強烈な人である。
ちなみに私は酒の方は飲み足りなかったので、カラオケバーと(行くまいと決めていた)ガールズバーをハシゴし、終電を一駅乗り越して冬空の下を歩いて帰ったのだった。
