「母の愛が重い」と感じてはいけないの?
ずっと「愛を受け取れないあなたの問題」といわれてきました。でもそれは本当に”愛”だったのでしょうか。「愛かどうかはもらう方が決める」自分を取り戻すために、この言葉から始めてみませんか。
「愛かどうかは受け取った側が判断する」いい言葉だ。「受け取れないあなたの問題」とかずいぶん言われたな。 https://t.co/F0MReqHQAp
— ホモルーデンス (@homoludens496) May 21, 2025
信田さよ子さんの言葉は、この動画に出てきます。
愛情かどうかはもらう方が決める
以下、大竹はホスト役の大竹まことさん、信田は信田さよ子さん、小島は小島慶子さんのことです。動画を見ながらメモしたので間違いがあるかもしれません。正確なところは動画で確認してください。
大竹「それって、母親の愛情が“過多”だったってことですか?」
この言葉に、思わず苦笑してしまいました。年配の男性が言いがちな質問。優しさなのか無知なのか。
信田「愛情に過多も過小もないです。愛情過多というのは母親を庇う言葉ですね。」
バッサリ🙌
小島「(愛情過多は)母がした、自分にとってしんどかったことは愛が深すぎたんだよね、みたいな言い方ですよね」
信田「それはお母さんを庇う言葉で、それは受けた方が決めることです。子どもが苦しいようなことは愛ではない。愛かどうかは与える方が決めるんじゃなくて、もらう方が決めるんじゃないの」
聞いた瞬間、心の奥の子どもがキャッキャと跳ねて喜びました。ずっとこの言葉を待っていました。3万年くらい待っていたかもしれない。
「愛を受け取れないあなたの問題」とあちこちで言われました。でも違った。やっとスカッとしました🎉㊗️
私のX(旧Twitter)は地味なアカウントですが、この言葉を投稿したとき、9000以上の「いいね!」がつきました。みんな、同じように言葉にならないモヤモヤを抱えていたんですね。

なぜ母と子は共依存になりやすいのか
信田「女性にとって思い通りになる対象が少ないってことじゃないですか。やっぱり社会的達成の道が少ない。」
ああ、ここにも構造の問題があるんだ、と膝を打ちました。
特に私たち40~50代が子どもだったころ、母親は家庭に縛られているのが当たり前でした。社会とのつながりが制限され、「母としての役割」に全力を傾けざるを得なかった。子育てに全力投球せざるを得ない構造が、母と子の距離を過剰に近づけ、依存や支配を生みやすくしたのです。
信田「子どもが優秀に育っていい大学に行って素晴らしい仕事に就くのが自分の成果になる。そういう風に子どもを仕立てたいという支配欲求が出てくる。外から見たら愛情だけど、子どもには非常に苦しい支配のことを、愛情という名の支配という共依存と呼びます」
信田さんの特徴は、構造の問題に言及することです。つまり、「過干渉するひどい母親!」で終わらせず、そのような子育てをしてきた女性はどういう状況におかれているか、というところまで見ているのがいい。
信田さんは、中国、韓国にも共通の問題があると言っています。東アジアには制度としての男尊女卑があると。
親子関係のことでカウンセリングを受けに来る母親もいますが、ほぼ望み薄だそうです。いわく、「自分が子どもに酷いことをしたと母親が認めるのは、ものすごく難しいこと」と。
娘として、すごくよくわかります。私の母も何かと目を逸らします。とうとう、分かり合うことはなかった。私はもう、母にわかってもらうことを人生の目的にはしません。母を赦さないままでも、幸せになれるとわかったので。
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